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若戸渡船[2021年冬九州旅行⑫]

前回はこちら

若戸渡船

[八幡(8:40)→小倉(8:51)]
[小倉(9:13)→戸畑(9:20)]
最終日はちょっとスパイスを加えたような行程に。まずは八幡~西小倉間の未乗区間を塗りつぶすために小倉駅で折り返し乗車。すぐさま戸畑駅で下車します。

[戸畑渡場(9:26)→若松渡場(9:29)]
さて、ここからは筑豊本線の若松駅まで船を使って向かおうと思います。北九州市が運航している若戸渡船です。松と畑を結んでいるからその名がついています。戸畑駅から戸畑渡場までは徒歩4分。ちょうど船が出るみたいで、係員に催促されてすぐさま乗り込みました。その結果、貸切状態。乗組員がいるので一人で騒ぐことは許されませんが、心の中では盛り上がっていました。3分間の船旅は今まで生きてきた中で一番密度の濃い3分間だったかもしれません。これは自信をもってオススメできます!
若松渡場を名残惜しく離れると、若松駅までは5分ほどの歩きです。駅近くには高塔山という絶景が見られるスポットがあるのですが、残念ながら行程に含めることができませんでしたので宿題とします。

若戸大橋
船内の様子

筑豊本線(若松線)

[若松(9:47)→折尾(10:02)]
若松駅から折尾駅までは15分の乗車になりますが、混雑度MAX。座れるかと思いきや、座れない。しかし15分なので無問題。

若松駅舎

[折尾(10:08)→香椎(10:53)]
筑豊本線をすべて乗り終えましたが、まだ厄介な路線があります。その名も香椎線。これほど完乗しにくい路線はありません。なぜなら、西戸崎駅~宇美駅の間にJR線と乗り換えられる駅は香椎と長者原しかありません。つまり始終点駅には乗り換えられる路線がないのです。高塔山に行けないのはこれが理由。

若松線・香椎線で活躍するBEC819系

香椎線

[香椎(11:09)→西戸崎(11:29)]
[西戸崎(11:39)→香椎(11:59)]
まずは北へ。西戸崎駅までは海の際を走ることになりますが、車窓からはあまり海を見られるという感じではありませんでした。結構な人数が乗車していたため、もしかすると海が見られるかもわかりませんが。

西戸崎駅舎

[香椎(12:17)→宇美(12:43)]
[宇美(13:01)→香椎(13:32)]
こちら側の区間においてもかなりの混雑。平日昼間にもかかわらずこの乗車率ですから、ラッシュ時は相当なものでしょう。宇美駅前も人出が多く賑わっており、ローカル線だと思っていた香椎線の印象を払拭されました。申し訳ございませんでした。

宇美駅舎

[香椎(14:12)→久留米(14:58)]
[久留米(15:10)→博多(15:46)]
香椎駅に戻って昼食を摂って、あとは時間調整。博多駅を目的地としますが、あまり早く行き過ぎると暇になってしまうため、ちょうどホームに入ってきた快速の久留米行きに乗車しました。車内にて乗換案内アプリで調べたら、運良く折り返して博多駅まで行けば、ちょうどよい時間になるということが分かり気分爽快。
久留米駅ではなんとゆふいんの森が来て、さらに気分は上がりましたが、度を超えないように努めました。そして博多駅までの36分間は18きっぷ最後の乗車区間となりますから、じっくりと今までの行程を思い返しながらもう一度脳裏に焼き付ける作業を執り行いました。

ゆふいんの森専用車両 キハ72系
最後に乗った811系

青春18きっぷの旅はこれで終わりです。博多から東京までどう帰るかというのは次回までのお楽しみ。あと1回お付き合い願います。

⑬につづく

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