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夫からの驚きのひとこと。


短い短いエッセイを書きました。日記のようなものです。ほとんど夫との会話ですので読んでも得はありませんが、台風で引きこもっている方がいらっしゃればどうぞ。


話がしたいから話をしたい

誰とも話すことがなかったさみしい日に限って、めずらしく夫の残業も長引いて帰宅が遅かった。夕食をささっと食べてシャワーを浴びた夫は、まだ帰宅後1時間だというのに寝室へ行ってしまった。追いかけて「えー今日帰り遅かったから、もうちょっといろいろ話したいんですけど!」と駄々をこねると、すでに半分眠りかけている夫から、ごにょごにょと「それは話がしたいから、話をしたいってことですか?」みたいな返事が返ってきて、「どこかの政治家さんみたい」「政治家目指そかな」でこの日の会話は終了。


夫からの驚きのひとこと

お風呂から出ると夫が画面に食い入るようにドラマを見ており、ちょうど櫻井翔くんが「僕のそばにいてくれませんか?」というセリフを放ったので、「えー!何これプロポーズ!?」と聞くと、「ほんと〇〇ちゃん(わたし)は、単純ラブ野郎だな!!何でもかんでも愛とか恋とか言って」と衝撃のひとこと。単純ラブ野郎…!?こんなキャッチーな言葉が今咄嗟に出てきたとは思えないから、夫は常日頃からわたしを見て単純ラブ野郎だと思っていたってことだろうか。Love so Sweetが頭の中に流れ始める。


別に後悔しててもいいじゃんね

根に持って根に持って生きるスタイルのわたしは、自分の過去の選択に対してもしつこく引きづることがときどきある。人生は巻き戻せない、やり直しはきかないと知っているし、そういう前向きでない話は積極的に人にすべきものではないとはわかっていたけれど、最近「もしも戻れるならこうしたい」とある人にぽろっとこぼしてしまった。相手はやっぱり「別に後悔しなくてもいいじゃん」って励ましてくれて、それはとてもありがたいことだったのだけれど、わたしの人生だから後悔する自由もわたしにあるのであって、好きなだけ後悔させてほしいんだと、もちろん言葉にはしないけど、心の中でめんどくせぇ奴になった。

ずっと進み続けてるってことだよね?

進んでいるような、後戻りしているような、足踏みしているような日々の中で、夫がわたしのパソコン画面を覗きこみながら「最近どうー?順調に進んでるー?」と聞いてくるので、「3歩進んで2歩下がるを繰り返すばっかりで、なかなかしんどいなー」とこぼす。すると「それってつまりずっと進み続けてるってことだよね?すごい!」と予想外の言葉。「また2歩下がっちゃった」なのか「1歩進んだぞ」なのか。自分と考え方がちがう人間の存在が、同じ家にあることの心強さを思う。




最近あまりnoteを書けていないのに、(宣伝もしていないのに)、だいぶ前に書いた有料noteを買っていただけることがちょこちょこあってびっくりしています。ありがとうございます!noteすごいな〜。


おわり

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