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発達障害と虐待と戦争
以下の記事は、すごく興味深い記事だと思います。
戦後の1950~60年代に突如目立ち始めた「小児期の多動」と記事にありますが、虐待の後遺症も『第四の発達障害』(杉山登志郎氏による)といわれ、後天的に虐待などで、発達障害に類似した症状が出ること(臨床像としての発達障害)が報告されてます。
私もADHDと診断されてます。
成人後に現れた病状が、遺伝要因か環境要因かは大人になるほど、犯人がわからなくなるものですが、戦争や虐待によって後遺症として発達障害に類似した症状がでるのか、全ての人類が保有している自閉症スペクトラムの遺伝子が生育環境の悪さで発動するのか?は研究者もどちらか判別できないところだと思います。
杉山登志郎 先生の書籍では、虐待サバイバーの成人で『複雑性PTSD』と診断された患者の多数で『臨床像としての発達障害』が見られ、治療すると、発達障害の症状が消える事例が多いと聞きます。
私の場合、双極性障害もあるので、躁状態で暴走しているのか、ADHDで暴走しているのか、それとも、解離性障害で人格交代で暴走する人格がいるのか、多動の原因として、3通りの解釈があります。
元々、発達障害の遺伝子を濃くもった子どもが虐待をうけて、大人になって発達障害が色濃く残る場合もあれば、生まれたときは自閉傾向が強い子どもでも、育て方がよければ、大人になり発達障害の傾向が薄まる(社会適応できるよう学習している)場合もあります。今後、より解明されてほしい分野です。
また、戦争トラウマと虐待についての関連も、今後、記事に書きたいと考えてます。
【参考文献】杉山 登志郎(2019)『発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療』
虐待の後遺症については、以下の書籍に詳しく描いています。精神科医の和田秀樹氏の監修・対談付き。
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