マレーシアの大学、入学前に知りたかったこと
こんにちは、ハルカです。
今回は、noteを始めるきっかけとなった、
入学前に知りたかったこと
について書いていこうと思います。
需要があるかはわからないですが、参考になれば幸いです。
全部を1つのnoteにまとめたので、目次もご利用ください。
※あくまで一例です。参考程度にご覧ください。
①パソコンについて
私が今使ってるのは、AppleのMacbook air (256GB) です🍎
大奮発して買いました。
現地の子達や、他の国の留学生は何を使ってるかわからないんですけど、日本人だけで見れば、
Macが半分
その他が半分
な印象です。
容量は、
わたしの大学はOffice365が配られて、レポートやスライドなど、大学関係のものは全部、OneDriveに保存してるので、パソコンの容量はほぼ減りません。
編集とかをするよっていう方以外は、少ない容量の方でいいと思います。
買うときは、どのパソコンにするか、結構悩みました。
決め手となった理由としては、
1. Macユーザーが比較的多いから、わからなければ助けてもらえる
2. マレーシアにもApple storeがあるので、何が不具合が起きたら駆け込める
の、主に2つです。
iPhoneを使ってる方には、Mac結構おすすめです。
AirDropが本当に便利。
スマホ世代なので、キーボード打ちはやっぱり苦手です。
調べものも、レポートの資料集めも、わたしは全部スマホでします。
でも、同じApple製品なので、iPhoneからMacになんでも飛ばせちゃう。
これが、レポートの参考文献にURL載せるときに、めちゃめちゃ活躍します。
これだけでもMacにしてよかったな、って思います。笑
あとは、スマホでコピーしたものを、Macでペーストできる。
逆も然りです。
これも時々使います。
これだけお勧めしておきながら、
Macの方がいいですよ、とは声を大にしては、正直言えません。
理由は2つ。
1. 値段が高すぎる
2. Accessがダウンロードできない
です。
一番初めに書きましたが、本当に大奮発しました。
編集とかするわけじゃなく、ただ大学で使う程度に10万以上するパソコンは、普通に高すぎます。
でもかっこいいですよね。憧れてましたわたしも。笑
なので、親を半ば強引に納得させて買いました。
私の場合、
高かった分、初期投資と思って、勉強頑張ろうってモチベにつなげてます。
2つ目の理由で挙げたAccessですが、
私の大学では、ITの授業のtutorialで、Accessを使ってデータベースを作ってました。
(tutorialについては「授業について」で説明します。)
これもOfficeに入ってるんですが、Macには何故かダウンロード出来ません。
不具合で、とかではなく、そういう仕様になってます。
あくまで他製品なので仕方ないですね。
※ WordやEcxelなどは普通にダウンロードして使えます。
なので、以前の対面授業のときは、Macを使ってる子達は大学のパソコン室でやってたみたいです。
家にMacしかない子はどうするんだろうと思いながら、わたしは、夜に、父が仕事終わった後にパソコンを借りて、データベース作ってました。
録画されてるので見返せるんですが、説明を聞きながら一緒にできなかったので、それが難点ですね。
あとは、Accessだけをダウンロードするっていうのが出来ないので、TeamsとかOutlookとか全部ダウンロードされちゃいます。
でも、こうしたデメリットを含めても、やっぱりMac買ってよかったなとは思います!
あと、
iPadなどのタブレットについてですが、
知り合いはiPadから授業受けてるみたいです。
キーボードをつければ、レポートも書きやすくなるし、スプリットビューもできるので、便利は便利です。
最近iPadを購入して、Macと併用してるんですが、
うまく説明できないけど、メインで使うにはちょっと違うかなーっていうのが個人的な感想です。
iPadで授業を受けると、すぐにラグが起きたり、止まったりするんです。
わたしだけかもしれませんが、
同じ場所から同じようにwifiを使っても、Macはそういったことはあまり起きません。
それ以外の欠点は思いつかないんですが、
ラグは、結構わたしの中では大きいマイナスポイントなので、iPadはお勧めできません。
ただ、ノートがわりにしたり、Macのサブモニターにもできるようになったので、サブとして使うのは、大いにありだと思います。
Apple Pencilもあれば完璧です。
②大学について
わたしの大学は、
イギリスの教育制度を取り入れているので、4年制ではなく、3年制大学で、
2つのlong term(1月、8月)と、
1つのshort term(5月)からなる、3学期制です。
long termは、約4ヶ月間
shott termは、半分の約2ヶ月間
日本で4月に当たる時期が、マレーシアでは1月に当たります。
だからといって、1月にしか入学できないわけではなく、わたしの大学は珍しく、年に5回入学できるタイミングがあります。
各termと入学時期をまとめれば、こんな感じ。
1月(long termはじまり)
3月
5月(short termはじまり)
8月(long termはじまり)
10月
見てわかる通り、学期の途中にも入れちゃいます。
だから年に5回も入学できるタイミングがあるんですよね。
3月と10月は、5月のshort termと同じ扱いになるので、ちょっと忙しいですが、ここでとった授業も、ちゃんと1単位として認められます。
授業の開始日としては、
2020年8月は、8/24から、
2021年1月は、1/11から、
2021年5月は、5/31から、
そして、
2021年8月は、8/22からです。
こんな感じで、去年と今年と始まりの週は一緒なので、毎年同じぐらいに、どの学期も始まるんじゃないかなと思います。
わたしは去年の8月に入学しまして、
有名な話ですが、本当に日本の入学式のようなセレモニーはありません。
授業開始日のちょうど1週間前、
わたしの時で言えば、8/17に1回目のオリエンテーションがありました。
オリエンテーションは3日間。
「皆さんようこそ○○ universityへ、それでは○○の説明始めます、、、」
って感じで、さらっと始まります。
あんまり内容覚えてないですが、
編入するならここに連絡してね、とか、生徒会的な組織の説明とか、履修登録の仕方とかだったと思います。
日本の大学は、一般的に4年で卒業する場合が多いかなと思いますが、
マレーシアの大学は、卒業に必要な授業の単位を取り終えた時点で卒業する、というかたちです。
初めに3年制大学だと紹介しましたが、
ぴったり3年で卒業するのは、珍しいかもしれません。
授業についてでも書きますが、
取ろうと思っていた授業同士が被ったり、開講されなかったり、
成績を確実に取るために、取る授業を少なめにしたり、
予定通りにいかないことも多いです。
人それぞれどうやって授業をとっていくかも違うので、
同じ時期に入学した人でも、卒業時期が違ってくることもあります。
③授業について その1
現在、Microsoft Teamsが授業のプラットフォームとして使われています。
1教科は大体、
3時間のlecture
2時間のtutorial /週
で構成されています。
lectureは、その科目を取ってる全員で受ける講義。
tutorialは、受講者を何グループかに分けて少人数にし、講義のおさらいをしたり、問題を解いたり、質問したりできる時間です。
復習の時間という説明がぴったりかなと思います。
科目によっては、lectureだけで、tutorialがないものや、lectureもtutorialも2時間っていうのもたまにあります。
入学したときは、2時間のlectureが週2、1.5時間のtutorialが週1だったんですが、オンラインで授業をすることを鑑みて、2セメスター目に変更されました。
1セメスターでとれる教科数は、
long semester→20 credit hour
short semester→10 credit hour
です。
1科目、3〜4credit hourなので、
longで5科目、shortで3科目、まで取れます。
short termは、普通4ヶ月で学ぶものを、半分の2ヶ月でするので、3時間のlectureが週2回になります。
大体、新学期がはじまる数日前にタイムテーブルが出されて、履修登録は、授業開始日から始まります。
初めは、直前過ぎてびっくりしました。日本の大学でも同じなのかな?わかりませんが、
履修を組むときに一番厄介なこととして、授業の被りと開講されない、です。
1つ目の授業の被りは、
まず、日本みたいに1限目、2限目、、みたいに枠組みはありません。
8時から18の間、何時に始まるか、教科によってバラバラ。
なので、
取りたい授業が、8〜11時と10〜13時だった場合、どっちかは取れません。
5月からのshort termの時の、わたしの時間割です。
参考までに↓
shortだったので、lectureが週に2回あり、FIN201に関しては2時間と4時間でした。。
木曜日は丸一日で、辛かったです🥲
もう一つの、開講されない、ですが、
授業によっては、生徒が3人だけなど、超少人数クラスがあったりします。
1人でもいれば開講する場合もあれば、取る人はいるのに、少ないから今学期は開講しませんっていう場合もあります。
すごい自由ですよね。マレーシアって感じです。
開講されなかった場合、また次の学期で取ればいいんですが、出来るだけ早く取った方がいい教科とかもあるんです。
これは授業について その2で説明しますね。
あとは、long termとshort termがあるが故に、shortの時には、そもそも開講されない教科があります。
年に1回しか開講しないものも。
なにがいつ開講されるかは、Ability listというものを確認すればわかり、毎学期、始まる時にリリースされます。
1月の時は、1年分
5月は、5月と8月と10月の分
8月は、8月と10月の分
って感じで、リリースされた時点で、残ってる学期分でます。
なんで毎回出すんだよって思ってたんですけど、
1月の時は、8月に開講するって書いてたのに、
いざ8月になったら開講されないになってる!とかあるんです。
ちょうどこれがいま、3教科分起きてまして、今学期何を取るか考え直してる真っ只中です。
授業開始日から1〜2週間は、お試し期間のような感じで、登録してなくても授業が受けれます。
取ろうと思ってたけどやっぱりやめた、開講されないことになった、など、
一度登録してても、期間内であれば自由に追加・削除できます。
ただ、わたしの大学の場合、お試し期間の最終日が、授業料の支払い期限なので、あんまりのんびりはできません。
④授業について その2
ここからは、科目に焦点を当てていきます。
主に2つ。
早く取るべき科目と、難しいとされる科目です。
早く取るべき科目は、先程少し出ましたが、この科目の単位を持っていなかったら、この授業は受けられませんっていうものです。
pre-requisiteと、呼ばれています。
1年目にはあんまりこれは起こらないんですが、2年目からは、自分の専攻科目を取っていく上で、
例えば、経済学部だった場合、ECO201をとってなかったら、ECO211が取れない、
とかがあるので、ECO201は早めに取らないと次に進めないってなります。、
学部内の人数の差もあると思うので、一概には言えませんが、
わたしの学部は他に比べて人が少ないので、実際に生徒が3人だったり、知り合いは開講されなくなって、予定が変わってしまったと言ってました。
このずれが、卒業時期に関わってきたりするので、結構重要です。
もう一つ、難しいとされる科目ですが、
わたしの大学では、1年目で学ぶ、統計学、会計学、法学の、3つが難しいとされています。
ビジネス学部の管轄下にある学部は、1年目は基本的にビジネス系の教科の入門を、専攻関係なく取ります。
観光学部もビジネス学部の管轄下なので、統計学やIT科目など、浅く広く学びます。
偶然、わたしが入学したタイミングでカリキュラムが変わり、統計学しか取らなくて良くなったんです。
それがいいのかはわからないですが、法学は特に興味がなかったので、個人的にはラッキーです。
ほかの2つはわかりませんが、ネイティブの子達でも落としてしまうぐらいには、難しいと言われてます。
単位を落としてしまうと、visaの更新に関わってくるので、
簡単な科目と難しい科目を同時に取ったり、
5科目取れるところを3科目だけにして、成績を確実に取っていくようにしたりします。
わたしの大学には、会計学や経済学といったものと別に、MPUと呼ばれる科目があります。
この科目は4つのセクションに分かれていて、各セクションごとに1〜2つの授業を取ります。
MPU1では、ローカルの方達が取るものと、留学生が取るものが分かれていて、
留学生は、
マレー語と、マレーシア文化についての、2つの授業です。
MPU2は、リーダーシップとコミュニケーションの授業でした。
MPU3と4の内容はわかりませんが、各々1つずつ授業を取る必要があります。
⑤成績について
わたしの大学では、
midtermとfinal、それに加えて、quizや個人レポート、グループ課題で成績がつきます。
大体の教科で、全てのテストや課題で50%以上の成績を取らなければ、単位は認められないとされています。
さらに、midtermや個人レポートの成績がいくら良くても、finalで50%を切ってしまうと落単です。
成績には関係しないですが、出席率80%以上っていうのも決まってます。
先ほども少し触れましたが、
大学での成績は、visaの更新に関わってきます。
1年間の成績が、GPA2.00/4.00以上ないと、visaの更新ができません。
これが、落単は0.00扱いになり、GPAを出す時の母数だけ増えてしまうので、
年間で1単位、もしくは、他の成績次第で2単位、
それ以上落としてしまうと、更新ができずに日本に帰らざるを得なくなってしまいます。
そのため、難しい科目に時間をたくさん割くために、比較的簡単なものと組み合わせたり、1学期にとる教科を減らしたりして、確実に成績がとれるようにします。
特に注意をしなければいけないのがfinalで、
実際に、統計学のfinalは、midtermやquizと難易度が違いすぎて、本当に落としてしまったかと思いました。笑
quizは、日本でいわれるクイズではなく、小テストのような感じです。
オンライン授業の方が成績がとりやすいと言われていますが、その理由として、
finalが、ショートクエスチョンなどの代わりに、レポートやケーススタディーになっているからです。
学期はじめにリリースされるシラバスに、
Assignment 20%
Midterm 30%
Final 50%
といった感じで、valueが載っていて、成績も、
midtermであれば、25.5/30.0と出ます。
初めて成績が出た時、これを知らなくて、
100点満点中だと思ってて、初っ端から50%きってもう落単決定や🤯って絶望した思い出が。
⑥テストについて
テスト形式は、
ケーススタディー、選択問題、ショートクエスチョン
のどれかかなという印象です。
今まで受けたテストの中で、一番多いのが、1つ目のケーススタディーです。
テストにおけるケーススタディーは、
与えられた事例に対して、学んだことをもとに分析したり、解決策を見つけたりすること。
日本の高校とかではあまり馴染みはないかなーと思います。
実際わたしも大学に入って初めてしましたが、
本当に何かいていいかわからなかったし、正解がないことに未だ苦しめられてます。。
選択問題は、4択の中から答えを選ぶっていう、一般的なやつです。
multiple choice questionを略して、MCQと呼ばれます。
統計学などの計算する問題でも、意外とこの形式のテストでした。
最後のショートクエスチョンは、
統計学でいえば、計算式を全て書かなければいけなかったり、
経済学とかだと、例えば、
narural monopolyの定義を答える問題だったり、
記述問題といったところでしょうか。
統計学や会計学など、計算をテストとするもので、finalに多いです。
テストのタイプはおおまかに3つあって、
1. 数週間前に問題リリースされて、時間をかけてレポートを書くタイプ
2. 24時間でいくつかのケーススタディーをするタイプ
3. 3〜4時間の間に解いて、提出するタイプ
です。
大学に入って、いちばんビックリしたことの一つとして、
テスト時間が、日本と比べてめちゃめちゃ長いです。
大体3時間から4時間あります。
たまーに、選択問題だけとかだと、1時間だったり。
側から見たらすごく長いですが、
時間内に、ショートクエスチョンの答えをまとめて書いたり、計算したり、
オンラインであることを考慮して、提出時間としてプラス1時間設けられてますが、
こんなに時間いらないだろと思ったことはないです。
大体、締め切りの1時間から30分前に解き終わって、提出するという感じですね。
⑦学費と支払い方法について
1科目、RM1800〜RM2300
毎学期、リソース料としてRM700
1年間マックス13教科取って、RM23,100
(授業の取り方によって、多少変動します)
1年目の学費は、約60万円ほどでした。(RM1= 26円計算)
大学から、3年間授業料30%免除のスカラシップをもらっているので、実際は約42万円ぐらい。
3年間でRM68,200、約177万円です。
わたしの大学は、他のマレーシアの大学と比べても、比較的安めのようです。
学期ごとに、とる授業分だけの授業料を払うので、
日本の大学のように、10科目取るのも、1科目だけ取るのも、授業料が一緒ということはありません。
支払い方法ですが、
初めは、銀行から海外送金してました。
でも手数料が高いのと、審査に時間がかかって、向こうに届くのが3週間ぐらいかかったり。
日本円からリンギットに直接替えれないので、
一度ドルにして、それからリンギットにして、
両替するたびに手数料が発生するので、
非常に面倒くさくて、無駄なお金が発生します💸
なので、途中から「Wise」という送金サービスを利用するようになりました。
わたしも初めは不安でしたが、
銀行振り込みなら追加手数料はかからないし、早ければ2.3日で向こうに送金されるので、とても便利です。
番外編
わたしはよく、大学決めの時や入学前に、なにかしといた方がいいことありますか?って聞いてたんですが、
同じようなことを思ってる方がいて、もしわたしがアドバイスをするなら、の番外編です。
1. 日本語と英語、両方の成績証明書と卒業証明書を、早いうちにもらう。
→わたしは卒業してすぐ、高校に行く機会があったので、その時にもらいました。
コロナで文化祭がなかったりで、意外と高校に行く機会ってなくて、郵送も時間がかかるんですよね。
証明書自体に期限はないので、いつもらっても関係ないし、わたしの時は、早いうちに証明書たちが手元にあったおかげで、入学手続きがめちゃくちゃスムーズでした。
2. 海外の大学に行く上で、高校の成績は結構重要。
→アメリカなどでも、高校の成績○○以上であること、と決まっている場合がほとんどです。
さらに、高校の成績次第で、大学からの奨学金が貰えたりするので、海外の大学で決めてる方も、とれるだけ取っておいた方がいいです。
貰えるものはもらっておきましょう。
(※海外の大学での奨学金は、日本のような返済型ではなく、完全給付型です。返済型はありません。)
3. 統計学の内容を、日本語で理解しておく。
→統計学は特に、専門用語がたくさん出てきます。
せっかく留学しているので、日本語に翻訳せずに授業を受けることも大事ですが、そもそも日本と海外では、同じ数学でも公式がなぜか違ったりします。
より理解を深めるためにも、特に統計学は全体像を掴む意味で、日本語で先に理解しておくと、パニックにならなくてすみます。
4. 会計学にはBATIC
→わたしの取った会計学は、観光学部用にかいつまんで、必要な部分だけしかやってないので、一概にはいえませんが、大学でやった会計学と、BATICの内容がすごく似ています。
落とすほど難しい科目ではないけれど、仕分けや、バランスシートなど、日本語の解説テキストもあるので、会計学の予習にはBATICが、個人的におすすめです。
長くて読みにくい部分もあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました😊
随時、何か情報があれば付け加えていく予定です。
これが知りたい!など、あればぜひコメントください
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