明日があるさ。本当にあるか?
「明日があるさ」という曲を知っていますか?
坂本九さんが歌われていた名曲で好きな子に想いを伝えられずに悩みつつ前向きに生きようとする男子の気持ちを歌った曲である。
1963年に発売された曲であるため令和の時代に歌詞を読むと非常にグレーな内容が多いかもしれません。
2001年にはウルフルズによってカバーされました。缶コーヒーのジョージアのCMにも採用されて働くサラリーマンを応援していた曲であります。
23年前というと高校生でした。社会に出ていない小僧であった私はこの歌詞の意味も大して考えることなく聞いてました。
2000年頃は就職が超氷河期だったころ。この曲は不況真っただ中で日本を盛り上げようという思いもあったという。それから20年以上経ち、この曲の歌詞は現代に合わないものになったのだろうか?
頑張った先に未来は変わったのだろうか?この曲とともに振り返ってみたい。
会社に残った俺がいる
20年経った現代は転職や起業が当たり前になったのだろうか?答えはもちろんNoである。
殆どの正社員はそのような経験がありません。副業も多くの会社が解禁されてはいるが行っていない人の方が多いことでしょう。
あせることないと言い聞かして地道な努力を重ねて昇進しているのであれば素晴らしい。会社に残った選択は間違いじゃなかった。
当時新入社員で入社された方も40代後半を迎えています。
俺はこんなくたびれた顔のサラリーマンになんてなるもんかと思っていた自分の顔を見てください。若い頃に軽蔑したおじさんの顔になっていませんか?
20年前から警告されていたにもかかわらず同じ道を歩いてしまった。逃げ切った先輩方を羨ましく思い後悔してる場合ではないです。あせってください。
歯を食いしばって変化するのです。自分には何もないと嘆くのではなく行動する。自己投資や副業、転職活動を行う。選択肢は無限にあります。今こそ行動を起こすときです。
勉強しなおそう
リスキリングという言葉がはやり始めたのは最近であるが20年前から必要性は説かれていました。
令和3年の調査では社会人の平均学習時間は7分。数値を見ると衝撃だが勉強を全くしていない方が多いことが原因でもある。
20年経ったのにもかかわらずほとんどの人が勉強してない…だと…
このことについて問題意識を本当に持っている方は多くいるのだろうか?
真面目な日本人は朝早くに仕事へ行き、夜遅くに帰宅する平日を過ごす。土日は接待ゴルフと溜まったメールの処理で終わる。令和の時代になっても昭和と生活スタイルが変わっていない人は多い。
みんなとにかく真面目なのです。本気で会社のために働いているからこそ可処分時間を捨てて会社に時間を捧げる。
夢から覚めないといけないということは心のどこかでわかっているのです。でもみんな現実に戻りたくないから用もないのに残業しちゃう。
「仕事に接待に忙しくて勉強する時間がない」ってサラリーマンの究極の免罪符。周りにも誰も責める人は現れないので夢の中に居続けられる。
時々現実世界に戻ってきたと思ったら未来ある若者に悪影響を及ぼしてきます。
定時頃になると突如うろうろし始めて飲みに誘ってくるおじさん。残業せずに帰ろうとしたら嫌な顔して説教始めるおじさん。
気づいたら若手から疎まれるおじさんの出来上がり。
若い頃にダサいと鼻で笑ったマネジメントが出来ない名ばかり管理職に気づいたらなっている。恐ろしい現実です。
じゃあ解決策はあるのか?答えは簡単で無駄な残業を止めて可処分時間を作れ、以上・・・です。
いきなり生き方変えられないなら寝る前の30分でいいから読書とか始めてみればいい。少しでも変化を起こせば道は変わる。
変わると決めて行動を起こす。単純ですが本当に大事なことです。
これはチャンスと思って行動を起こすときです。
どうして俺は頑張っているのだろう
その答えは自分で見つけるしかないが誰しも悩むことです。
もし悩んでいるのであればぜひ自分を好きになってください。大切にしてください。
会社のため、家族のためにと自分を犠牲にしてはいけません。自分自身の体があってこその人生です。何か成し遂げたいことがあって無理をすることは出来ても誰かのためと自分に言い聞かせて無理をすると体が壊れます。
家族を養わなければならない。会社に貢献しなければならない。自分を置いてけぼりにしないように。
もっと力を抜いて人生楽しんでみませんか?
美味しい料理を食べに行きたいから仕事をしっかりやる。家族と旅行に行きたいからしっかりと働く。
人生はもっとシンプルでいい。自分を大切にして人生を楽しむ。それが一番です。
まとめ
20年以上前から警告を受けていた我々は変わることが出来たのだろうか?
残念ながら変わることは出来なかった。いや、事実を受け止めず先延ばしにしてしまったのである。
とにかく逃げ切ればいいという団塊の世代。やばいと言われながらも変化を起こすことが出来なった氷河期世代。変化を起こそうとチャレンジしても叩き潰してきた世の中。
戦後走り続けて一生懸命やってたのにバブルが弾けて不況となったことで臆病になってしまったのである。
先延ばしにしてきたものが限界を迎えて蓋からあふれ出しそうになっているにも関わらず行動を起こさないでいつの日かいいことが訪れないか、国が救ってくれないかと他力本願な気持ちでいる。
人は簡単に変われるものではない。高校生の頃にこの歌を聞いた私がやばい、勉強しないといけないと思い立って行動していればもっといい大学にいけたのかもしれないが過去を振り返っても戻ることは出来ません。
失った時間を取り戻すことは出来ないが未来は誰もが平等に変えられます。
転職や副業を始めるにも腰が重い。何を勉強していいのかわからない。そんな言い訳が聞こえてくるかもしれない。
甘えはもう間もなく許されなくなる。インフレは続いており、可処分所得は減っていく一方である。ゆでガエルから早く抜け出さないと急速にゆであがってします。急速な変化はもしかしたら明日やってくるかもしれない。
だから危機感を持たないといけない。現状から抜け出して変わるための行動を起こす時が来たのである。
早起きして5分勉強する。飲み会に行かずに帰って読書する。無駄な残業を止めて家に帰って家族と過ごす。
簡単なことから初めて習慣化させて学びの楽しさに気づく。学んだことを本業や副業に活かして所得を上げる。転職して年収を上げたっていい。
将来に悲観する必要はありません。自信が変化を起こして所得を上げていくことで未来をより良いものにすればいいのです。
いつかきっとわかってくれる人がいるのか?そんな不安を抱くかもしれませんが心配ありません。
努力を続けて変化を起こすための行動を起こしていると力になってくれる仲間は現れます。家族や友人も何かあればサポートしてくれます。
恐れず前に進みましょう。
進んでいけば新しい景色が見えてきます。
変わるために行動したあなたの努力は無駄にならない。
「明日があるさ」と信じていきましょう。
今回もお読みいただきまして誠にありがとうございます。ジョージアのCMは働く会社員を応援している内容が多いです。缶コーヒーの購買に促すための仕掛けではありますが見ると元気を貰えることがあります。
普段見ているCMも見方を変えると得られる気づきが多いです。普段の生活にちょっとした変化を起こすものお勧めです。楽しんでいきましょう!
以上、ご安全に!