物語のための場所
最近自分がデジタルで本を買いまくっているにも関わらず、自分の本は、紙で買ってもらいたいという矛盾。
もちろん、キンドルでもいいのだけれど、紙の本のほうが、その人の生活に入り込めた感がある。
その人の家の本の棚に、私のスペースがちょっと出来るということが、すごく嬉しくて。
そんなことを思っていたら、最近聞いたラジオで、同じことを江國香織さんが
もっと素敵な言葉で表現していた。
「物語には空間が必要。物語も場所を取るはずで、読まなくても置いてあるだけで彼らはそこにいる」
そんなようなことをおっしゃっていて、
「読まなくても置いてあるだけでそこにいる感じ」
…ああ、それだなあ、と思いました。
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