【3歳の頃(前半)】自閉症と重度知的障害をもつタケルの幼少期

【はじめに】
今回の動画は、自閉症と重度知的障害をもつタケルが3歳0ヶ月〜3歳5ヶ月までのものです。

私(タケル母)の記憶があやふやなので、保育園の連絡ノートを振り返りながら、当時のタケルができたこと、まだ挑戦中なこと、私が感じていたこと、そして、保育園での様子をご紹介します。


【3歳0ヵ月】
当時から追いかけっこが大好き。

とは言え、まだ人を追いかける事はなく、タケルは追いかけられる専門。

同世代のお友達と遊ぶ事はそんなにありませんが、親や保育園の先生となら、こんなふうに楽しく遊べていました。

【3歳1ヵ月】
この頃から、言葉が少しずつ出るようになってきました。

タケルの数字月はすでに始まっていて、1から20までを英語で言うことができるようになった時期です。

同時に、10から0までのカウントダウンもすぐに習得。

また、大人の言っていることをだいぶ理解するようになり、保育園の先生からも、「最近、意思の疎通が取れるようになってきました!」と言ってもらい、とてもうれしかったです。

少しずつ人に興味を持ち始めたのもこの時期で、園では先生や他のお友達がやっているダンスを見て、真似して踊ることもありました。

保育園でお友達が泣いていると、近くに来てじーっと見ていたそうです。

そして、YouTubeのおかげで耳、目、鼻、口、手、足、足の指、足といった体の部分も出てくるようになったのです。

Where is your hand? と聞くと、ちゃんと手を触るのです。


【3歳2ヵ月】
この頃はタケルの嫌々期と0歳児の弟のお世話で忙しいママへの甘えたい気持ちが混じり、よく癇癪を起こしていました。

幸い、保育園で他のお友達を噛んだり叩いたり…と言う事はありませんでしたが、家では親を噛んだりものを投げたりと大変な時期でした。

なので、この日はタケルとママと2人だけでディズニーランドへ。

いい子でいてくれるか心配でしたが、杞憂でした。

タケルはトムソーヤ島とスイスファミリーのツリーハウスをとっても気に入り、この2つだけで大半の時間を費やしました。

逆に言うと、アトラクションはそれほど…と言う反応でした。

そして、パレードでは終始静かに座っていられ、人生初のパレードをじーっと見ていました。タケルがこんなにいい子でいられるなんて…と、ママは感動の連続でした。


【3歳3ヵ月】
タケルが初めて歌ったのがこれくらいの時期です。

タケルがまだ1〜2歳の頃、「タケルの歌を聞ける日が来るのだろうか…」と心配していましたが、その日がやってきてくれたのです!

小学生になった今では、毎日大声で好きな歌を熱唱しています(笑)

ちなみに今歌っているのは、ミッキーマウスクラブハウスに出てくる歌です。

好きなアニメや動画を見るときのタケルの集中力は凄まじく、1歳の頃から、1時間程度はずっと集中して見ています。


【3歳4ヵ月】
まだ1人ではブランコに乗りたがらないタケル。

でも、このおむつ型のブランコはとっても気に入り、「はじめての1人ブランコ」デビュー記念日です。

おろしてもおろしても載っていました(笑)

そしていよいよ、普通のブランコにも1人で乗れるように!

6歳になった今でも1人で漕ぐことはできませんが、ブランコは常に、タケルが好きな遊具不動の1位です。

1時間以上乗り続けることもあるほどです。

自転車はそんなに興味を示しませんでした。

地面を蹴りながらハンドルを操作すると言う、1度に2つ以上のことをやるのはまだ難しかったみたいです。


【3歳5ヵ月】
この頃はまだタケルのパニックがひどく、日によっては1時間以上泣き続ける時もありました。

何をやっても泣き止まないので困り果てていたのですが、よくよく考えてみると、私が弟ばかり抱っこしていたり、タケルのそばにおらず、しばらくするとパニックを起こすことが判明。

それ以降、「タケルを抱っこしよう大作戦」を決行し、タケルにたくさん向き合っていっぱいスキンシップを取ったら、ニコニコでご機嫌タケルが戻ってきてくれました。

パニックを起こしている最中、なかなか気持ちを理解してもらえず、タケルはとても辛そうでした。

もっと早くに気づいてあげていれば…と母は反省です。

タケル3歳(後半)に続く。

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