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失敗を糧にすれば職場を笑顔で包み込める【キャリコンサロン編集部】

新しいことを始めるときにはリスクがあります。失敗すれば笑ってなんかいられません。でもその失敗を糧にすれば職場を笑顔で包み込むことができるのです。

皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。国家資格キャリアコンサルタントとIT企業マネージャーとの二刀流で活動しています。

キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいております。
私は水曜日担当です。

今週のお題は「はたらいて笑顔になれた瞬間」です。

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今から数年前、ビル最上階の会場である会社のパーティが開かれていました。そこに集まった人々はみんな

満面の笑顔!笑顔!笑顔!

それもそのはず。このパーティはその会社にとってこれまでに無い大型の競争入札を勝ち取った祝賀会だったのです。

私はこの競争入札の技術責任者として満面の笑みをもってこの光景を眺めながら、こう思っていました。

「失敗もあったけど、挑戦してよかったな」

◆最初の挑戦で失敗する

このパーティからさらにさかのぼること2年前。私達は初めて大型の競争入札に挑戦することにしました。

自分達の組織をブレークスルーさせるためにはこのような分野にも挑戦する必要があると判断したからです。

大型の競争入札については、池井戸潤さんの著書「鉄の骨」を読んでいただくとちょっとイメージが湧くかもしれません。

入札するまでには大変な時間と労力がかかり、負けた時の損失というのは会社の経営上、非常に大きなリスクになってしまいます。

そんなリスクのある入札に我々はチャレンジ。昼夜寝る間も惜しんで努力しましたが、残念ながら結果は「次点」

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特に技術的な評価が低く、私は技術責任者として「穴があったら入りたい」と思うぐらい落ち込みました。

◆失敗から学ぶ

最初の失敗の落ち込みからようやく脱出できたころ、再び大型の競争入札の機会がやってきました。

「また負けたらどうするんだ」という周囲の声もありましたが、「もう1回だけやらせてほしい」と会社にお願いして再チャレンジさせてもらうことに。

再チャレンジするにあたって、前回の敗因分析をきちんとやろうということになり、有識者の方へご意見をいただくことにしました。

耳ふさぐ

やってみるともう耳の痛くなるような指摘のオンパレード。

「こんなに頑張ったのにそこまで言うか?」ってキレたくなる気持ちを我慢して聞いていると

・顧客へのロビー活動の不足
・入札のプロセスの理解不足
・技術提案書の書き方の理解不足

などの自分達の欠点が色々と見えてきたのです。

◆欠点を克服する

これらの欠点を克服するために、私達は色々な取組みを行いました。

・顧客への勉強会の開催
・自分達が所有する設備の見学ツアーの開催
・入札対応ガイドの作成  etc...

こういう取り組みをしていると「良い偶然」にも巡り会うものです。

公共系の技術提案を長年担当され、現在ではその実績を活かして書籍を出したり、講師をされている方と偶然にもお知り合いになれたのです。

その方にお願いして、私達だけのオリジナル「技術提案書の書き方」研修を開催してもらい、関連するメンバーに受講してもらいました。

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このようにして私達は自分達の弱点を克服していよいよ2回目の競争入札に挑みます。

そして結果は見事に「受注」!

何と技術評価は「ダントツの1位!」というおまけ付きだったのです!

◆失敗を糧にして職場を笑顔に!

このようにして私達は失敗を糧にして最高の結果を出すことができました。

さらにこの再チャレンジで得たノウハウはその後の競争入札にも活用され、受注につながるという想定以上の効果もあったのです。

何か新しいことに挑戦することは時として大きな失敗をしてしまうこともあるかもしれません。

そしてもし私達が、

失敗を恐れて再チャレンジしなかったら?

そもそも最初に挑戦しようと思わなかったら?

一体どうなっていたのでしょうか?

受注もできなかったでしょうし、ノウハウも継承できなかったでしょう。そして、パーティーでの光景も見ることはなかったでしょう。

どんどん挑戦し、失敗しましょう!

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失敗は重要な学びをもたらし、時には自分達が望んでいた以上の結末にたどり着くこともあります。

失敗を恐れて挑戦することを避けている職場環境にいる方達はこのように考えてみてもいいんじゃないでしょうか?

失敗を糧にして職場を笑顔で包み込みこもう!

ではまた!

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