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睡眠オリンピックの具体案について。


お盆はのんびりしているので、日記のような、短いエッセイを書きました。


睡眠オリンピックの具体案について

先日の記事に睡眠オリンピックについてちょこっと書いてから、ずっと睡眠オリンピックについて考えている。どんな種目があるとよいだろうか。まずはやはり、短距離走のようなスピード勝負がおもしろいだろう。ヨーイドンで誰が一番に眠りにつくことができるのか、睡眠の瞬発力を競う。反対に、誰が一番寝続けることができるのか、陸上競技でいうとマラソンのような持久力を試す種目もいると思う。それから、3000メートル障害のような障害を通過しながら寝る種目も設けたい。途中体を揺らされたり、爆音が流れてきたり、温度がさまざまな風が吹いてきたりする中で、いかに眠り続けることができるのか。なかなかタフな戦いになりそうだ。あとは、眠りの質を競う種目があれば完璧か。これらを種目別と個人総合という形で行う。あぁどうしよう。どう考えても夫は金メダル候補だ。夫が金メダルを取れば、妻であるわたしへも取材のマイクが向けられることになるだろう。「夫のことを信じて応援していました」「夫の才能がこんな結果に結びついてうれしい」うーんもう少しオリジナリティを出したい。メディアが使いやすいような言葉を使って的確に返答しなければならない。どうしよう。こんなことばかり考えてしまうのは、オリンピックが終わってしまってロス状態なのと、今この瞬間も夫が昼寝をしていて話し相手がいなくて退屈だからだ!(原稿書け)


世間は狭すぎやしないか

わたしは一般人であるが、先日一丁前にドキドキしながらエゴサーチをしてみた。すると、わたしが以前趣味で発表したちょっとした作品(note上や望月名義ではない)について感想を書いてくれているnoteの記事を見つけてしまい、読みにいってみると、わたしのnoteをフォローしてくださっている方だった…。衝撃。もちろんその方は、それが望月と同一人物だと知らずに記事にしてくれているわけだけれど、こんなことってあるんだな。有名作家さんとかならわかるけれど、ちょっと書いて暮らしている主婦でもこんなことが起きるのだ。世間は狭すぎやしないかとドキリとする。今回はいいことを書いてくださっていたからよかったけど、今後はエゴサーチはやめようと誓う。


あの頃に比べればまし

2020年からあまりにもつらいことが続発して、いやもしかしたらほかの人に言わせれば「大したことないじゃん」って笑われるのかもしれないけれど、わたしにとってはもう心身をコテンパンにされるような、人生観を一変させられるような日々だった。それまでしんどいことが起こるたび、わたしが「あの頃よりはまし」と比較するのは10代の頃に乗り越えた苦しい時期だったのだけど、2020年からの日々はそれをはるかに上回ってきて「あの頃よりはまし」の「あの頃」が更新された。わたしはすぐつらがるから、ちょっとしたことで絶望!と言ってのたうち回ったり、なんでこんな目に遭わないといけないの!と大騒ぎしてしまうのだけど、そんなときに思い出せる「あの頃」があることは、心のお守りになったりもする。こう思えるのは、2020年からの地獄をすこしずつ過去にできているということなのかな。

シュレッダーの達人

先日の断捨離を機に新しいシュレッダーを買って、ガガガガガガガとひたすら紙をこなごなにした。ネットで4000円くらいの安い物だったけど、5枚まで同時に通せるし、カードにも対応という優秀さでついたのしくなってしまい、別にシュレッダーをかける必要のない何の個人情報も秘密も抱えていない書類までシュレッダーをかけたくなるほどだった。紙を挿入するコツ、ベストなタイミングを掴んだわたしは少しずつスピードアップ。ただ、張り切り過ぎて次第に疲れてきて、残りの分は夜仕事から帰ってきた夫に手伝ってもらうことにした。夫はどんどん作業を進めてくれた。早い。とても慣れた手つきで、わたしよりよっぽどスピーディ。「え、なんでそんなにうまいの?わたしは今日時間をかけて上達したって言うのに!」と言うと、「俺、むかし会社で書類溜め込んで一日中シュレッダーかけてたことある。その経験が今生きている」と言い出すではないか。夫はわたしよりExcelが使えるだけでなく、シュレッダーのスキルまであったのか。いやそこじゃない。一日中シュレッダーをしなければならないほど書類を溜め込むなんて、夫の机周りは大丈夫なのか。まだまだ夫の知らない面が多すぎる。


暑さと寒さ、どちらが耐えられるか論争

仕事が休みの夫と、お昼ご飯にそうめんを啜りながら話す。「本当に毎日暑すぎる。このまま暑くなり続けたら、暑い地域はどんどん人口が減るんじゃないか。寒いのはまだ耐えられるけど、暑いのは本当に無理だもん。〇〇くんは暑いのと寒いの、どっちが耐えられる?」と聞くと、「うーん。俺も寒い方が耐えられるかな。ウルトラライトダウンがあるから」と真剣に言っていて、夫はちょっとユニクロを信頼しすぎなのではないか。こんな会話をするのも、わたしたちが本当に寒さが厳しい地域の苦労を知らないからかもしれないな、と思った。


おわり

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