コーポレート部門から「Acompanyらしさ」を考える
みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
Acompanyでコーポレートマネージャーをしていますサガサキです。本記事はAcompany5周年アドベントカレンダー16日目の記事となります。
早いもので
気がついたらAcompanyに入社して3ヶ月が、初めてnoteを投稿してから2ヶ月が経ちました。
noteを見ていただいた方も多く、実際にお会いした際に「見たよ!」「見ました!」とお声がけいただけることもあり、とても嬉しかったです。
今回のnoteについて
さて、「銀行員からプライバシーテックの会社のコーポレート部門(何でも屋)のマネージャーに異世界転職した」私ですが、今回はコーポレート部門として会社の制度やルールを作る難しさを通して、「Acompanyらしさ」や「僕の想い」を知ってもらいたいと思っています。
なお、『百貨店の店長からプライバシーテックの会社のコーポレートに「異世界転職」した』彼女もコーポレートに所属しており、現在は労務関係の業務を担当してもらっています。
ルール作りの苦しみ
私自身スタートアップでのコーポレート部門での業務は数ヶ月なので、語れることは多くないのですが、前職で総務部にいたことがあり、通算すると2年程度は、それっぽい業務の経験があります。
前職で一番頭を悩ませていたのは、制度やルールを作ることでした。
前職ではひょんなことから入居しているビルの建替、移転プロジェクトを担当することになり、30程度の部署の代表者や入居する他社とやり取りをしながら、ビル入居や利用に関するルールを作り上げていきました。
皆さんからの熱いご指導やご要望を多数いただき、それを反映すべく奮闘し、なんとか完成まで漕ぎ着けたことを昨日のように思い出します。おそらくですが、今日までそのビルは平穏無事に運営されているはずです(もう退職してしまったので憶測ですみません)。
「なければ創ればいい、Acompanyはそれができる会社」というのは素敵で、私も入社前に激しく同意していましたが、いざやってみるとやはり大変なことも多々あると再認識しました。
気にしなければいけない事項が多く、ルール自体を作り上げていくことも難しいですが、関係者との折衝や調整も骨が折れます。
前職のように大きな規模ではありませんが、Acompanyでも直近でルール作りに苦心したことがあり、実例を紹介しながらどのように乗り越えていったのかをお話ししたいと思います。
実例 〜出社手当〜
Acompanyでは今年の6月から「出社手当」なるものを始めました。
「コアタイムに名古屋大学のオフィスで勤務していたら1日○円を手当として支給する」というものです。
「オイオイ、このご時世に?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「出社手当」を検討し始めた背景としては、「オフィスでの偶発的なコミュニケーションや、オフラインならではのコミュニケーションコストを下げられる」メリットがあると考えたからです。「セレンディピティ」とも言い換えることができるかもしれません。
Acompanyの柔軟な働き方については、広報のはまださんが書いているnoteをご覧ください。
「出社手当」を導入するにあたっては、何度も議論をし、色々な意見が出ました。
「何時から何時に出社していたら出社手当がもらえるのか」
「何故その時間の間なのか」
「名古屋大学のオフィスだけOKで、本社(なごのキャンパス)はなぜ
ダメなのか」
「どうやって報告するのか」 等々
ですが、一番の懸念は「AcompanyはフルリモートOK」という前提に相反する手当だということでした。
社内で大きな反発がなかったのは、本件は丁寧な説明が必要だと思い、代表の高橋さんを交え、しっかり議論をしてきたことが奏功したのかな、と思っております。
「出社手当」について皆さんに理解してもらえたのは、具体的には2つの要因があると思っています。
1つは「想像ではなく、一次情報を集める」です。
これはAcompanyの10個の行動指針の1つでもあります。
実際に「想像ではなく、一次情報を集める」ことにより、皆さんの考えや思っていることがダイレクトに、ストレートに伝わってきました。
当初はコーポレート内で「この方が出社手当が機能するのではないか」とか「こうやって出社したかを報告した方が負担が少ない」、「こうやって集計した方が良い」といった「あーでもない、こーでもない」という議論していました。
しかし、実際にこの制度の影響を受けるのは社員の皆さんです。「限られた人だけでなく、オープンに、広く聞いてみよう」、ということで、役員やマネージャーとのMTGで議論したり、週1回の全体MTGで意見を求めました。
皆さんからは「批判ではなく、提案する」スタンスで、頭ごなしにダメという人はおらず、「こうして欲しいという建設的な意見」や「このような場合はどうしたら良いか」等、多くの意見をいただき、さらに粒度の高いルールとなっていきました。
そして、「Noじゃなきゃ、Go」。とにかくやってみよう。やってみて色々課題が出てきたらまた考えようというスタンスで、本格検討から比較的短期間で制度開始まで漕ぎ着けました(もちろん、コーポレート的に色々と下準備はしていましたが)。
前職が大企業であったため、「ルールや制度は上から突然降ってくるもの」のイメージがありましたが、「想像ではなく、一次情報を集めた」ことによって、今のAcompanyでは唐突感がなく、理解を得られた、手触り感のあるルールが制定できたかなと思っています。
Acompanyらしくないと意味がない
ルールや制度も魂がこもっていなければ意味がありませんし、そこにこそAcompanyらしさを注入できると思っています。幸い、今のAcompanyでは、現状を踏まえたうえで、どの制度やルールが最適か、しっかり議論して、ルール化、制度化できる仕組みができています。
代表の高橋さんとの1on1で言われた印象的なことがあります。
実際に前述の出社手当の導入にあたっては、代表自ら全社員の前で以下のように説明をしていました。
代表が自ら考え方や会社のスタンスを説明し、直接社員からの質疑応答に対応すること。今のAcompanyの規模だからこそできることかもしれませんが、これが皆さんに理解してもらえた2つ目の要因だと思っています。
もちろんAcompanyはフルリモートOKです!北は北海道、南は九州まで社員がいます。Discord上のバーチャルオフィスですぐに相談できるので、オフライン比べてほぼ遜色なくコミュニケーションが取れることとは、語弊がないよう、改めてお伝えしておきます。
(なんだかんだDiscoでのコミュニケーションが心地よい時もある)
私の想い
コーポレートマネージャーという立場上、社内体制の整備や管理の観点から、皆に厳しいことを言うことも多いです。もしかしたら口うるさいと思われてるかもしれません。
例えば、「今までと比べて働きにくい」
「制限・制約が増えた」
「この前入ってきたのに生意気だ」 など。
ただ、Acompanyの皆さんは代表の高橋さんを含め器のデカい人しかないので、今のところそのようなことは起こっていません(と信じています)。
※詳細はaosさんのnote 「CEOの器」部分をご参照)
私の想いとしては、GoodなAcompanyという会社をもっとGood、そしてGreatな会社にしたいということです。コーポレート部門として貢献できることは、皆が安心して、働きやすい社内の体制を整えることです。
代表の言葉を借りますが、社員にとって「Acompanyは理不尽のない会社」にするために、理解を得られるようコーポレート業務を運営していきたいと思っています。
そして、これからも「10個の行動指針」、「Acompanyらしさ」を大事にして日々の業務に励みたいと思います。
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迷われている方、「Noじゃなきゃ、Go」です!