見出し画像

食育食養 吉いくよう

東北では、健康診断の尿検査でナトカリ比を実施している。
尿をもちこんで、機器に垂らすとその場で数値がでる。
高血圧は塩分が原因と言われるが、塩分を抑えれば良い訳でなく、カリウムとのバランスが大事で、野菜の取り方が大切でそのバランスが数値になっている。

明治時代に石塚左玄の食養学には、心身の病気の原因は食にあり、人類は穀食動物だから、その土地に合った食事をとることを説かれている。
陽性のナトリウムと陰性のカリウムのバランスが崩れると病気になるくだりは、先程のナトカリ比を指していて、野菜等の一つの食べものを丸ごと食べることでこの陰陽のバランスが保たれるなどが書かれている。

日本はSDGsと言いながら、賞味期限を理由に大量に食物廃棄をしていて、その上に自給率が低いからと言って、フードテックによる代替肉やプラントベースフードのような、動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食品を金になるからといって、大量に開発している。大豆や小麦などから「肉」「卵」「ミルク」「バター」「チーズ」などの代替となる加工食品が製造・販売され、畜産物や水産物に似せて作られている訳で、要は何を食べても大豆、小麦、トウモロコシなのである。
これらは、大量生産をする為の品質改良として、遺伝子操作をしているものが大半で、切り捨てられた遺伝子に不用なものはないはずだ。

一つの食べ物を丸ごと食べる為にマクロビオティックを実践すると陰陽のバランスと中庸に近い米を主食とした本来の日本人の食育が見えてくる。
マクロビオティックを実践する知識が食育であり、その実践が食養と言え、身体に吉をもたらす知恵なのだ。

いいなと思ったら応援しよう!