会社員が独立起業に踏み出せない本当の理由
起業をしたいのに、リスクを考えると一歩が踏み出せない。
何からやっていいのか分からない。
知識や経験をもっと積んでからにしようと思って
先延ばしにしてしまい結局諦めてしまった。
そんな経験はありませんか?
1.はじめに
悩んでいる方に多い傾向というのは、
一歩を踏み出したいとは思っているけど勇気が出ないというものです。
そして、共通しているのは、今じゃないという考え方です。
30歳のとき
働き方を変えて、もっと自分でやりたいことを自由に選択して
自分で稼げるようになりたいけど、
もう少し経験を積んでからにしようと諦めた。
40歳のとき
それなりに経験を積んできて、そろそろ起業したいと思うけど、
今は妻も子供もいてリスクが大きすぎるから難しいと思って諦めた。
そして、「なんで30歳の時に一歩を踏み出さなかったんだろう?
あの頃だったら失敗しても全然挽回できるのに。」と思う。
50歳のとき
定年を視野に入れるようになり、定年後にも自分で稼げるようになっておきたいと思いって起業を考えるけど、
「子供に一番お金がかかるときだから、今はリスクが大きすぎて無理!」と言って諦めた。
そして、「40歳の時はまだ子供も小さくてそんなに出費が無かったのに
なんであの時一歩を踏み出さなかったんだろう?」って思う。
このように、結局未来の自分から見れば今の自分は若いし、
今やればよかったと思っているものです。
起業だけではなく、やりたいことをやらなかった後悔は常にあるものです。
じゃあやればいいじゃんと思ってもそうはいきません。
なぜ、人はやりたいと思っていても、一歩を踏み出したいと思っているのにできないのでしょうか。
2.マインドブロック
1つは、マインドブロックが働くからです。
マインドブロックとは、新しいことにチャレンジしようとすると、
不安や恐怖に襲われてチャレンジしないように自分自身のなかで
ブロックがかかることを言います。
大昔の人は、生活しているなかで危険がたくさんあって、
生きていくためには、このマインドブロックがとても重要だったんです。
危険を察知して不安や恐怖を感じるから、未然に危険を防ぐことができり、
過去の失敗や怖かったことを記憶しておいて、
同じような場面で、その記憶が呼び起こされて
危険を回避することができたから、生きてくることができたんです。
だから、マインドブロックというのは、
チャレンジする心を折るようなネガティブな印象がありますが、
人類にとっては、とても重要な役割を担ってきたんです。
人は、何か事象が発生したとき、
潜在意識に保存されている過去の記憶にアクセスします。
そこで似たような経験を瞬時に探し出し、
そこに保存されている経験や感情を引っ張り出すんです。
そして、その記憶を基に、
目の前の事象に対して、
ポジティブだったりネガティブな反応を示すんです。
だから、
人にはそれぞれマインドブロックがあるんです。
マインドブロックは生命の危機だけではなく、
あらゆる事象に当てはまります。
例えば、ある人にとってはお金を稼ぐことは悪いことで、
努力して我慢することが良いことだと過去に学んだ経験があり、
それを信じていると、お金を稼ぐことにマインドブロックが働き、
お金をより稼ぐためのチャレンジにブレーキがかかって
一歩が踏み出せなくなるんです。
起業して会社を経営するということは、
お金を稼ぐことになるため、
軌道に乗せるためにはこのマインドブロックを外さなければなりません。
このように、過去に他人から言われたことを自分が受け入れて
出来上がった自分の常識や
過去の失敗や苦い経験に紐づいて、
マインドブロックが働くんです。
でも、それは自分で選択したことではありません。
他人からの影響と自分の失敗記憶によるものであり、
自分が望んで受け入れたものではないんです。
そんな他からの影響によることでマインドブロックが働き、
自分が望む起業に踏み出すことを阻んでいるんです。
実際、私自身も会社員から独立起業するとき、
最初はマインドブロックがかかって、
独立起業してうまくいくのか?
失敗したらどうする?
家族は?
子供も小さいのに?
このまま会社にいれば安定して給料がもらえるんだからそれでよくないか?
という事を考えました。
この自分が自分にブレーキをかけるマインドブロックによって、
多くの人は一歩が踏み出せないんです。
2.人生における選択をしていない
2つめは、これまで人生で大きな選択をしていないという事です。
そもそも多くの人は、自分の人生の選択を自分でしているようで
実はしていないんです。
親や先生、社会にとっての常識や価値観によって
こうした方が良いという道筋があったりして、
全く新しいチャレンジというよりは、
現状の最適化を選択してきたようなもんだったと思います。
つまり、「現状を超える」ような選択はしていないということです。
人は現状を維持しようとします。だから、現状の外側は不安で怖いんです。
だから、無意識で現状を維持しようとするんです。
自分で選択してきたと思っている進路なんかも、
実際には現状の最適化なんです。
これまでと全く新しい価値観や失敗だと思う方向に
あえて進むことってないと思います。
そういう意味で、独立して起業するということは、
会社員にとっては現状を超えることであり、
完全に新しいチャレンジになります。
自分自身もそんな風に感じていました。
ラグビーで大学、社会人と進路を自分で決めてきましたが、
それはラグビーの環境において最適な場所を選んできただけであって、
本当の意味で自分で選択したことがないと感じていました。
だから、自分で自分の人生の進む道を選択したかったという
気持ちが心の奥の方ではっきりと存在しているのを感じていました。
このように、独立して起業するということは、
多くの人が経験していない選択をすることなんです。
だから、潜在意識にとっては、
過去に似たような経験がないということであって、
かなり不安なことでリスクが大きいことだから、
マインドブロックが働きやすくて
諦めてしまうことが多いんです。
3.いまを基準に考えている
3つ目は、いまを基準に考えているということです。
何かやったことのない新しいことにチャレンジする前に、
「こうなりたい」、「ああなりたい」と自分の目標を考える時に、
いまの自分を基準に考えてしまうから、
「どうせ無理だけど」と考えてしまうんです。
自分ではそう思っていないようでも、
潜在意識の中では「どうせ無理」と考えている場合が多いんです。
だから夢って叶えられない人が多いですし、
そもそも叶えることは難しいことを夢と言っている感じもありますよね。
今できないからとか、知識が不足しているからとか考えて、
だから達成することは難しいと考えてしまうんです。
独立起業は大体の人は初めてです。
成功した経験がないから、
現在の自分では達成が難しいと考えてしまうんです。
そして、自分自身にウソをつくようになるんです。
会社員のままの方がきっと幸せだとか、
起業しても結局忙しすぎて思ったような幸せは手に入らないに決まっていると思うようになるんです。
これは、イソップ童話に出てくる酸っぱい葡萄の話と同じです。
どんな話かというと、狐が高い場所にあって届かないブドウを
「どうせ酸っぱい葡萄に違いない」と考えたというように、
自分が手に入れることができなかったものについて、
「どうせたいした価値はない」と考えることで、
自分の感じる悔しさや敗北感などの負の感情を紛らわせる
心理メカニズムなんです。
そうやって、チャレンジする前から、
行動しないことを正当化するようになるんです。
だから、独立起業に踏み出すことができないんです。
4.まとめ
でも、そもそも現在の自分で叶えられることなんて
本当の夢ではないですよね。
だって、子供のころからそうでしたよね?
夢ってすでにできることじゃなくて、大きなことだったと思います。
いまできないことを達成できると信じて行動し続けることができる人だけ
が達成できるんです。
冒頭に話したように、10年後の自分は100%今の自分を若いと言います。
その年齢なら何でもできるんじゃないかと思うんです。
10年前の年齢であればもっといろんなことができると感じませんか?
だから、今なんです!今行動すべきだということです。
もちろん、起業が本当に心から望むことなのであればですが。
どんな事であっても、
アクションを起こし続けるマインドを持っていれば、
自ずとゴールが見えてくるものです。
それが起業であってもなくても、
一歩を踏み出せないマインドは同じです。
死ぬ前に後悔することのアンケートで必ず上位に出てくるのが、
「やりたいことをもっとやればよかった」です。
よく言われる話ですが、
やって失敗したことではなく、やらなかったことへの後悔が強いんです。
その事実だけ見ても今やらない理由はないですよね。
自分の未来と向き合い、自分が一体何を成し遂げたいのか、
どんな人生にしていきたいのか、
リラックスして自分と対話してみてください。
急がなくてもいいんです。
探そうとすれば、あなたの無意識は答えを探し続けてくれます。
そして、気付けば色んな事がきっと変わってきます。
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そちらも準備が整い次第後悔したいと思います。