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勘ぐってしまうイギリスGPの結果
運良くリアルタイムで見れたF1イギリスGP。
いつもとは違う展開で面白いレースでした。
後悔していない?ハミルトン選手
モナコ明けから好調のメルセデス。
予選でのフロントロー独占、決勝はラッセル選手がリタイアだったものの、ハミルトン選手が2021年以来の優勝!
今まで100勝以上挙げているハミルトン選手ですが、優勝後の無線で感極まったような状態。
2010年代半ばからメルセデス独走状態が続き、見飽きていたハミルトン選手のポディウム頂点姿。
3年ぶりはすごく新鮮でした、が同時に
フェラーリ行き、後悔していない?とも思ったんです。
フェラーリ全く目立たず
ルクレール選手はQ2敗退。
レースでも早めにインターミディエイトに交換など、ギャンブル状態。
それも功を奏せずポイント圏外でレース終了。
サインツ選手はピアストリ選手とやり合っていましたが、全体的にフェラーリ勢は影が薄かった。
対してメルセデスは上り調子。
ハミルトン選手はシーズン前の状態でメルセデスをある意味、見限って?フェラーリ移籍を決めたのではないか?とも思われます。
現実はメルセデスの上昇、フェラーリの低下。
ハミルトン選手が移籍を後悔していないか、などと勘ぐってしまうのは、ゲスのなんとか、ってやつでしょうか?
ノリス選手は悔しいGP
ドライへのタイヤ交換のタイミング、新品があったにも関わらず、ハミルトン選手に合わせてユーズドを選択。
ノリス選手は勝てたかもしれないレースを3位で終わることになりました。
マクラーレンは昔からピット作業も含めて保守的というか、判断ミスが散見されます。
インターへのダブルピットストップを見送ったことにより、ピアストリ選手も表彰台争いから脱落。
マクラーレンは2000年代とは違い、ここ10年近くは勝ちに慣れていないわけです。
その経験の差がモロに出てしまった感じです。
レッドブルのハンナさんのような戦略家がいれば、もっと勝てるレースがあったんじゃないかな、と思っちゃいます。
大丈夫か、ペレス選手?
心・技・体の心がボロボロなのではないか、と思ってしまうペレス選手。
イモラあたりから精彩を欠き、交代論が出てきています。
そんな中で契約延長の話が出て、なんで?なんて思われる。
それを挽回するために力が入り過ぎているのではないでしょうか。
今回はここから、って時にQ1でコースアウト。
まるで昨年の再現を見ている感じです。
逆に心が充実しているのはヒュルケンベルグ選手ではないでしょうか。
今回も予選、決勝共に6位入賞。
ハースを一人で支えている状態です。
アウディというメジャーところに移籍も決まり心身とも絶好調!
そんなハースにポイントで迫られていますが、角田選手も10位入賞と、ここ数戦の悪循環からは抜けている感じがします。
こうしてみるとF1って、機械は使うけど、つくづく人間の、特に精神面が大きな影響を与えているスポーツだな、と感じたイギリスGPでした。