蝶の舞う街
9月25日の朝7時。
少し肌寒くて、半袖で来たのを
少し後悔する程よい初秋の気候。
運営の子達よりひと足先に
これから始まる夕暮れの音楽祭の会場へ
乗り込みました。
森の中に表現者たちの街を作って、
音楽祭を開催する。
そう言い始めてから4ヶ月が経ち、
約70人の運営と企画し、議論し、喧嘩し。笑
まだ本番は始まってもいないけど、
すごく青春だったなー。と。
ホームスクールというちょっと
変わった教育で育ったせいもあり、
たくさんの人と何かを作ること、
みんなの意見を聞いたり、
頼んだり頼まれたり、
そういうのにあんまり縁がなくて。
文化祭とか体育祭とか、楽しそうだし、
羨ましいし憧れるけど、
どこか交わらない世界だと思ってました。
だから、これまでは、
みんなとやるより、1人で動く方が早いと思ってたし、自分が描いた下書きの上を、みんながなぞる様に筆を走らせるそんな設計図だったけど、
いつのまにか、
背中を完全に任せたくなる仲間が増えて、
自分の居ないところですごく素敵な企画を生み出し、素敵な仲間を集めてきて、形にしている。
これがたまらなく嬉しいし、
幸せだなと噛み締めています。
すごいことだよこれは。
僕自身の価値観というか、
大事にしたいことというか、
追求したいなーと思っていることがあって。
それは、社会に対して、愛や希望のメッセージを届けようとしている表現者たちを、
どうしたら表現というアイデンティティーを失わず、美しく社会に馴染ませる事ができるか?
という問い。
そのために、山にエンタメ溢れる古民家を作ったり、大阪のど真ん中にクリエイティブな若者が暮らすシェアハウスを立ち上げたり、地方でいろんなお祭り作りに関わったり。
毎月、大阪と淡路島と京都と東京を
クルクル回って生活してみたり。
だいぶ前のノートで書いたかも。
気になる人は遡ってね。
今回の心踊る街プロジェクトは、
余白という言葉をテーマに社会に対して、
愛や希望のあるメッセージを届けようとしている、アーティストやクリエイター、
表現をしながら生きていきたいと願っている表現者の卵たちの個性や魅力をどうすれば引き出せるのか、そのために必要な余白はなんなのか。
という問いと、仮説に基づき、
進めている街づくりプロジェクトです。
これが本当に難しくて、楽しくて、
僕の視点はもちろん、
一緒に作ってくれる運営の視点や
参加してくれる参加者の視点のみならず、
既にアーティストとして生きている人の視点、
アーティストを目指している人の視点、
その勇気が踏み出せない人の視点、とかね、色々考えるんだ。
なんせ街で全員で作るものなので。
もし運営の中で、このノートを読んでくれている物好きが居たら、
どうしたら不安な気持ちになっている周りの人が、安心してワクワクした気持ちで参加できるか考えて欲しいし、
当日、ひとりぼっちになっている子が居ないか、できる限り目を配らせて欲しいし、
楽しませてもらう側ではなくて、自分がみんなをどう楽しませるかを考えて欲しいし、
なにより、あなた自身が1番表現に没頭している人であってほしいなと思っています。
愛ある表現を社会に届けようとしている
クリエイター、アーティスト、
表現者の卵たちが、
蛹から蝶に変体する瞬間を作ること、
それを仕組みにすること。
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背景。
表現に救われ、
空想や想像を膨らませるのが好きで、
自分は幸せなはずだけど、
急にどうしようもない孤独感を感じたり、
たまにどうしようもなく空を飛びたく
なってしまう、 少年少女たちへ。
きっと世界は、僕らの想像よりも
楽しくて美しくて自由だ。
挑戦しよう。表現しよう。
この世界の色を一緒に見に行こう。
表現とは、 人に感動を届けれるもの
全てを指し、 音楽やアート、言葉を通した
直接的な表現はもちろん、
それぞれが成長し、進化する姿を仲間や
ファンに共有することで、
挑戦から応援の循環を生み出し、
自分の存在意義を表現で確かめれるような
環境を作り、 夢を諦めない
愛と個性に溢れた仲間を増やし続ける。
人の個性や魅力、内側から溢れ出す色彩。
余す事なくその場に伝播させて、
生きがいレベルの感動体験を創っていく。
もう少し砕くと、愛のある芸術や音楽、
食や言葉を通して、 人の優しさが溢れる空間を創っていきたいし、 生きていて良かったと思ってもらえるような瞬間を届けたい。
そして顧客が「あの瞬間に戻りたい」
と思った時に、 戻って来れる居場所が
存在する世界にしていたいし、 その居場所の数が増え続けるような生き方をしたいし、今回の心踊る街はそういうプロダクトであって欲しいなと思っています。
深夜テンションならぬ早朝テンション。
うおおおがんばるぞーー!
みんなの可能性を開花させる