#5 おじいちゃん
だんだんと、季節は秋に、冬にへと近づいている。
どんよりした朝、部屋の電気をつけたときにふと思い出したのは
3年前に亡くなったおじいちゃんのこと。
両親は共働き、祖母もまだ働いていたし、兄は中学校の部活があったので
小学校から家に帰ると、いつもおじいちゃんと2人きりだった。
早く遊びに行きたくて急いで宿題やってるときによく、
目悪くなるから電気つけなあかんよ、宿題は丁寧にやらなあかんよ、
っていつも言われたなあ。
おじいちゃんが亡くなってからの3年間、
普段はめったに思い出すことはないけど、
たまーーに、私の心にふと現れてきてくれる。
おじいちゃんのことを思い出すときは、
「なんでもっといろんなこと話しておかなかったんだろう」
「もっといろんなことしてあげられたんじゃないのかな」
とか、後悔の気持ちが浮かんでくると同時に
「そうだ、おじいちゃんが見守ってくれてるから、大丈夫じゃん。」
っていう、思い詰めた心に前向きな気持ちも与えてくれる。
私が壁にぶち当たるときを見計らって、
おじいちゃんが、「忘れないでね、いつも応援してるからね。」って
言いに来てくれてるような気がする。
今日は久々に思い出したので、こんな記事を書いてみました。