#3 環境のせいにしない
高校生の頃、毎日それなりに楽しい生活を送ってはいたものの
なんだかすごーく 息苦しい感覚がずっとありました
出る杭は打つみたいな風潮(私が勝手に感じてただけかもしれないけど)が
ぷんぷんの田舎の高校にもうんざりで
その頃は、自分は日本には合わない人間なんだ!
絶対にいつかは海外に住むんだ!と思っていました
そんな感じで、自分に非があることを認めず
周りのせいにばかりしていたために、
大学生になってからも
コロナで大きく変わってしまった環境に適応しきれず、
ただただ自分の置かれた状況を嘆いてばかりでした
だけど嘆いたところで、状況が好転するはずはない。
今となっては笑い話だけど
去年は毎日のように泣いてる時期もありました 笑
しばらくはそんな状況だったわけですが、
いつまでも切り替えようとしない私を見て呆れたのか、普段あまり口出しをしない父が唐突に、
「お前中心に世界が回ってるわけじゃないことにそろそろ気づいたら?」と言いました
このたった一言が
今まで私が気付くべきだった答えだったらしく、
それまでの考え方を180度変えるきっかけになりました。
私が今まで感じていた社会への違和感やズレは
自分を中心に考えていたからなのだと、そんなに簡単なことだったのかと、正直拍子抜けしました
父はただ、私にしびれを切らして言っただけだったかもしれないけど、
私にとっては今までのもやもやが一気に晴れたと同時に、
これまでの自分を顧みるきっかけになった ものすごく大きな一言でした
そこからは、今までの自分を猛反省しました
「世界の中心は自分ではない」、って
ちょっと大げさだけど、そんなことを念頭に置いて
いろいろな経験を増やし
いろいろな環境に自分を置くようにしました
気付けば、前のような息苦しさはなく、どんな環境に置かれても、
考え方次第でそれなりの楽しみや使命を見つけられるようになっていって
『大事なのは場所じゃない、自分自身なんだ』とより強く実感できていました
そうするうちに初めて、「絶対に海外じゃないと暮らせない」と思っていた過去の自分に対して、そうでもないよなあ、と思えるようになったのです
きっと環境のせいにする過去の自分のままだったら、海外に行ったって周りのせいにしてただろうし、どれだけ場所を変えても満足できていなかったと思います
先生がこうだから、日本がこうだから、周りがこうだから、コロナのせいで・・・
思い返せば、何かうまくいかないことがあると、いつも私は周りの環境のせいにしていた自分、
だけど、不自由なしがらみは自分で作り上げてしまっていたものだと
ここまで来てようやく気づけました
『環境のせいにしない』
よく聞く言葉だし、当たり前のことと思われているけど、
いろんなことを経験してやっと、
やっと実感として、自分自身に刷り込むことができたのです
最後に、私が大事にしている本を紹介して終わりです!
↑ 中学生のとき担任の先生がよく口にしていて、今でもたびたび思い出す言葉です。
当時は特に響かなかった言葉だけど
数年の時を経て、今ようやくこの言葉の大きな意味が理解できます