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退職金がだめなら年金で受け取れば良いiDeCo

iDeCo改悪というキーワードがトレンドに上がってます。これまでは職場を退職した時に受け取った退職金と、受け取りタイミングを5年あければ退職金控除で税金免除という裏技があったのですが、対策されてしまったようです。でも所詮裏技ですから、いずれはこうなっていたでしょう。

iDeCoはもともと掛け金が全額控除となる節税効果が主な制度。しかし満期で受け取る時に課税されるかもという不安がどうしても拭えません。なのでシミュレーションしてみました。

以前作ったシミュレーションを変更して、iDeCoは66歳から10年かけて年金として受け取ることにしてみました。その後はNISAを年金にあてて100歳までかけて受け取るようにしています。ここで、老齢基礎/厚生年金との合算で158万円まで非課税なので、非課税枠を使い切るためにiDeCo年金を利用するような形です。これまで年金150万円は全額控除できましたが、iDeCo/NISA年金が月に22.5万円加わることで172.5万円となり、158万円を超えた14.5万円に税金がかかるのかなと思ってしまいます。でも、実際には掛け金によって得た利益にのみ課税される(掛け金は自分のお金を返してもらうだけ)上、保険料などは今後も上がり、手取り額150万円は下がっていくと予想されるのでほぼ非課税となりそうです。

ということで、今回の改悪と言われる変更は、僕のように年金が少ない人の場合、iDeCoを年金として分割して受け取ることで、引き続き年金控除の枠内にほぼ収めることが可能という結論になりました。下の給与所得控除シミュレーション(あくまで独自計算です)にあるように、国民民主党の働きかけで今後は年金控除も10万円程度引き上げられれば、その恩恵も受けることもできるかもしれません。自民党はもう投票しなくてよいですね。

勝手に自民案と国民民主案を比較してみたグラフ

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