“ケルベロスCRM“をData Cloudで飼いならせ!!1企業複数CRM問題…Data Cloudでどう解決する??
ご存知ですか?Data Cloud。
Salesforceの提供サービスに「Data Cloud」というサービスがあります。
法人番号が大好きな私にとって、大好きなサービスです。なぜならば、MDMを実装した後にデータ拡張利用で欠かせないサービスとなりそうだからです。
すごくおもしろい分野ですが、まだまだニッチです。少しずつ情報を小出しにしてみます。
Data Cloudと…アプリケーション連携!!?
Data Cloudは多様なデータコネクタやアプリと連携が可能です。お客様の場合、データウェアハウスとの「Zero Copy」により、Salesforceデータの集計・分析が効率化されます。さらに、その逆方向の活用も実現できます。
「へー…そうなんだ。でもまぁ、うちDWHないし!!よくわからん!」
SNSや記事などの執筆内容を見ると、データ連携の投稿が多く見受けられます。今回のData Cloudインテグレーションについては、メリットの一つですが、別の大きな利点があります。
それが、アプリケーション連携による拡張です。というかCRM拡張です。
データクラウドの本質とは、
「企業すべてのデータをSalesforce Platform上に集約し、統合すること」
今までも一部のアプリケーションやETLを用いて実現できている…?答えは、できていなくはない。できていなくはないが、少しだけ違う世界観かもしれません。前提として、Data CloudはCDP実現の加速装置の役割なんですよね。しかも、今日明日できたものではなく、サービスの統廃合、リリースの延期を通じて長年、Salesforceが追い求めてきたものです。
データカタログ、ETL/ELT等の発展の文脈とは異なり、CRMのアプリケーション側で自由に様々なデータを操作できることが大事になります。
このあたりがすごく参考になります!※日本だとさらに少ない事例、MarTech、MOpsとは?に触れる必要があるので、詳細は省略します。
※推薦、平塚さんのSNSはぜーーーーったいフォローしておくといいです。
”ケルベロス型CRM”とは?
勝手に呼称してみました。
まずは「1企業、1CRM」が一般的だと思いますよね。でも違います。
「1企業、複数CRMを使うケースは発生します。頻繁に。」
組織において、事業速度、事業領域が異なる場合、複数CRMを持つ意思決定は発生します。例えば、グローバルサービスを展開する場合や、複数事業展開しているが、顧客が明確に異なる(事業者と消費者など)。
イメージしづらい場合は、グループ会社間でCRMが分かれている様子をイメージしてくださいませ。(法務的には、個人情報のグループ利活用許諾等、別プロジェクトが走りそうですが、それは置いといて)
複数のCRMを管理するのは大変ですよね。
しかし、すべてをSalesforceで構築している場合は話が早いです。Heroku Connectを活用すれば、擬似的に一つのCRMとして統合して利用することも可能です。とはいえ、各社大変そう。
※一部の情報では、Salesforce Connectと書かれているが、どちらも同じと認識。
ただ、、、更に大変なケースがあります。それは・・・
事業部ごと異なる"サービス"のCRMを利用している・・・Hubspot、Salesforce等々🐕️🐕️🐕️
・・・
😭<どうすんの、管理者もナレッジも違う
メリットは無論あります(じゃないと、導入に至らない)
個々の事業で最適化します。例えば、
1.契約や請求までしっかり管理したい事業でSalesforce。
2.請求などはプロダクトシステムで管理する、またはStripe等に任せられる事業ならばHubspot。(それぞれ別解はあります)
事業の初期構想に最適なCRMの選定。
このように立ち上がりは楽になっていきます。
ただ一方で、一定事業規模が拡大するとデメリットが生じます。
同じ会社であるのに、、、
1. 顧客がそのサービスを契約しているか直ぐに分からない。
2. クロスセルの機会を逃してしまう。
3. 顧客生涯価値の正しい計算ができない。
4. 管理者ナレッジが分断される。
5. 教育リソースも分断される。
などなど。挙げればきりがないです。
ただ…CRMのお引越しプロジェクトは課題が多い。
データはすぐに移行できる。ただしオペレーション移行、つまり組織のケイパビリティ獲得には時間かかります。その期間、事業の機会ロスが生じる。
「あれ?本当に移行する必要あるんだっけ?」
こうやってCRMの移管はどんどん後回しになり、ケルベロスは立派に成長します。
これを解決する一つとしての、Data Cloud。
※元気玉もらって成長する、Salesforceだと思ってください。
つまり、Salesforceが元気玉を使って、様々なサービスから力を得ている。
みたいな状態です。
※Data Cloudをプロビジョニングする際には、既存のSalesforceコア組織に組み込むか、Data Cloud専用の新しい組織を作成するかの2つのオプションがあります。
ここから先の手順は非常に
Data Cloud上でHubspotを選択します。
2.新規データストリームを読み込みます。
そして各種設定を行います…!法人番号株式会社で一部、Hubspotを用いているので、せっかくですし、コツコツ整理してました。
そんなData Cloudの世界、ぜひ体感してください。
なお、平塚さんがData Cloud体験会を開催してくださっているみたいです。ぜひ参加されてください!
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