告白

花火大会の帰り
少し話そうかと入ったファミレス

そこで脳腫瘍倒れた話や、
癲癇があり薬を服薬していること
そのため車に乗れないことを聞いた

なるほど、そういうことかと納得。
車の運転ができない?
私は運転できるし車もあるし

『私の運転ででかけましょう』
咄嗟に出た言葉だったし
本心だった。

正直、恥ずかしながら
脳腫瘍も癲癇も聞いたことがある程度で
どんな病気か全然知らなかった。

ただ、そのことを負い目に感じていることは
彼の様子で分かった


私は子供の頃からアトピーに苦しんだ
学校を休んだり、夢を諦めたり、休職したり
そんなところで痛みに共感した部分もあった気がする

食事を終えて、帰ろうとした時
彼から告白され、私たちの付き合いがはじまった


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