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59. 未来の食卓を守るためにできること:MSC認証編
みなさんこんにちは。
前回書いた記事の中で、MSC認証とASC認証というものが出てきました。 実は自分もよく知らないなと思ったので、この「MSC認証」と「ASC認証」について調べてみたいと思います。
今回はMSC認証編です。 どんなものを認証して、どんなところで使われてるんでしょうね?
そもそもMSC認証とは?
MSC認証はMSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)が発行している認証で、厳格な規格に適合した漁業で獲られた持続可能な水産物にのみ認められる証です。 それがMSCラベル、通称「海のエコラベル」です。
MSC漁業認証規格に則りMSC漁業認証を取得し、その漁業で獲られた水産物を、流通から製造、加工、販売に至る全ての過程において「CoC認証」を取得した企業が適切に管理することで、初めて「海のエコラベル」のついた製品が消費者の食卓に並べられるようになります。
MSC認証による商業的メリットとは?
MSC認証を取ることでのメリットは以下があるようです。
・ブランド認知度、ブランドイメージの向上につながる
・販売促進と宣伝の大きなチャンス
・新たな市場の開拓と新たな顧客の獲得につながる
・原料の安定的な調達に繋がる
・CSR(企業の社会的責任)に関する、投資家、従業員、顧客の認識向上
・認証を通じたトレーサビリティの向上、管理体制の改善
・SDGs(持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献できる
一定以上の基準を設けられている認証を取っていることで、食品の安全性や、これからの海の食材が持続可能で共生出来ていけるなら安心して選ぶことができますよね✨
MSC認証の特徴とは?
MSC「海のエコラベル」が付いた製品を選ぶことで、専門的な知識やガイド無しに、持続可能な漁業で獲られた持続可能なシーフードを選ぶことができるので安心ですね。
MSCは国際的に最善と考えられているガイドラインや基準を満たしているため、それがラベルの信頼性に繋がっています。 いくつもの調査研究により、MSCラベルが最も信頼でき、かつ広く普及した持続可能なシーフードの目印であることが示されています。
MSC「海のエコラベル」は、水産資源や環境を幅広く考慮して獲られたことを示すものです。
漁業主体の制度
他の格付けやガイドのプログラムもありますが、それらは様々な水産物に対してというよりも、一般的な格付けを行うもので、専門家が公開情報を検討し、作成していますが、独自の見解も加味されることがあるようです。
一方、MSC漁業認証の審査は特定の漁業に対して行われ、MSCの厳格な規格に照らし合わせて、独立した審査機関によって審査されます。 審査員は、その漁業についての情報をもつ関係者に聞き取りを行い、入手できるすべての情報を考慮したうえで、MSC漁業認証規格に合致するかどうかを判断します。
まとめ
MSCは、世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)に承認された唯一の国際的な水産物ラベリング制度であり、これはFAO(国連食糧農業機関)のガイドラインを満たしていることを証明するものです。
MSC認証が水準の高い審査と運営や制度により、海洋生物への配慮がされている認証ということが今回調べてみて分かりました。
普段見ない海産物のラベルにMSC認証が付いているかちょっと気になりますよね笑 僕も明日スーパーに寄ったら商品のラベルにMSC認証が付いているか確認してみようと思います笑
そして、食材を選ぶときには認証がしっかり取られているものを選ぶことで、僕のこの記事も活きて来るんじゃないかなと思うので、海産物を買う時にはMSC認証のついたものを買うようにします。
みなさんも気になったらラベルをこそっとチェックしてみてくださいね笑
それではまたどこかで。