幸子さんが隣にいたら
”奴らはすぐに「責任者を出せ」と言う”
と過去の(個人的に書き留めている)日記に書いてあって、このときお客様対応で嫌なことあったのだなぁ。なんとなく今一度確認しておこうと思って、「責任者を出せ」と言われたときの望ましい対応を調べてみた。
その過程で「責任者出てこい!」が決め台詞の漫才に出会う。昭和の大阪で活躍された人生 幸朗・生恵 幸子の夫婦漫才コンビ。歌謡曲や世相にいちゃもんをつけたりする「ぼやき漫才」。恐れ多くも私は存じ上げなかった。
現代にはあまりフィットしない内容かもしれないけれど、ずっと聴いていたくなるような漫才だった。テンポなのかなぁ?勢いなのかなぁ?やみつきになる。人生幸朗さんのぼやきの着眼点も、生恵幸子さんのツッコミや諭しも、私の心を掴んだ。
そしてまた、おふたりの関係性(漫才の掛け合い)が羨ましい。生恵幸子さんが愛おしい。
このお二人が、現代をみたらどんなことを言うのかな。この世間を、なんとぼやくのかな。どんな音楽にいちゃもんつけるのかな。どんなときでも幸子さんは冷淡かつ勢いよく、彼を圧倒する。心強い。
「責任者出てこい!」
「出て来はったら、どうすんねん!」
「そんなもん、謝るがな!」
なんだか解決した気分。