努力しても変えられない「夜型」人間の苦労。
こんにちは、はなちゃんです。
最近こんな記事を目にしました。
「夜型」の人が努力しても、決して「朝型」になれない:研究結果
早起きが得意な「朝型」と、日が沈んでからのほうが活動の能率が高くなる「夜型」の人。その差は遺伝子によって決まるため、どんなに努力しても自分のタイプを変えることはできない──。英国の研究チームが、そんな研究結果を発表した。
人間は遺伝子によって「朝型」なのか「夜型」なのかが決まるらしい。
この事実を知った私は、ほんの少しだけ気持ちが楽になった。
ずっと恥ずかしくて打ち明けられなかったけど、私は朝起きるのが大の苦手。いまだに寝坊はするし、家事のほとんどを夜にしている。
かといって、わりとキチっとしていたいタイプなので、仕事に手を抜くとか一度始めたことをだらけたりはしない。
でも、昔から遅刻魔ではあった。
【朝起きるのが苦手】
それはもう小学生の頃から始まっていて、朝がどうしても苦手で起きられない。朝ごはんは食べたくもないし、いまだに朝は低血圧。
独身時代の職場でも、必ず月に2.3回は遅刻をしてしまうダメな人間だった。
もちろん対策をしていないわけではない。目覚ましは常に5.6個用意。母親が元気な時代は、飛び蹴りをされてまで毎朝起こされていた。
それに人間生きていたら、この日は絶対に早起きをしなくてはいけない!って日があるじゃないですか。そんな時は必ず、起きられないのでそのまま起きていることが多かったのだ。
でもこれって凄いストレスが溜まるんですよ。
みんな普通に朝は起きて、日中はバリバリ働いて、疲れて夜には眠る。
私の場合は、朝は起きられないダメ人間、午前中は活動力が低下して夕方から元気になる。
フリーランスで働いている今だからこそ、仕事はちゃんと出来ているけど。
キチっとしていたいタイプだからこそ、そんなダメな自分にも嫌気がさす。
世間一般で見たら、私は社会不適合者だと思っている。
【トラウマになった言葉】
そして独身時代に遅刻が続いたある日、3時間にわたる説教を食らった。
「お前は親に20歳までちゃんと教育されていないから常識がない!そんなんだから、朝も平気で遅刻できるんだ!」
これは当時の上司に言われた言葉。
10代の頃に母親が脳の病気で右半身麻痺の障害を持ち、上司に言われた通りまともに教育をされていないのは図星である。
今でもこの言葉が忘れられない。
B型は採用しない!離婚したら子供を捨てて自分の人生を生きる!など。もちろん遅刻をしてしまう自分も悪いが、今思えば変な拘りを持つ上司でもあったので、親の教育云々は取ってつけた言葉なのかもしれない。
けれども、病気で倒れて間もない頃でもあり、介護や家事、仕事でクタクタでもあった当時の私にとっては大ダメージを食らうものでもあった。
そりゃそうだよね。
望んで病気なんかならないし、親に教えてもらいたいことだって沢山あったし。努力してるのに起きられないし、そのくせ夜になると目が冴えて元気になる。
でも、早起きは常識。
いまでも常識といった言葉には敏感に反応してしまう。
【でも、悪いことばかりでもない。】
一時期、夜の時間帯で働く仕事をした。
遅刻が不安だったけど、一度も遅刻はなかったし自分の力を最大限に発揮出来る。
遅刻がなく普通に働けるので、天職なのかもしれないと思っていけど、今思えば時間帯がよかっただけなのかもしれない。
そして母親になった今、新生児期の寝不足に耐えられたのは、この体質のおかげでもある。
赤ちゃんの頃は、昼夜逆転なんて当たり前だし、お昼寝で睡眠が取れる。
そしてフリーランスの今だからこそ、昼に出来なかった分、夜に作業をすることも可能。
ずっとずっとずーっと、自分はダメな人間で、朝起きられない社会不適合者だと思ってた。
朝起きるようになるために、何日もオールしたりして生活リズムを戻すつもりが、逆に体調が悪くなったりもした。
努力してるのになぜ出来ないのか本当にわからなかったけど、この記事を見て自分が「夜型」だと知って心が楽になった。
【固定観念】
「夜型」人間なんて存在しない、朝起きられないのはだらしない人間!は、ただの自分の偏見だったのかもしれない。
今も同じように悩む人は沢山いると思う。
原因がわかるだけでも、解決策を探せるようになるから。
恥ずかしい、自分はダメな人間と落ち込む前にこういった事実があることを多くの人に知って欲しいと思う。
今でも苦労することは多いけど、認めてしまえば解決策が取りやすく生きやすくなった気がする。
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