04 「おやつ屋さん」は月に一度のお楽しみ。
朝から六花亭のホームページをチェックする、わたし。そう、毎月25日は六花亭の「おやつ屋さん」の予約開始日です。
おやつ屋さんとは、普段は並ばないお菓子の詰め合わせを購入できる、六花亭の店頭企画です。毎月25日から翌月4日までが予約受付期間となっていて、6日(または7日)に予約票と引き換えに、店頭でお菓子を受け取ることができます。電話予約はできませんが、25日には翌月のおやつ屋さんの内容を六花亭のホームページで確認できます。
3月は春分の日にちなんででしょうか、ぼたもち5種類の詰め合わせでした。近々、予約しに行こう。今後も出張や旅行などの予定が入らない限りは、毎月予約するつもりです。
2月のおやつ屋さんのことを書きます。2月のおやつ屋さんは"ひと足早いバレンタイン"として、4種類のチョコレートケーキの詰め合わせでした。包装紙には、お馴染みの野の花柄がエプロンになって登場します。
横にはひとつひとつのお菓子の解説があります。大きい字でしっかりと。包装全体が教科書のような体裁で「わかりやすくていいなあ」といつも思います。
蓋をあけると、チョコレートケーキ4種類が入っています。これがなんと600円!サイズも一般的なケーキと変わりません。毎月だいたい4、5個のお菓子が入って600円です。おやつ屋さんを初めて予約した時は、それまで六花亭の生菓子を食べたことがなかったので、価格的にも"それなりの味"を想像していたのですが、とんでもない。毎回、本当に美味しいです。
いつも夫と半分ずつ食べて、最後にいちばん美味しいと思ったものを発表します。今月のわたしのナンバーワンは、エクレアの隣に並ぶ、フォレ・ノアール。
食べる時にいつも思うのは、おやつ屋さんをどのように作っているかということ。
季節を感じられること、美味しいこと、年間通しての原価バランスがとれること‥などの条件をもとに、新人さんたちが考案し、ベテランが「よし、今回はこれでいこう」とGOサインをだす。自分のアイデアが採用されてガッツポーズをとる人、あと一歩及ばず悔し涙を飲む人。おやつ屋さんは、言わば、菓子職人としての腕試しである。(とかなのかなあ!)
勝手に想像しながら食べています。
パッケージの「おまけ付」の正体は、生キャラメルでした。"おまけ"という言葉を久々に聞きました。「喜んでもらえたら嬉しいです」と、控えめな可愛らしい笑顔で、差し出された気分‥まさにバレンタイン!
北海道みやげから少し外れてしまいましたが、おやつ屋さんは、タイミングが合えば、北海道に遊びにくる友人にご馳走したいもののひとつです。六花亭の生菓子を食べられる機会はなかなかないし、「よくきたねー!まずはお茶でも。今日、ちょうどおやつ屋さんの日だったから」と"おやつ屋さん"と口に出して、おもてなししたい。
食卓に美味しさと優しさと笑顔を届ける、おやつ屋さん。北海道を代表するお菓子メーカーの粋な計らいで、小さな幸せを感じられる道産子は多いのではないでしょうか。
today's piece / 六花亭「おやつ屋さん」 価格:600円(税込)
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