筑豊地域から鳥栖へ[2021年冬九州旅行④]
前回はこちら
[竹下(6:59)→博多(7:02)]
九州旅行2日目は博多駅の一つお隣である竹下駅からスタート!
青春18きっぷの1回目に押印してもらってから、博多方面の列車に乗り込みます。九州地方なので当たり前のことですが、7時台に入っているにもかかわらず、まだ夜明けが拭いきれないような空をしているのが大変不思議に感じたのでした。
福北ゆたか線(篠栗線・筑豊本線)
[博多(7:26)→直方(8:40)]
この日は12月24日。クリスマス間近といえる日ではありますが、普通の平日、出勤日。もちろんラッシュというのもあるわけでございまして、ホームに停まっている列車に安易に乗り込もうとすると、すでに席は埋まっており吊革も埋まり始めている状況。私は早々と悟りを開いて、次の直方行きを待つことにしました。
直方行きが来る前に篠栗行きの列車が来ましたが、そちらのほうが乗車される客が多く、カオスになりかけていたのを記憶しております。いっぽうの私が乗車した直方行きは席が埋まる程度にとどまり、アレレ?と思った次第でありました。
長者原(ちょうじゃばる)駅までは通勤路線を呈していましたが、そこから先は郊外路線に変貌して、線路の保守状態も少し緩くなったせいか列車が揺れだすようになりました。気のせいかもしれませんが。そして、桂川(けいせん)駅に着きました。ここからは筑豊本線に入ることになります。しかしながら、博多ー吉塚ー桂川ー直方間のことをJR九州は”福北ゆたか線”という愛称をつけており、正式名称を知る方々は少なくなってきているのかもしれません。
そんなことを考えていたら、通勤客はもちろんのこと、高校生軍団も車内からは消えており、列車は終着の直方(のおがた)駅に到着。長いホームに微々たる両の車。昔は勢いのある街だったんだろうなと降り立った瞬間に感じました。駅を出ると、その感じたものは確信に近い形へ昇華。駅前の魁皇関の像と駅舎を写真に収めて、すぐさま折り返しの列車に乗り込んでしまいました。しっかりと街歩きも行いたいところではありましたが、今回は別の街をピックアップしてあるのでやむなし。
原田線(筑豊本線)・鳥栖へ
[直方(9:24)→桂川(9:54)]
[桂川(10:21)→原田(10:49)]
先ほど通った桂川駅で下車すると、ホームの向かい側に1両の気動車がポツリと待機していました。駅舎の写真を撮ったり駅前をぶらついたりして10分ほど時間を潰してから列車に乗り込みました。その時点で発車15分前。しかし、車内には誰もおらず。このまま貸し切り状態になっちゃうのかと嬉しい反面、心配になってしまいましたが、そんなことはなく18キッパーらしき客が1人と定期利用客が2人乗り込んできました。
この原田線は桂川・上穂波・筑前内野・筑前山家・原田のわずか5駅間を結ぶ路線で、途中には冷水峠という峠越え区間が存在しており、そこに差し掛かった際には外気温との差で窓が曇りだしたり車内が急に冷え始めたりとびっくりするほどの変わりようでした。窓全開にしていたらどうなったことやら・・・
30分ほどの短い乗車にもかかわらず、密度の大変濃いものになりました。
[原田(10:54)→鳥栖(11:03)]
原田(はるだ)駅に着いたら、あとは鹿児島本線で鳥栖へ10分ほどの旅路です。2日目午前は順調に鳥栖まで辿り着けました。
次回は鳥栖から長崎方面を旅します。お楽しみに!
⑤へつづく
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