"雨のなかの猫"はキャリコンへの挑戦状なのか !?【キャリコンサロン編集部】
「老人と海」などで有名なヘミングウェイ。彼の短編詩「雨のなかの猫」が私たちキャリコンに向けた挑戦状になっている!なんて考えるの私だけですかね?
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加しています。
私は水曜日担当です。
今週のお題は「雨の日を楽しく」です。
「雨ね~」と考えていたら、人間の思考回路とは不思議なもので、どういうことか”ヘミングウェイ”にたどり着きました。
彼の短編詩集「われらの時代・男だけの世界」の中のひとつである
雨のなかの猫 (Cat in the rain)
この作品の内容が
「私達キャリコンに対する挑戦状ではないか?」
という疑いがあるようなのです。
ちょっと見てみましょう。
◆え?仔猫じゃないんだ!
和訳を読んでみると大枠のストーリーはこんな感じです。
これを読んでの私の最初の感想は、
「え!仔猫じゃないんだ?」
最後に登場するのはしっかりと抱きかかえる必要がある程の"大きな三毛猫"。
こんな文章が並べられたら、つい可哀そうな仔猫ちゃんだと無意識に想像してしまいがちですよね。
この作品はキャリアコンサルタントが一番やってはいけない
無意識な思い込み(アンコンシャス・バイアス)
を指摘するために作られた。言い換えれば、
私達キャリコンに対する挑戦状ではないか?
と考えることもできるのです。
◆雨には雨で解決を試みる
ヘミングウェイは一体なぜこのような作品を作ったのでしょうか?
雨には雨をということで、今回は「空・雨・傘」のフレームワークを使ってこの問いを分析していきましょう。
※「空・雨・傘」のフレームワークとは?
「事実、解釈、行動をセットで考える」
という問題解決の手法。某コンサル会社の標準手法として取り入れられている。
「事実」確認のために、まずは原文(英語)を読んでみることにしました。
そうすると、” I wanted a kitty.” というように、"kitty(仔猫)"という単語が出てくるではありませんか!
今回はどうやら私達の「無意識な思い込み」では無さそうです。
この現状から考えると、3つの「解釈」が浮かんできます。
①についてですが、奥さんは2階から猫を見ているため、大きな三毛猫と仔猫を間違える可能性は少なそうです。
そうすると②か③が有力候補。
取るべき「行動」としては、奥さん、または支配人の意図をこの作品の中から探していくしかありません。
◆結局のところどうなった?
でも残念ながら、この作品の中には奥さん、メイドまたは支配人の意図が決定的にわかるようなことは記述されておらず、各個人の想像に委ねるしかなさそうです。
あ、そうか!!
ヘミングウェイがこの作品を作った狙いは、
「各個人で想像して、作品を楽しんでほしい」
ということかもしれませんね!
以上の分析の結果、どうやらこの作品が
私達キャリコンへの挑戦状
である可能性は少なそうです。
(そりゃそうだろ。とか言わないで!)
いかがでしたでしょうか?
このヘミングウェイの作品の解釈についてはネットでも論じられていますので、ぜひ参考にしてください。
こんなことをやっていれば、雨の日も楽しくあっという間に過ごせそうですよね。
皆さんもそれぞれの方法で雨の日を楽しくお過ごしください。
ではまた!