フィルムっぽい感じをLightroomでやってみる
フィルム風仕上げいろんな手法があると思うのですが、趣味でフィルム写真も撮っている私なりにフィルムっぽくするにはどうすれば良いんだろう?
ってことをAdobe Lightroom(Classic 2019 11.19段階の最新Ver.)でやってみました。
まずデジタルと比べてフィルム写真というのは個人的に…
・ハイライトやシャドウが柔らかい
・フィルムにもよるが、シャドウが青緑がかっている
・フィルムならではの粒状感。ちょっとざらついた感じ
・オールドレンズは写真周辺が暗くなるモノが多い
といったところがポイントかなと思います。
超絶技巧をもってフィルムカメラを用いた写真よりも、ゆるく撮った写真の方が「フィルムっぽい」という言葉を表しているのかな?と思うところもあり、そんなイメージで仕上げてみたいと思います。
タイトル画像をそのまま出力するとこんな感じです。
Sony α7IIIにヘリオスというオールドレンズをつけての撮影ですが、オールド感もフィルム感もない ^^;
こうするとどうでしょう?
ノスタルジックでフィルムっぽくなってませんか?
それぞれの感覚で「もっとこうだろ」というポイントは多々あろうかと思いますが、こんな風に仕上げる設定を説明したいと思います。
露光量:写真に応じてなので適宜ですが、ちょっと飛ばし気味にしたほうがそれっぽい感じになるかと。
コントラスト:昨今のデジタルはだいたい、ハイコントラストですので、-50に。
明瞭度&かすみの除去:これも下げることでふわっとさせます。
一番のキモになるのがトーンカーブかなと思います。
まずウインドウ右下の「/」なボタンをチェックして自由にポイントが追加できるようにした上で、ブラックポイントを引き上げ(左端のポイント)、ハイライトをすこし下げます(右端のポイント)そして中間調などは元の位置くらいに設定します。
次に明暗別色補正でシャドウのところに青緑が浮く状態を再現します。
色相140 彩度10 にしました。
次!オールドレンズっぽいビネットを。
要するに、周辺光量補正で写真の周辺を暗くします。
そして、フィルムならではの粒状感。
フィルムってスキャンすると結構ざらついた粒子が見えるんですよね。
その感じをほんの少しプラスします。
こんな感じで設定は完了です。
細かな微調整はお好みでやってみてください。
最後にビフォア・アフターな感じでいくつか載せておきます。
尾道港で散歩してた犬 ▲ビフォア
▲アフター
おやつとやまねこの尾道プリン ▲ビフォア
▲アフター
三軒屋カフェ ▲ビフォア
▲アフター
千光寺下の広場にて休憩中のねこ ▲ビフォア
▲アフター
朝にたべた福ふくパン ▲ビフォア
▲アフター
私は撮った後にいろんな仕上げで楽しめるのもデジタルのいいところなんじゃないかな?と思います。
自由にいろんなイメージで写真を仕上げて、もっと写真が楽しくなればハッピーですよね。
今回の記事が少しでも参考orきっかけになれば幸いです。
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