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爆安きっぷで東武鉄道を乗り回す①[東武野田線]

(この旅は2021年9月に実施しました。使用したきっぷは現在発売されておりませんのでご了承ください。)

デルタ株の猛威が落ち着きを見せ、緊急事態宣言も解除すると発表がされた2021年9月下旬。東武鉄道は前例のないお得なきっぷを発売していました。その名も「東京スカイツリー天望回廊付き東武本線乗り放題デジタルきっぷ」。まずはそのきっぷの内容をご紹介させていただきます。

「東京スカイツリー天望回廊付き東武本線乗り放題デジタルきっぷ」とは

<きっぷの内容>
・東京スカイツリー天望デッキ・天望回廊セット入場券
・東武本線乗り放題デジタルきっぷ
・東武グループ優待施設での優待特典

<発売期間>
2021年7月15日(木)~9月29日(水)

<発売価格>
大人:3,000円 中人:2,700円 小人:1,700円

3,000円がいかにオトクかということについては、一連の記事の最後に通常金額で乗車した際の運賃・料金を算出したうえで比較をするので、そちらをご参照いただけたらと思います。

東武野田線(東武アーバンパークライン)

[1列車目:大宮(5:40)→柏(6:41) 東武60000系]
今回は埼玉県さいたま市大宮区に位置する東武野田線の大宮駅からスタート!
この日は祝日だったため、車内は全員が座れる程度の乗車率。陽は上っているものの普段は爆睡している時間なので、寝る→起きるを20分サイクルで3回繰り返していたら柏駅に着いてしまっていました。せっかく空いている列車に乗れたのだから車窓を楽しむべきでしたが、生理的事象には抗えませんね・・・

[2列車目:柏(6:54)→船橋(7:27) 東武60000系]
柏駅では故意に1本待って船橋行きの列車に乗り込みました。というのも、7時前になると先発列車に座れる可能性がかなり低くなってしまうからです。祝日と言えども部活動に励んでいらっしゃる学生さんが大勢乗り込んでくるので実質的に平日と変わりません。
車内がにぎわって来そうな雰囲気が漂いますが、まだ朝が早くそこまで精力的に活動できる方々はごくわずか。まだ夜明けの空気をほんのりと残したまま柏駅を発車します。
途中の高柳駅では急行との接続待ち合わせをしますが、乗り換え客はあまりいない印象を受けました。
30分ほどで東武野田線の終着駅である船橋に到着。ここまで来るのは10年ぶりでしたから、フレッシュな気分になりながら降り立った記憶があります。

祝日朝の東武船橋駅 まだ人はまばら

[3列車目:船橋(7:47)→柏(8:09) 東武8000系]
船橋駅直結の東武百貨店はまだ開店しておらず、シャッターの閉まった玄関を写真に収めてから改札内に戻りました。
次の列車は急行の柏行き。東武野田線に急行が導入されてから乗るのはもちろん初めてで、この瞬間を心待ちにしていました。ホームに入ってきたのは東武8000系。古豪と呼ぶべき存在でありますが、いまだにこの路線ではエース格と言ってもいいのではないでしょうか。
さて、東武野田線の急行は停車駅が極端に少ないことで有名です。これは船橋ー柏間に限った話ではありますが、停まる駅は船橋・新鎌ケ谷・高柳・柏の計4駅。20分ほどの快走劇を繰り広げて、あっという間に柏駅まで到達してしまいました。製造されてから45年ほどが経過した車両がこれほど力強く走ってくれると「すごいな~」というコメントしか出せなくなってしまいます。それぐらいのコメントしか出せない脳の問題があるかもしれませんが。

引退しそうでなかなかしない8000系 しかし最近になって数を減らしてきているようです

[4列車目:柏(8:22)→春日部(9:03) 東武60000系]
東武野田線のフィナーレを飾るのは区間急行の大宮行き列車。区間急行はその名のとおり一部区間で急行運転をしますが、その対象となるのは春日部~大宮で、今回のように春日部駅で乗り換えを行う人にとっては普通列車と同じな訳です。
往路では爆睡してしまった区間だったこともあって、頭も目も冴えた状態で終始乗車できました。今でも脳裏に強く焼き付いているのは野田市駅での風景。駅前にはキッコーマン食品株式会社の野田工場が鎮座していますが、何を製造しているかというともちろん醤油。工場のスケールに改めて驚いた次第です。
車窓にくぎ付けになっていたら春日部駅に到着です。ここからは東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)を使って浅草方面へ向かいます。


春日部駅は絶賛高架化工事中 地上駅の風景はたくさん撮っておくべき!

<②につづく>
ここまで閲覧いただきありがとうございました!

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