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過去の状態に戻ってしまうカラクリ(コンフォートゾーンで説明)

あれ?あれだけ負けなしできていたのに急に勝てなく、また失点も。。個別具体な話をしてしまうと意味がないと思いますので、ここでは私が昨年学んだ認知科学に基づいた考察をしたいと思います。

①コンフォートゾーンについて
②コンフォートゾーンに戻ってしまう理由
③じゃあどうすればよいか


①コンフォートゾーンについて


コンフォートゾーンてのは、パフォーマンスの限界を決めるもので、簡単に言うと自分にとって快適な場所・居心地の良い場所です。居心地の良い場所ってのは「自分の無意識にとって」です。無意識だから裏切られます。
またコンフォートゾーンとは恒常性維持機能で、ホメオスタシスともいいます。
例えば、人は体温を36℃ほどを維持していますよね。
サウナに入るとどうですか。汗がでますよね。
それは汗を出して36℃に維持しようとしているんです。
またこれは汗が出ると言う物理的な現象ですが、ホメオスタシスは情報空間に存在します。

上記の図であるように過去のCZ(コンフォートゾーン)っていうのは、
これまで築き上げてきた言語化していなくてもなんとなく存在する「攻撃的なサッカー」というキーワード。これをボール保持ということに勝手に定義するなら過去のCZというのはボールを保持している状態が以前の我々のチームのサッカーといえます。

②コンフォートゾーンに戻ってしまう理由


図に書いていますが、世の中でよく言われているモチベーションて言葉があると思いますが、モチベーションというのは、コンフォートゾーンに戻る力のことなんです。
ダイエットを例にとりましょう。ダイエットを成功した人が何日か経ったら、また元の身体に戻ってしまっていて、リバウンドしていることがありますがそれは、ダイエット前の身体へモチベーションが高い状態になっていて、戻ってしまっています。
図でいうなれば過去のCZがダイエット前、ダイエットして痩せた状態が目指しているCZの世界。そこのCZが居心地が良くないから過去のCZへ戻ってしまいます。
だからリバウンドする。意識しても無意識が過去を評価しているから。
これを自チームで例えるなら20節から監督が変わり過去のCZから目指しているCZへと無理やし押し出されたわけです。無理やりというのは、外的要因のことを無理やりという表現にしているだけです。
そして21節から26節まで6試合無失点という記録ができました。
これまでいた過去のCZというボールを保持する安心できる空間。新たな監督になってベクトルを前に向けて戦うGOAL世界の目指しているCZ。勝っているから目指しているCZへうつっていっていました。
ただ、①でも伝えたようにコンフォートゾーンに戻る力って無意識なんです。勝っていていいとは思っていても過去のCZへ戻ってしまうんです。
試合内容を分析はしていませんが、パスのファーストチョイスが前ではなく後ろが多くなった気がしています。これを暑さで疲れているというのは私は違うと思います。
ある特定の人が悪いというよりも組織として過去のCZに戻っている状態。
つまりボールをロストしない大切に扱うということに対してモチベーションがあげっている状態といえます。

③じゃあどうすればよいか


結論、GOAL世界をコンフォートゾーンにしてしまえばいいんです。
コンフォートゾーンは2つ取れません。過去と未来、どちらを取るかと言うと、「臨場感」が高い方です。過去のCZが臨場感が高ければ過去にもどります。
本当に未来のGOAL世界にいきたい。またはいっている状態でないと、過去をえらぶ。

サッカーは11人で行うスポーツ。1人が未来の目指しているCZを行っても意味がありません。
目指しているCZに臨場感を持ち、勝っていた時のベクトルを前に向けて戦うサッカーを信じ体現し、そのサッカーに臨場感を持つことができたらもう一度負けないサッカーに戻ることができる。
コンフォートゾーンってのは人間が持つ強烈な力です。それをうまく活用できれば、活路は見出せます。
今回はコンフォートゾーンのみの説明です。認知科学からのアプローチ、説明ては、この他に、エフィカシー・スコトーマなどあって、
全て揃ってバチっとGOALにたどりつくことができますが、ここではコンフォートゾーンで過去に戻ってしまうカラクリを説明させて頂きました。

がんばれ。そして思いは同じ。過去を変えのは大変ですが、可能です。変わりたいと。変われます。


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