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H.A.Bノメルマガみたいなもの『室内室外 大竹昭子短文集』(カタリココ文庫)

お世話になっております。H.A.Bookstoreの松井です。
BCCにて失礼致します。またまた新刊のご案内で連絡いたしました。

7月中旬刊行予定。『室内室外 大竹昭子短文集』(大竹昭子、カタリココ文庫)のご案内です。
文筆家・大竹昭子さん取材のトーク朗読イベント「カタリココ」から生まれた小さな文庫シリーズ。
第一弾『高野文子 「私」のバラけ方』(聞き手:大竹昭子)*完売・重版予定なし、が大好評でしたが、縁あって、第二弾からHABが流通のお手伝いをすることになりました。
当面は、取次流通はなく、直取引のみのお取り扱いとなります。

また、最近新刊が続いておりますが、6月刊行の『海響一号 大恋愛』『気になってるん!02はしもとみおさん』は両方とも搬入され、出荷開始しております。

(ご注文)
web注文フォームから→
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdALlZdy0lMvPtuIC_XTROrr0nCaSnD0sXA5mR3D47DU7eIlg/viewform#start=embed

下記に詳細記載しています。ご検討いただけますと幸いです。

ーーーーー以下ご案内ーーーーー

室内室外 しつないしつがい_H1

タイトル『室内室外 大竹昭子短文集』
発行:カタリココ
文庫サイズ 80ページ 並製
価格 900円+税
ISBN なし

発送予定日:2020年7月13日(月)予定

【販売条件】
買切:70%/委託:80%
*直取引のみ。

*大竹昭子さんが、「PAPERSKY」に連載した原稿に改稿を加え再構成。雑誌からも想像される通り全体は街歩きエッセイなのですが、過去の記憶と現在の街並みが絡み合い、自粛の時期に否が応でも考えざるを得なかった室内/室外の境目を行き来するような作品集となっています。

ーーーあとがきよりーーー
二〇二〇年春ほど室内と室外の境界を意識させられたことはなかった。対処法が明らかでない新型のウィルスが室外に飛び交い、感染のリスクから身を守るために室内に留まるよう政府の指示がでた。どこまでが室内でどこからが室外なのか、室外で付着したものが室内に持ち込まれていないか。いや、体表についたものが知らずに体内に取り込まれて自覚のないまま感染しているのではないか。室内と室外の境界を考えはじめると、得体のしれない恐怖に引き込まれていった。
体を意識するようになると、エネルギーの向かう先も自分の内側になる。想像したり、妄想したり、意識の動きを追ったり、記憶をひもといたりという行為が活発化する。室内は英語でインテリアで室外はエクステリアだが、空間だけではなく自分の体内や心の領域をも象徴する言葉であるのを実感した。
もともと室内と室外の違いを気にする傾向は強かった。家にいる自分と外で活動する自分との落差が激しく、若いときはとくにそうで、人に会うことが三日くらいつづくと、だれにも会わずに家に引きこもりたくなる。そのくっきりと二分された感情の姿が謎で、もしかして二重人格ではないかと自分を疑った。
長じてそれぞれの領域に居る自分を観察できるようになると、外の刺激を取り込む「私」と、室内に留まりそれを消化しようとする「私」の双方を循環するエネルギーにより自分が生かされているのを自覚し、ふたつの世界のありようを描写することが自分の表現の基点となっていったのである。
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(カタリココ文庫からのリリース)

<カタリココ文庫>新刊のお知らせ

 昨年、創刊した<カタリココ文庫>はさいわいにも大好評をいただき、個人出版の可能性に大いに期待をもちました。
 本年はそれをさらに充実すべく、「対談シリーズ」に加えて「散文シリーズ」をはじめます。
 「散文シリーズ」の第一弾は、大竹昭子短文集『室内室外 しつない』です。 
 著者大竹昭子は、自作の間取りから物語をつむいだ『間取りと妄想』の著作で知られるように、空間への関心が高く、室内と室外のちがいを幼少のころから意識してきたと言います。
 「室内」とは具体的な空間を指すのみならず、想像や妄想を生み出し、記憶の貯蔵庫を含む存在であり、対する「室外」は体の外にあって自己の内側に絶えず働きかけてくる外界を象徴します。 
 12の短編は身近なエピソードからはじまりますが、どれも小さな謎が埋め込まれていて、ミステリーのような味わいがあります。また、小説かエッセイかという枠組みを超えて別の時空間へと飛躍する手法は、彼女の代表作『図鑑少年』の延長上にあり、読者を架空の「室内」へと誘うでしょう。
 生命エネルギーは「室内」と「室外」の往還により支えられているという認識は、彼女のすべての著作に通底します。外出自粛令が出で、だれもがそのことを意識せざるを得なかった2020年のいま、本書のテーマはより多くの読者にシンパシーをもって受けとめられるものと思います。
 通販で販売しやすいハンディーな良さをもつ<カタリココ文庫>に、ぜひご注目いただければさいわいです。

カタリココ文庫編集部  

著者 大竹昭子
判型 文庫版
ページ数 80ページ
定価 900円(本体価格)
発行所 カタリココ文庫
編集協力 大林えり子(ポポタム)
装幀  横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG)
表紙・挿画 工藤夏海

今後、夏までに以下の2冊を刊行する予定ですので、あわせてお知らせ申し上げます。
◎散文シリーズ
『スナップショットは日記か?--森山大道の写真と日本の日記文学の伝統』大竹昭子著
◎対談シリーズ
『鴻池朋子 絵のうら側に言葉の糸をとおす』聞き手 大竹昭子+堀江敏幸
               
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以上です。

仕入先・販売店舗は後日公開いたします。

H.A.Bからの購入はこちらからどうぞ。


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