馬の散歩
今日は馬が珍しく散歩にいきたいと言っている。
コーチングのときにでも馬を散歩に連れていってあげようか。
馬はジョッキーが働きすぎているから、少し休ませてあげたいそうだ。
いい空気でも吸いなよと言う
私の馬は優しい。
ジョッキーが働きすぎているときも、馬はそっと眺めている。
そういうときもあるよねと馬は言う。
馬がここじゃなきゃって言うときもあるし、
ジョッキーもここじゃなきゃって場面もある
だから気持ちがわかる
こうやって創作しながら
ジョッキーと馬は対話している
対話して私たちは人馬一体となる
暴れ馬でもあり、暴れジョッキー
人も馬も極を見るのが好き
昔は短距離で極を見ようとしていたけど
今は毎日一歩一歩進んでいかないと
到達しない極へ、悠々と急いでいる
人馬一体となってギアがね、変わってるんだ
もっと小回りがきいてたはずなのに
大きくゆっくり回り始めている
ギアが大きくなるとチカラは大きくなる
カラダが拡張している
一歩が小さい時よりも多い。進む
でもその分、転ぶと傷も大きい
みんなの不安な気持ちもわかる
ジョッキーが働きすぎるのもきっとのせい
身体がまだあんまり慣れていない
馬がもっと僕たちを走らせたらいいんじゃない?と言う。
僕たち?とジョッキーは言う。
キミはたくさんの馬がいるよと言う。
私たちだけが走ってるわけではない。
確かになぁと思う。