63. 沖縄県恩納村で見られたまるで小宇宙のような貴重なサンゴの産卵シーン

みなさんこんにちは。


今回は以前書いた記事で出てきた沖縄県恩納村で見られた奇跡のような光景について書いていきたいと思います。

記事の最後には、素敵な動画も載せてありますので、是非ご覧になってくださいね。


小宇宙のような貴重なサンゴの産卵シーン

2021年5月、沖縄県恩納村で環境保全活動「ソフトバンク 恩納村 未来とサンゴプロジェクト」の舞台として、サンゴ産卵シーンのライブ配信が行われました。

サンゴの産卵に立ち会うのはとても難しいらしく、沖縄では5月から6月にかけて、満月や大潮の18時から23時頃に一斉に散乱するそうですが、そのタイミングは誰にも分からないということです。

このライブ配信では、5月26日から5月28日までの3日間、ライブ配信を実施する準備が行われました。

産卵が行われそうか、実際にサンゴの様子をチェックしたり、撮影に使う水中ドローンを準備したり、産卵の開始に向けて船上で待機する必要があります。 そして、水中の映像をチェックしながら産卵を待ちます。

5月26日の初日は産卵が訪れなかったようですが、来たる5月27日に待ちに待った瞬間が来ました!

真っ暗な海の中で、無数の星が瞬くように、サンゴのピンクのバンドル(卵や精子が入っている球体)が海の中を綺麗に漂っています。

このバンドルは海面に浮上した後に破裂し、違う遺伝子の卵と精子が受精します。

誕生した幼生は着底する場所を探して海を漂います。


そんなサンゴの産卵シーンをライブ配信を企画した株式会社オーシャナ

そんなライブ配信を企画したのは、株式会社オーシャナという会社です。

オーシャナとは、Ocean(海)+α(プラスアルファ)、を合わせた言葉で、oceanαは、これからの海を持続可能に共創していくダイバーと海の総合サイトとのことです。

ocean+αが掲げる3つのキーワード

1. Ocean+SUSTAINABLE

地球の3分の2は海。
海の持続可能性は、これからの地球の未来を左右する。
私たちは「SUSTAINABLE(持続可能性)」への寄与に向けて正直で責任ある情報を提供します。

SDGSにもあるように、綺麗な地球、海を守っていくために、今も楽しみつつ、持続可能であることが必要ですよね。


2. Ocean+DIVER FIRST

オーシャナの主役は海中世界を楽しむ、すべての人達。
オーシャナはそんな人達を「ダイバー」と呼びます。

自分で海に潜って、海を想って行動しているすべての人がダイバーとのことです。

そんな人達のために何かをしたいというのが伝わってきますね。


3. Ocean+LIFESTYLE

海を愛するカルチャーを育て、広げ、進化させたい。
感動、癒し、興奮、未知との遭遇・・・
海と関わることは体験すること。
だからこそダイバーであることは人生が豊かになると信じています。

今回のサンゴの産卵シーンを配信するということも、ダイバーとしてあるために、まずは海の楽しさを自分で体感し、知ることのきっかけとして発案されたのではないかと思います。

そして、自分達がダイバーであるからこそ、知的好奇心とそれをみんなにも知ってもらいたいという意図があるようにも思います。

そんな遊びを学びにできる企業が増えているのも、個人的には嬉しいなと思います。


まとめ

今回は、沖縄県恩納村での小宇宙のようなサンゴの産卵シーンについて調べてみました。

サンゴの動画も見て頂けたと思いますが、こんな小さなバンドルからみなさんが慣れ親しんでいる綺麗なサンゴになるんですよね。

それを思うと、時間をかけて出来上がったものは綺麗で美しいなと思います。

これからも海への関心は尽きないと思いますが、今見ている海がどんな経緯を経て今の綺麗な海ができたのかを考えながら、これからも海を楽しみたいと思います。

サンゴって面白いですね。


それではまたどこかで。

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