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「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」鬼滅初心者の感想(若干のネタバレあり)


人は過去にあった出来事、今回でいう"鬼滅の映画を観た"ことは年数が経っても覚えている。しかし、その時に感じた気持ちや心境など"いま感じたこと"をこれから先、鮮明に覚えていることはない。

ということで、鬼滅の映画を観て感じたことを文章に残していきたいと思います。


私がまずどこまで鬼滅を知っているのか?


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鬼滅初心者ということで、まずは私の知識。

・原作は知らない
・炭治郎の家族が殺されたのは知ってる
・冨岡さんとの出会いは知らない
・蜘蛛戦~アニメを観た
・柱はアニメで初対面(笑)

以上のことを踏まえ、鬼滅にわかファンとしての感想ですのでガチファンの方は、少し解釈の違い等があってもどうかご了承くださいませ。

セリフなど若干のネタバレを含みますので、嫌な人は映画を観てから読んでください。


「ここにいる者は、誰も死なせない!」


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はじめに。

今回の映画 "劇場版「鬼滅の刃」無限列車編"では、本来の主人公 炭治郎を飛び越えて、最上級隊士である炎柱こと"煉獄 杏寿郎が主役"として有終の美を飾りました。

無限列車編というより、煉獄 杏寿郎編のが個人的にはしっくり?(笑)

そもそも、初めてアニメの最終話を観た時に「こんな中途半端で終わるんかーい!」が感想。

後に劇場版を観て初めて、映画がアニメの続きだということを理解。←

続きだから当然、完結するものだと思っていて、映画を観終わった後も「こんな中途半端で終わるんかーい!」が感想でした。

要は、気になる方は原作でってやつ?ガチファンの方からすれば、今更?って感じでしょうけど。(笑)

まぁ、よく考えれば2時間程度の映画で"物語が完結"する訳ないんですよね。

劇場版を観る前は「鬼滅の映画よかった!」の声しか聞いていなかったので、その辺りをしっかり把握してなかったのは少し反省しました。(笑)

世間で絶大な人気を誇る「鬼滅の刃」ですが、あまり知らない人からすれば、この程度の知識しかありません。

とはいえ、映画自体はとてもよかったです!
鬼滅のことをあまり知らなくても、十分過ぎるほどに楽しめました。


「人は誰しも悲しい経験をしている」


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映画には度々、過去の回想シーンが写ります。いい思い出もあれば、悲しい思い出も。

鬼滅に登場してくる人物にはそれぞれ、辛い過去や悲しい経験がありますよね。それは人間に限らず、鬼や伝書鳩であるカラスも同じです。

これは私たちにも言えることで、今すれ違った人もそう、電車の隣に座っている人も、レジで商品を打っている店員さんも、さっきまで画面越しにコメントで会話をしている人たちもそうです。

それぞれ違った人生を歩み、その中で誰しもが辛い過去や悲しい経験をしています。

でも皆さんは、そんな素振りを一切見せません。鬼滅でもそうですが、回想シーンがなければ知らないことが沢山あった。現実世界でも、話を聞かない限りは、そういった経験を知ることはないのです。

だからこそ、主人公の炭治郎のようにみんなに優しくしなくてはいけない。

この世に傷がない人間などいない訳ですから、思いやりを持って人と接することを大事にして欲しい。この映画では、そういったメッセージを感じました。


「心を燃やせ」


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鬼滅といえば、困難、挫折を繰り返しながら主人公である炭治郎が成長していくアニメですよね。

今回の映画でも、この「挫折」を強く感じた部分があります。

「なにか一つ出来るようになったら、目の前に分厚い壁があるんだ」

個人的にはこの言葉、すごく響きましたね。

頑張って頑張って努力をする日々、そして一つの目標が達成した。でもそこは終わりじゃなく、始まり

学校でもそうですが、受験に受かったからといって終わりではありません。大学に合格した後は、立派な大人になる為に「勉強」という名の困難に立ち向かっていく。

人生ってなにが起こるか、誰も予想がつきません。生きていれば、突然のアクシデントに見舞われることは当然あります。

自分で決めた目標はあくまでも通過地点であり、人は死ぬまで挫折と成長を繰り返す。

特に今は某ウイルスにより、みんなが大変な状況です。身近な人の死により、自分の弱さや不甲斐なさに、心が折れてしまっている人も大勢いるでしょう。

「どれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ。歯を食いしばって前を向け!」

「君が足を止めてうずくまっても、時間の流れは止まってくれない」

「共に寄り添って悲しんではくれない」

自分がいくら悲しんでいても、時間は流れ続けるし、悲しみには寄り添ってはくれない。

だからこそ、悲しみに負けるな、前を向くしかない、だからみんな頑張れ!!

煉獄さんは偉大です。

「ここにいる者は、誰も死なせない」

先輩隊士として後輩の盾になることもそうですが、生死を描いているアニメだからこそ響く、世界に向けて「前を向け!頑張れ!」といった強いメッセージをこの映画を通して残してくれました。

相手を認めること、信じる気持ち、思いやりの心。そして、前を向いて頑張ること。

煉獄さんの言葉を胸に刻み、私たちも生きている者の使命として、この先もずっと頑張り続けなくてはいけませんね。

"劇場版「鬼滅の刃」無限列車編"

とても素晴らしい作品でした。


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