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まっすぐに書く勇気。


短い短いエッセイを書きました。日記のようなものです。


まっすぐに書く勇気

自分の信じたものを貫くしかないとはわかっていても、油断するとすぐこれでいいんだっけな、と思う。最近は、わたしの書くものはちょっとわかりやす過ぎるんじゃないかな、ほらもっとややこしかったりちょっと捻くれてたり、「なんか言ってることはよくわからないけどなんとなくいい」みたいなほうがかっこいいんじゃないかな、っていう時折やってくる迷いにぶつかっていた。そんな夜、テレビをつけるとCDTVにAqua Timezが出ていて、好きだわ平成、と思いながら聴き入った。この日歌っていた『虹』も『決意の朝に』も聴くのは久しぶり。むずかしい言葉は出てこないけれど歌詞がストレートに届いてきてとてもぐっときた。いろんな正解があるのだろうし、いろんな挑戦をしてみたいけど、わたしはわかりやすい言葉でまっすぐに届けることから逃げないでいたいと思った。


プレッシャーを感じやすい人選手権

「もし睡眠オリンピックがあれば、夫は優勝できそうだ」という妄想に励んでいたある日、夫にこんなことを言われた。「プレッシャーを感じやすい人選手権があったら、〇〇ちゃん(わたし)に出てみてほしいなあ」。ほほう。夫は夫で、わたしの活躍の舞台を探そうとしてくれていたようである。何によって競うのかをたずねてみると、「イライラ棒とかかな。〇〇ちゃん手が震えて一瞬で終わりそうじゃん」と言ってけらけら笑っている。一体誰に得があって何がたのしい選手権なのだろう。もっと大事なことに頭を使えばいいのに。わたしもだけど。


恥ずかしくて耐えられない

職業病だろうか、指を痛めてしまい、タイピングもスマホ操作もやりづらい。そこでふと、音声入力に挑戦してみようと思った。思ったが、スマホを前にしてしゃべろうとすると、なんだか気恥ずかしい。もう一度気を取り直してチャレンジしてみようとするも、やはり恥ずかしい。恥ずかしくて耐えられない。声にした瞬間、「わたしったら、そんなことを考えていたの?」なんて思う。指よ、なおってくれ。でなければ、わたしは恥ずかしくて何も言えなくなってしまう。


世界一おいしいオレンジジュース

暑いのが苦手で、7月上旬から森山直太朗氏の『夏の終わり』を聴きながら夏よ終われ、終われ、と願っている。日中にうっかり日傘も持たずに外出すると暴力的な暑さだったので、わたしが子どもの頃はこんなに暑い世界じゃなかったはずだ!きっと5℃くらい上がってる!と怒りがこみ上げてきて、過去の気温などのデータを調べてみたら、確かに上昇していたが、わたしが思ったよりは上がっていなかった。昔から夏は暑かったのだ。そういえば子どもの頃から夏がきらいで、それは主に部活の練習がきつくなるからだった。夏休みの部活の練習ほど体力的にきついことは今後の人生にもそんなに多くはないと思うけれど、夏休みの部活が終わって帰宅してカラッカラの喉で飲み干すオレンジジュースほどおいしい飲み物も、そんなにないだろうなあ。


『ラブトランジット2』

待ち遠しかった、プライムビデオの恋愛リアリティ番組『ラブトランジット2』の配信がついに始まった。元恋人同士の5組10名がホカンス生活を通して新しい恋か復縁かで揺れ動くという、それだけを聞けば地獄のような話なのだが、これがとてもエモくておもしろい。昨年の1で夢中になって親や友達にも宣伝しまくった結果、身近な人の中でいちばんハマってくれたのが父で、普段そんなに連絡をしてくる人ではないのに、先日も「今からラブトラを見るよ!」とわざわざLINEをくれた。まさかの略語。60代の男性をキュンキュンさせてしまうラブトラ恐るべし。


指がなおったらまた書きます。


おわり


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