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博多ー新宿を結ぶ高速バスで帰京[2021年冬九州旅行⑬]

前回はこちら

博多駅に着いて青春18きっぷの旅を終わらせました。ここから帰京しなければならないのですが、様々な選択肢が存在するのは既知のとおりです。はじめての福岡→東京移動でありますから、じっくりと吟味した結果、高速バスで帰ることにしました。
高速バスで帰ると決めたら、次はどのバス会社を選択するかという話に移ります。もっとも名高い存在として認知度があるのは西鉄バスの「はかた号」でしょうが、1万円台と私にとっては幾ばくか値が張ってしまう印象が拭いきれません。
そこで浮上したのが天領バスが運行するTR101便(HEARTSバスステーション博多→バスタ新宿)です。年末でしたが値段は8,000円という破格の安さ。安さと引き換えに快適性は下がるのは当然のことですから、そこの部分は目を瞑って予約をしておきました。

博多駅前

さて、博多駅構内や周辺のお店等をブラブラと見たり買ったりしながら、2時間ほど時間を潰し、駅から徒歩5分の位置にあるバス乗り場へ向かいました。建物には銭湯もとい入浴施設があるようで、格安バスが発着するような場所としてはかなり豪華なものとなっています。私はトイレの個室に入ってからだふきシートで身体を拭いて、下着を取り替えるという貧乏プレイを行って、バスが来るのを待っていました。
出発の10分前ぐらいにバスが到着して受付開始。座席は指定できなかったので、なんとか窓側で!と思っていたら残念ながら通路側。しかし、後から思い返せば、その方がSA/PA休憩で気軽に外に出られるので、結果オーライ。

上から2番目のバスに乗ります
天領バス TR101便

定刻の18:30に出発しましたが、すぐさま渋滞にはまってしまい、抜け出すのに15分ほどかかりました。18:48に博多駅東出入口から都市高速へと入り、ここからはようやく快適に流れるようになった印象です。
その後、小倉駅で乗客を乗せ、関門海峡を渡ると、中国自動車道の美東SAで一回目の休憩に入りました。2時間に1回のペースで休憩に入る感じです。21時過ぎには新山口駅に立ち寄って、ここをもって乗車停留所は終わり、あとはバスタ新宿に向けて爆走していくのみです。

21:30すぎに山陽自動車道の山口南ICに入る手前で消灯&カーテンが閉じられて、予備灯のみになりました。ここからが修行です。小谷SA,龍野西SA,土山SA,掛川PAのそれぞれでちゃんと降りて、お土産を買ったり、ジョギングをしたりしたら、各々すんなりと眠りにつくことができたのでした。


海老名SA手前になると消灯が解除されて、外の景色も見られるようになりました。SAで最後の休憩を終えると、渋滞発生場所として名高い大和トンネルを通ったり(渋滞はおこっていなかった!)、大橋JCTのグルグルを初体験したりして濃密な時間を過ごしていたら、ついにバスタ新宿に到着したのでした。このときに時間を確認してみたのですが、大いに気になる点が浮上。新宿到着は10:10の予定でしたが、それよりも70分も早い9時ちょうどに着いていたのです。どれだけ飛ばしていたのかと少し不安になりつつも、運転手にお礼を告げて、新宿三丁目駅まで歩いたのでした。

おわり

追記:この文章を書き終えた翌日に、この便が追突事故を起こしてしまい、2023年1月末までは天領バスの全便が運休になっている模様です。

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