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アニメ 響け!ユーフォニアム 久美子3年生編を考える。 小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」読書感想文
刊行から1年、アニメ放送開始から5周年、先日、映画「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」を再鑑賞したことをきっかけに、武田綾乃作の小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」(以下「最終楽章」)を再読した。
アニメ 響け!ユーフォニアム 久美子3年生編 は劇場版?
アニメ 響け!ユーフォニアム 久美子3年生編 は、前篇後編合わせて文庫本2冊分約750頁の最終楽章
屈服は、敗戦ののち、初めて可能である。
東大の加藤陽子先生の『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社、2016年)402頁からの孫引き、尾崎秀実が1941年8月頃の東京の政治状況を書いた記事を引用する。
日本国内の庶民的意向は、支配層の苦悩とほとんど無関係に、反英米的なことである。(中略)屈服は、敗戦ののち、初めて可能である。たとえ支配層が、その経済的窮地のうちに、いち早く屈服の合理性を見出したとするも、大衆にとっては、
止めるのを止めるのを、
止めようと思ったら、
止められる。
チャウチャウ犬みたいで、
よくわからないよ〜。