永遠に「憧れの資格」とならないように【キャリコンサロン編集部】
「あんな風に働きたい」「あんな立場になりたい」。そんな理想にグッと近づけてくれるのが資格取得。「でも難しそうだし」と貴方はあきらめてしまっていませんか?
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。
キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいてます。
私は水曜日担当です。
B’zは12枚目のアルバム「GREEN」の中の「Blue Sunshine」という曲でこう歌っています。
「相変わらずあなたは永遠の憧れ~♪」
そう、今週のテーマは「憧れの資格」です!
■私が憧れた資格3選
私はあまり資格ってものにはこだわらないタイプです。
そんな私でも「取得できたらいいなあ」と憧れて自分の意志で挑戦した資格があります。
■ネットワークスペシャリスト
情報処理技術者試験の中の高度資格と言われているものです。20代のころに挑戦し、取得するのに3年かかりました。
当時は難易度も高く、私がいた会社では資格取得できないと昇進もできないというもので、憧れの資格でしたね。
合格した時にはやはり高ぶるものがありましたし、ネットワークエンジニアの道が開け、その後のキャリアに大きな影響を与えた思い出の資格です。
■TOEIC
今の会社に転職した時に仕事で英語を使う機会があり、「英語できちんとコミュニケーションできたら素敵だな」と憧れて、英会話とともにチャレンジしました。
勉強し始めて3年ぐらいである程度のレベルまでは行ったのですが、そこから伸び悩みで仕事には活用できず。
英語を使って仕事をするという具体的な機会があまり無く、モチベーションの欠如が原因だったと思います。(言い訳ですけど…)
■キャリアコンサルタント
ある友人との飲み会でキャリアコンサルタントの存在を知りました。
「セカンドキャリアとしてこういう仕事ができたら素敵だなあ」と憧れて、50歳でチャレンジして合格しました。
幅広い知識を学んだことにより、これまで経験則中心に対処していた自分のスタイルに変化が感じられてきて、この資格にすっかりハマってます。
■永遠に憧れの資格とならないように
皆さんも憧れる資格ってあると思いますが、永遠の憧れのままにしておくのは勿体ないですよね?
その資格取得にチャレンジするのか?
あきらめて、別の道を探すのか?
それを決定するための方法として、キャリア理論家であるジェラッド(Gelatt.H.B)の理論を紹介します。
ジェラッドは当初、「連続的意思決定プロセス」という、合理的かつ客観的に意思決定を行うための理論を提唱しました。
ところがバリバリの論理派のジェラッドさん、なぜかある日突然心変わりをしてしまいます。
それが「積極的不確実性」という理論です。
将来は存在しておらず、予測することもできない。
将来は想像され、創造されるべきものである。
合理的戦略は役に立たないのではなく、ただもう有効でないだけである。
簡単に説明しますと、
「この不確実な時代に合理的な戦略なんて立てても完璧なんてないよね?」
「それよりは【好き、夢、憧れ】みたいな直感的なことも戦略にもっと取り入れた方がいいんじゃないかなー」
という理論です。
例をあげてみると、こんな感じです。
郊外に広い家を建ててのんびり暮らしたいけど、通勤の利便さなどを考えて都心にマンションを買った。
ところが、テレワークが急速に普及&在宅ワークになってしまい、ほとんど通勤する必要がなくなった。
「通勤の利便さ」という合理的な選択をしたと思ったけど、「郊外でのんびり暮らしたい」という憧れをもっと大事にしてもよかったんですね~。
私のキャリアコンサルタント資格も今の職業を続ける上では合理的な選択では無いかもしれません。
でも、この「積極的不確実性」理論に従えば、決してそんなに悪い選択ではないのだと思って地道に活動を続けようと思います。
皆さんも資格など何かにチャレンジするかどうか決める際には、
「業務に活かせそうか」
「キャリアアップに繋がりそうか」
というような合理的な考え方の他に、
「好き、夢、憧れ」
というものをもっと取り入れてみても良いのではないでしょうか。
B'z の最新配信シングル「UNITE」では、こうも言ってますよ。
「好きになってもかまわない!」
「何があるか誰にもわからん!」
ではまた!