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「感情に流されない方法を知りたい」というあなたへ。
先週は、池袋暴走母子死亡事件の飯島幸三被告に関する記事を書いた。
とても多くのみなさんから反響をいただいたのだが、なかでも元なでしこジャパンのFW永里優季選手が記事を引用RTしてくれていた感想が最も印象に残った。
何事も視点を変えて考える。一つの視点だけではなく、多角的な視点で。感情を一旦切り離すという作業がまずは必要だと思う。
— Yuki Nagasato | 永里 優季 (@Yuki_Ogimi) October 14, 2020
飯塚幸三被告のこと。|乙武 洋匡 @h_ototake #note https://t.co/Op4uQDxo6P
まさに、だ。
思い返せば、私はこのマガジンを始めてから、ずっとそのことを繰り返し伝えてきた気がする。たとえば先日、地上波への復帰を果たしたチュートリアル徳井義実さんの件も、多くの視聴者に「私はこんな真面目に払っているのに」という思いが根底にあるからこそ、問題の本質が見失われていることを指摘したし、コロナ禍においてもデータに基づき「正しく恐れる」必要性を何度も伝えてきた。
だが、「感情を切り離し、データや客観的事実に基づいて議論する」ことは口で言うのは簡単だが、そうたやすいことではない。こと日々のニュースや社会課題と向き合うだけなら、みずからが感情に振り回されて意見を決しても、そう自分自身に大きな被害が及ぶことはない。だが、これが自分の人生に関する決断を下す段となれば、“感情”という化け物に振り回されることがどれだけ愚かで、誤った判断を下すことにつながりかねないかは容易に想像がつくだろう。
かくいう私も、さんざん失敗を繰り返してきた。感情がいかに大敵であるかを理解しながら、結局は感情に支配されて判断を誤ってきたことが幾度もある。だからこそ、どうにか感情に流されずに済む方法はないものかと昔から考え続けてきた。
そこで、今日はみなさんに私なりに考えた「感情に流されずに済む方法」をこっそりお教えしようと思う。
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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116
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