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舞台少女と生物のモチーフについて

はじめまして。とりそぼろと申します。

タイトルについて、もう絶対誰かがやってるんですけど生物好きの端くれとして舞台少女と生態系、生物の進化という話についてもそもそと書き散らしてしまいたいなと思ったためこのnoteを書き始めさせていただいた所存でございます。なんかもっとこう、知的にな文章でも書ければよかったのですが、感情が溢れてしまって……大分タイトルの生物……?って感じになってしまいました。ごめんなさい。

ざっくりと自己紹介をすると
・スタァライト歴はアニメリアタイから
視聴済
・アニメ、ロロロ、劇場版、舞台#1~#3、スタリラメインストーリー全て、イベントストーリー再演中心に何個か、ロミジュリ朗読劇、ゲーム版エルドラド
未視聴
・舞台#4、エルドラド朗読劇 etc
・生物は中学から下手の横好きみたいな趣味みたいなところで関わっており、大学も一応そっち専攻だったり、そうじゃなかったりしました。(ですが進化学とかの方向じゃないので本当に齧っただけの物好きだと思って下さい。)

という人の感想と考察なので、ほかにもあったよ〜とか全然あると思います。悪しからず。

そしてそれら(アニメ、総集編ロロロ、劇場版、スタリラ、エルドラド)のネタバレを完全に含みます!!!!
履修してなくてスタァライト好きな人はこんなんいいから胸を刺す衝撃を浴びてきてください👋

色々言う前にまずなんですけどね
少女☆歌劇 レヴュースタァライト 舞台奏像劇 遙かなるエルドラド、浴びました?もうね、皆様は当日に受け取れなかったゴミカス人間と違ってもう俺だけのエルドラドの再演をされていると思うんですけど...…

あの全部おわったあとの赤い上掛け!!!赤い海

しんじゃった...…だから赤い海を超えてこいってことだったんですね...…

舞台少女にとって舞台は血、生きる源であるということは劇場版で散々言われてきましたが、 大海原=舞台=人生=舞台少女の血肉 として表現してしまうの、本当に憎すぎて、頭抱えたまま寝込みましたよ、そりゃもう。(翌朝スッキリかと思いきやずっと頭から離れないので全然寝れてない)

加えてスタァライトという舞台を降り(上掛けを落とし)、次の舞台へ行った神楽ひかりと置いていかれた愛城華恋という構図に見えていたものが、全てを通してスタァライトという舞台から次の舞台へ漕ぎ進む愛城華恋、もとい聖翔の8人という構図になっちゃうなんて!!!これが濱デザインかよ〜〜〜かぁ〜〜〜〜〜〜(額を叩く音)
ありがとうありがとうありがとう
そういえば濱デザインといえば逃げ若は最高です!見よう!(別作品のダイマをするな)

私事ですが最近暑い日が続きすぎて休憩時間に水をガブ飲みする日々が続いているアホの流行りの言葉は、「40億年も生命の始まりはだいたい水の誕生から始まるため水飲み休憩に行ってきます」とまぁ馬鹿なことを口走り休憩時間を確保しているんですけど(???)舞台少女にとっての大海原って生命の始まりなんですね〜って思ったり、ラジバンダリ。

え、いつから考察が始まるんですかって???
いやほんと、ついつい感想を話してしまって。オタク君はすぐ隙自語するので嫌われるんですね〜。
わかります🦒

本編です。


舞台少女と生物

今回、エルドラドでやたらと生物の描写が多かったので、前々から考察で見たこととかを自分なりにまとめたものです。他の方との被りも多くあると思います。

🦒キリン

アニメ 少女☆歌劇レヴュースタァライトにおいてのキーキャラクター及びお前のトラウマといえば勿論キリンでしたよね?わかります🦒
キリンという生物についてウィキペディアさんに聞いてみましょうか。

ちなみにアニメ版のキリンは...…アミメキリンだと思ってたんですけど正直分類のこと分からないし同定しようにも簡略化されているので多分って言っておきます。もう分類ってぇ……わからなくてぇ……(オタクの嘆き)

じゃあなんで キリンなのか

ということを考えながらネットを探していたら最高キリン記事を見つけたのでもう皆こっち読んでくれ。

スの二次創作に触れなさ過ぎて合同卒論買い逃した人間なので再販待ってます💓(多分無理)

私が考えるキリンの意義としてはやはりダーウィンの進化論であると考えます。

なぜキリンの首が長くなったのか、それは長い首が高い木の葉を食べるために進化的に有利であった結果、突然変異で長い首を持った個体だけが生き残り、生き残った個体達がかけあわさり長い首にになった。っていうやつです(ざっくり)

星=木の葉を求め高みを目指し進化したキリンと舞台少女、似た何かを感じるのは私だけではないはず。

というか私これに気づいたときはお恥ずかしながら学生だったもので、友人のスタァライトオタク(私にアニメをリアタイしろといった諸悪の根源)に語ったのなんの。若干呆れられてました。でもインターネットにきたら皆考えることが同じでちょっと嬉しくなりました。

……オタクとしては中立説の方が濃厚ということも知っているんですけど、(よくわかんない人は遺伝的浮動で検索してね!)それでも良いものはよいです。良い!

この話は下の方で進化についてでももう一回話すとおもいます。

ちなみに本邦初公開の雨宮眞井部屋でしたが(舐めまわすように見た)、皆さんお気づきのとおり雨宮さんのお布団はキリン柄だったのでやはり私たちと同じ、演者を見る観客側である、ということが透けて見えて非常に良かったです。

良い趣味してるな。私も欲しいです。誘導リンク貼るの嫌いなのでオタクは「キリン、ブランケット」で検索するとアマゾンに似てるのが売ってるので俺と雨宮さんとお揃いにしような!(最悪)と書き残しておきます。

🦢白鳥

真矢様の剣の名前がOdette the Marvericksなのは有名な話ですが

エルドラドでも鳥みたいって言われてましたね。かわいい。


オタクの妄想的にはにコクチョウはクロ子イメージなのかな、とも思います。

🐸カエル

大場ななの99回スタァライト台本に貼られたカエル。
これ、中の人(@k_moeka)がカエル好きだからって言うのが大きな理由っぽくてあんまり考えてなかったんですよね。

強いて言うのであれば、井の中の蛙、大海を知らず。でしょうか。

あとカエルの考察はあとのウーパールーパーの考察をみたほうがいいです

🪼クラゲ

神楽ひかり先生、クラゲ大好きですね。ふわふわ。
ちなみに私はすみだ水族館に行きクソデカクラゲぬい買って帰ったことがあります。神楽ひかりにあこがれて。
オススメです。1万円くらいするでかいほうです。多分アニメの神楽ひかりサイズなら小さい方(3000円くらい)を買ったほうがいいです。持ち帰るとき死ぬかと思いました。他人の視線に。

クラゲについてまたウィキペディア先生に聞いてみましょうか。

水生生物は、生息場所、移動力の大小などにより、底生生物(ベントス)、遊泳生物(ネクトン)、浮遊生物(プランクトン)と呼ばれますが。クラゲはプランクトンに相当します。

つまり、まぁクラゲをみたことがあるだいたいの人が知っている通り、クラゲ自身に泳ぐ力はほとんどなく、波に乗りふわふわ浮いているのが常です。

そう!!!つまりこれってキラメキをなくした神楽ひかりなのではないでしょうか。
波がないと、泳げない。華恋のキラメキがないと泳げなくなってしまった。あの時のキラメキを無くした神楽ひかり(ジュディは奪ってないっていってたので最近色々崩れましたが。)にとって、波に乗るクラゲに何か近しい感情を抱いていたのかもしれません。

とは言ってみましたが普通にクラゲ好きなだけだと思います。かわいいし。

スタァライト水族館聖地巡礼、楽しいのでオススメですが、生物オタク的にはホンマ一日で回るものじゃないと思います。あと東京タワー水族館は閉館したので死んでいます。苦しい。

東京タワー水族館閉館の時にいったらスのオタクいっぱいいて面白かった写真でも乗っけておきます。

自分の寄せ書きが黒歴史過ぎたので消しました。萌香ちゃん来たよ……が面白すぎる

🦋蝶

がっつり虫なので苦手な人は目次から次に飛んでください。

さて、皆様はスタリラで誰が好きでございますかね?アタイは何を隠そう夢大路文でございますが(聞いてない)
凛明館女学園の破壊と再生本当に苦しいですよね???苦しいです。わいはまだ苦しい。
まだ浴びてない人はさっさとゲーム開いて名門、落つ。を読んでください。サ終前だ!急げ!

凛明館といえば桐の花と蝶がモチーフでございますが。

最近お世話になっております。考察辞典様によると、死と再生のメタファーである。というのが蝶という生き物であるそうです。死者の魂を運ぶとか、オタクが一番好きな奴ですね。(諸説あり)

蝶の生態についてまたインターネット先生に聞いてみましょうか。

はへ〜〜〜〜〜〜〜。

蝶は一回さなぎの中でドロドロに溶け、新しく体を再生するわけですね。うわ~~~~~~~!なんて凛明館。(吐血)

蝶になってみませんかがこうして心に刺さるわけですね。(頭抱え)

蝶といえば劇中BGMでも「蝶の舞う庭」がありますね。舞うな。やめろ

やはり新しい自分を生み出す 再生産の大きな象徴になっていると言えるのではないでしょうか。(誰目線だよ)

🐅虎

さぁその牙 抜きましょう 逃げ回る 虎の子

( 虎がその子を非常に大事に守り育てるというところから ) 大切にして手離さないもの。秘蔵する金品。

コトバンク 精選版 日本国語大辞典

つまり大場ななから大切にしている99回スタァライト再演、未練を断ち切ってあげましょう!という意味だったんですね。

苦しい。

🦎ウーパールーパー

俺は!!!!!これが描きたかったんですよ!!!!正直今回のメインなのでもう他すっ飛ばしていいです。

みなさんネオテニーってご存じでしょうか?
まぁ、ぐぐれ

というかゲーム内でmusicとして「A-xolotl ネオテニー」なんて名前ついてるのでもう、重要だってわかるんですけど。(Axolotlはウーパールーパーの別名です。)

もう大人なんだけど見た目は子供なんだよね~!ってこと。江〇川コナンです。ちなみに大人になった形はサンショウウオやイモリを想像してください。

両生類好きな友人曰く、「合法ロリババァ、もといショタジジイ」なので、難しいのが苦手な人はそれで覚えてください。夢とロマン

さて、なんで眞井さんはあんなん水槽で飼ってたんでしょうね

アタイは最初、幼形成熟、つまり舞台少女という名を関しているがもうすっかり進化先を選んだんだんだよ~!という解釈だと思って頭抱えてました。

ところが

あたいと一緒にゲームしてた露崎まひるオタク君がいたんですけど氏、曰く

「ネオテニーは進化先としてわざわざ幼形でいることを選んだ。カエルやイモリのような形を選ばず、水中で暮らすことを選んだ。それって舞台に魅せられたのに表舞台に立つ舞台少女ではなく裏方を選んだB組のことを指示しているんじゃないの

わぁ~~~~~~~~~~!!!!!?!?!?!?!

助けてくれ~~~~!!!!!

凄くびっくりしました。持つべきものは布教に成功したスタァライトのオタクですね(?)

また、ウーパールーパーとカエルは同じ両生類ですが、完全に裏方の雨宮、眞井(水の中で暮らすことを選んだ)に対して大場なながカエル(陸上に上がることを選んだ生物)なのも憎いな~と思います。

🐍蛇

黄金の指輪には翼を持った蛇がでてきますが、これって恐らくケツァルコアトルであり、A-xolotlのショロトルの部分と関係してきそうなのですが、如何せん今回は生物の話なのでちょっと割愛します。というかまだエルドラドを解釈しきってない。雨宮さん凄い。

🍅トマト

あ、すいません。植物編入ります。動物だけだと思ったか!!!残念だったな!!!

でもトマトについてってそれぞれの解釈があっていいと思っていますし多分私より最強の考察記事を書いてる人がいると思うので何も言いません。まぁ、美味しいよね、くらいで終わります。ライブに行ったときトマト模様の柄シャツ着てるオタクがいてすごく良かったです。

そういう私もトマトの耳飾りを買っています。オタク、概念買いがち。

🌼水仙について

香子~~~!好きだ~~~!!(突然の告白)

ナルキッソスと水仙の話、花言葉がナルシストなのは言うまでもないですが……(香子らしい)

水仙にはリコリンという毒やその他諸々が含まれており、致死量は10gだとか。

美しい花には毒がある。今回のエルドラドではその毒についてメインで扱われていてオタクは発狂していました。

🌸シクラメンについて

植物編に入るとどうしても花言葉の話になってしまうんですよね。
第99回のスタァライト公演の映像ではシクラメンが映っていますが、赤のシクラメンの花言葉は嫉妬だそうです。うっひゃ~~~~~!

🌹バラについて

アニメ5話、嫉妬のレビューの黄色いバラ。これも花言葉、嫉妬です。うひゃ~~~~~~~~~!!

劇場版、赤いバラが咲き乱れていましたね。花言葉は言わずもがな真実の愛です。真矢クロ結婚おめでとう。

バラといえば棘がある花ですが、この棘って天敵の虫には効かないので結局なんのためにあるかあんまりよくわかってないらしいです。

🥦ブロッコリーについて

眞井さんの部屋の額縁、独特すぎると思うんですが……ブロッコリーですよね????あれ

ブロッコリーって花のつぼみを食べるんですね。花のつぼみね。華恋……。

まだ花開く前の舞台少女ってことかもしれない。

生態系について

食物網と追って追われて

隙あらば自分語りから始めるのですけどアタイやっぱり追って追われてシリウスが大好きでよぉ……

劇場版前の構造としては
追われる←追う
真矢←クロ子
香子←双葉
であり、リラでは
香子←双葉
↑(凛明館の再生産後、ここの矢印が切れる)
珠緒←塁
であったようにおもいます。

劇場版後ではこの追い追われるの構造が曖昧になり、正直わからなかった。
個人的にはここの解釈を示して説明してくれたのがエルドラドなのではと思っています。

結論から言うと、全員が追い、追われるものになった。ということです。

劇場版前は、追われるものは覚悟を持ち追われるようになるよう高みを目指す。が答えでありました。ですので燦然と輝くトップに近い「天堂真矢」というキャラクターがいた。

劇場版後ではこの学園内ヒエラルキーは崩れ、全員が檻の外、野生の猛獣が溢れる世界に飛び込んでいく。だからこそあの天堂真矢も追うものになり、石動双葉も追われるものになった。ということがエルドラドで明確に示されました。そうじゃないと、生き残れない。自分が常に追い続ける獲物がおり、自分を狙う獲物がいる、だからこそ「wi(l)d-screen baroque」なのではないだろうか、と思いました。

現実世界の食物網は非常に複雑で、様々に絡み合っています、天敵も獲物も一種類ではない、そんな野生の世界に飛び込む彼女達だからこそ、ライバルは一人ではない、全員であるということがわかりました(KONAMI)

彼女たちが動物園で様々な動物を見ていましたが、彼女たちは彼女たちらしく、自分たちで再生産を繰り返し、進化し、適応した形の舞台少女になっていくのでしょう。

というかホンマ泣いた。俺らの東京タワー水族館は無くなっちまったが、野毛山行きます。皆行こうな。

最後に

ここまでの記事はオタクの妄言であるということを本当に忘れないでください。解釈は人それぞれだし、何も説明しないことで様々な解釈をする余白がある、というところがスタァライトという作品の良いところであると思います。私の妄言は妄言であり正解ではないです。でも聞いてほしかったんだよ~誰かに。それだけです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。また機会があれば会いましょう。というか♥🐍♥まで生き残れ!

最後に、私がこの間江の島水族館でのイルカショーで聞いた素敵な言葉、もとい今回の記事を書こうと思った原因を〆の言葉として引用したいと思います。箱の外に出て、普通の女の子の喜びを捨て、大海原へ漕ぎ出す彼女達の旅路に、幸あらんことを。

「襲ってくるものはいないけれど、追いかける獲物もいない。」

江の島水族館 イルカショーWave ~きみの波になりたい~  より


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