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『可愛いだけじゃない式守さん』のヒロイン「式守さん」の名(下の名前)を予想してみた

こんにちは!

突然ですが、『可愛いだけじゃない式守さん』の話をしてもいいですか?

『可愛いだけじゃない式守さん』は、高校生カップルの式守さん(彼女)和泉くん(彼氏)が送る、平和すぎる日常が描かれた作品です。

相思相愛な2人に障害があるとすれば、それはきっと和泉くんが持つ極度の不幸体質だけ。

街を歩けば建て付けの悪い看板が降り落ちてきたり、道を歩いているだけで車に引き摺り回されそうになったりします。...結構な障害ですね?

でも大丈夫。和泉さんは式守さんが守ってくれるのですから。普段はとてもかわいい式守さんが、有事にはカッコよく和泉くんを助ける。そんなギャップさえ魅力になってしまう作品です。

女の子可愛いさ、カッコよさが凝縮された本作で、どうしても気になることが僕にはあるのです。いえ、作品を愛読しているみなさんだって、気になっているはず。それは……










「式守さんの名(下の名前)ってなに??????」










そう、本作は中心人物である式守さんの名(下の名前)が明かされていないのです。

もう7巻も出ているのに…なんで? 

マンガって2巻の冒頭にキャラクター紹介があるんじゃないの?? 

巻頭でメンバーが輪になって寝転んでる絵の横の所に、それぞれの名前が表示されてるんじゃないの?????(?)


紹介ページがないマンガなんて見ちゃったら…








名前を予想したくなっちゃう〜〜〜!







ということで、『可愛いだけじゃない式守さん』という作品に登場する、ヒロインの式守さんの名(下の名前)を勝手に予想していくことにしました。

(※この記事は『可愛いだけじゃない式守さん』の第8巻までの内容をもとに、式守さんの名(下の名前)を勝手に考察をする記事です。ネタバレが心配な方は第8巻まで読んだ後にまた来てね!!まってるからね!!)

名前の候補を書きだしていく

さっそくですが、思い浮かぶ名前の候補をバッと挙げていこうと思います。

インターネットで「よくある女の子の名前」みたいなキーワードで検索した後、よりすぐった候補はこちらです。

・湊(みなと)
・翠(みどり)
・雅(みやび)
・蜜(みつ)
・径(みち)
・澪(みお)
・幹(みき)
・操(みさお)
・南(みなみ)
・嶺(みね)
・都(みやこ)
・幸(みゆき)
・尊(みこと)
・岬(みさき)
・聖(みずき)

どうしてこの候補が浮かび上がったかというプロセスを辿り、最終的には上記の候補の中から1つに絞って、本命の名(下の名前)を決定していきたいと思います。

ポイント①「みっちょん」


式守さんの名(下の名前)を予想する上での最大のヒントは、第1巻で明かされています。

それは「みっちょん」というあだ名です。友人である猫崎さんがつけたあだ名であり、式守さんのことを指します。真木先生から受け取ったこの大ヒントを大切に、予想を展開していきましょう。

式守さんは名字に「み」が入っていないので、名(下の名前)に「み」が入っているのだと予想しました。

「○○み」もしくは「み○○」あたりの名が候補として有力です。もしかしたら「○み○」かもしれませんが、いずれにせよ語頭、語尾、もしくは語中あたりに「み」という文字が含まれると仮定しました。

ポイント②主要メンバーの名前

視点が少し変わるのですが、予想をするに当たってもうひとつ考えておきたい要素があります。

それは、友達の名前です。

第2巻あたりから、式守さんと和泉くんを含めた仲良しグループができ始めます。女の子3人、男の子2人。合計5人で構成される仲良しグループ。多すぎず少なすぎず、理想的な構成です。

式守さんと和泉くんを除くと、残りは女の子2人に男の子1人。

彼らのフルネームは第2巻にて判明しています。

・猫崎 亨(ねこざき きょう)
・八満 結(はちみつ ゆい)
・犬束 秀(いぬづか しゅう)

並べると気づきませんか?

そう、名字と名前を含めて3文字。もとより、名前が漢字1文字で統一されていることが判明しました。もしかすると、式守さんを含めた仲良しグループの名(下の名前)は、漢字1文字で統一されているのかもしれません。

ポイント③彼ら・彼女らの呼び方

もう少し、友達から考察を深めます。

僕は友達グループに関連した、もうひとつの予想を立てました。「みっちょん」の「み」の字は名(下の名前)の1文字目(語頭)から拝借したのではないか、と。その推測は、仲良しグループで交わされる呼び名に注目して導き出しました。

例えば、式守さんは和泉くんのことを「和泉さん」と呼んでいますよね。一方、和泉くんは「式守さん」と呼んでいます。(これ好き)

では他のメンバーに対してはどのような呼び方をしているのでしょうか。例えば、和泉くんが、犬束くんを呼ぶとき。

「犬束くん」

なるほどなるほど。和泉くんの丁寧な性格が見えてきました。

ちなみに犬束くんは和泉くんを「和泉」と呼んでいます。一見乱暴に聞こえるものの、犬束くんは気前のいいアニキ肌。実際はお互いに気の置けない仲なのだな、という関係性が伝わってくる呼び方です。好きだ。

また猫崎さんが式守さんを「みっちょん」と呼んでいる、という件にはさきほど触れましたが、式守さんは猫崎さんをなんと呼ぶのでしょうか。これは意外な結果に驚かれるかもしれません。

式守さんと猫崎はあだ名で呼び合っていました。最高。恋人に対して敬語の式守さんが、気の置けない同性の友達にはあだ名(しかもやや雑)なんですよ!?  ハァ〜〜。最高だ…。

同時に八満さんを「八満」と呼んでいるのも判明しました。いつのまにか定着してしまった名字呼び、みたいな感じかな。これはこれで仲の良さを感じられるので、最高。ちなみに八満さんは式守さんを「式守」と呼んでいます。本当にありがとうございます。

取り乱した心を落ち着けて整理してみたところ、仲良しグループで呼び合う際には「名字」「あだ名(名前の一部)」「敬称」が用られているとわかりました。そこから、導き出されたひとつの仮説があります。

それは、仲間内で奇をてらった呼び方はしていないのでは?   ということ。

とくに注目すべき猫崎さんは、式守さんと同じく同性の八満さんを「八満」と呼んでいます。なので、変わったあだ名をつけることが猫崎さんの個性というわけではないと考えました。犬束くんを「犬」と呼ぶ一面もありますが、「犬束」というベースは大きく崩していません。

なので僕は、猫崎さんは「み」を語中や語尾という、少し変わった場所から引用した可能性は低いのでは、と考えました。

以上を踏まえて「みっちょん」の「み」は名(下の名前)の1文字目だと仮定します。

【反論】「和泉くん」

これまでに

「みっちょんというあだ名」
「仲良しグループの名前」
「仲良しグループでの呼び方」

という条件を考えてきました。

その上で僕は、式守さんの名前には

「名前に「み」という文字が入る」
「名(下の名前)が漢字で1文字」
「み○○という語順」

という3つの仮説を立てています。そこまで考えて、忘れてはいけない要素がひとつ。それも反例めいた存在が僕の脳裏を過りました。それは……




和泉くんの名前も明かされていないよね、ということ。




読者の方はご存じの通り、和泉くんの下の名前も明らかになっていないですよね。でも実は、和泉くんも名(下の名前)のヒントは第1巻の16話で触れられています。

ゆう

いずみゆう。

…フルネームでは?

そう思いました。

しかし和泉くんを「ゆう」と呼んでいるのは、和泉くんのお母さんとお父さん。「ゆう」は「ゆうすけ」や「ゆうき」といった漢字2文字の名(下の名前)に対する愛称だ、という可能性もあり得ます(例えば、『ささやくように恋を唄う』のひまりちゃんが「ひまちゃん」と呼ばれるように)。

和泉くんのお母さんとお父さんの名前は、それぞれ「許子(もとこ)」と「明貞(あきさだ)」だと判明してる前提を踏まえても、和泉くんが漢字2文字の名(下の名前)を持つ可能性は十分にあります。

つまり、前提の「仲良しグループは名(下の名前)が1文字で統一されている」という仮説が成立しない可能性があるのです。

で、でも! これは和泉くんの話だし。まだ式守さんが「漢字1文字」であり「み○○」という名前である、という仮説を否定するには早いから!!

そう、信じています。頼む。

助けてママ...!

ポイント④式守さんのお母さん

和泉くんの登場で不安定になっていた、式守さんの名(下の名前)が「漢字1文字」である、という条件を補強していきます。

先ほどの推理では、和泉くんの家族の名(下の名前)が漢字2文字だから、和泉くん本人も漢字2文字の名(下の名前)を持つかもしれない、という反論がよぎりました。

では同じように、家族の名(下の名前)が漢字1文字ならば、式守さん本人も漢字1文字の名(下の名前)を持つかもしれない。

2021年1月に発売した単行本の第7巻に、式守さんのお母さんが初登場しています。








名前は「雅(みやび)」。








あ、「1文字」だ。

それに語頭が「み」です。マンガの世界では、姉妹や家族が主人公の名前に付いている属性を受け継ぐことは珍しくありません(『まちカドまぞく』の主人公、吉田優子の妹が良子、母が清子であるように)。

式守さんの名(下の名前)の候補から「雅」は消えましたが、語頭が「み」、漢字1文字、という可能性を捨てるには早かったようです。

そろそろ仮説も立てつくしたということで、次の視点を最後に結論を出していきます!

ポイント⑤式守さんの性格という視点

「名は体を表す」ということわざがあります。名前はその人の性格や在り方を表す、という意味です。

ならば最後に、式守さん自身に名前のヒントが隠れていないか確認してみましょう。

式守さんの性質には

・勉強ができる
・運動ができる
・恋愛に一途
・ふるまいがイケメン
・でも実は、乙女な一面もある
・カリスマ性がある
・意外と不器用
・そのぶん努力家
・やると決めたらやる

などの要素が挙げられます。

特にやると決めたらやる、という一面は作品を通して強く表れている性格です。

式守さんの名(下の名前)にもこれらの要素が反映されている、と考えると、予想した名前の漢字が上記の要素を表した語意を含んでいると、式守さんの名前として選ばれた可能性が高そうです。

最終候補の名前

真木先生からのヒント、友達、家族、そして式守さん自身。

それらの要素をまとめて、最初の候補から、本命の名(下の名前)をひとつに絞り込みました。

それはこちら!









操(みさお)










そう…この子は「式守 操(しきもり みさお)」です!!!!!(※僕が勝手に言っています)


「操」という字には、「自分の意志や主義・主張を貫いて、誘惑や困難に負けないこと」という意味があります(goo国語辞典より)。これは式守さんが和泉くんに抱く、恋人としての強い思いを表すのではないか、と推測しました。

第2巻にて、和泉くんの不幸体質に付き合うのは大変ではないか、という話題が出たときに「ほら 不幸体質であなたも嫌な思いするかもだけど…」という許子さんのセリフに対して、式守さんは「不幸だと思ったことは一度もないです」と断言します。

そして「心配しないでください 彼は私が守りますから」と続けています。

だから「操(みさお)」という文字は、芯が通った式守さんにピッタリだと思いました。

それともうひとつ。非常に個人的な理由ですが、式守さんは自分の名(下の名前)が可愛くないことを気にしているといいな、と思っています。

「操(みさお)」という響きは、他の候補である「みどり」や「みさき」のような女の子らしい名前と比べると、中性的です。どんなときでも和泉くんに可愛いと思われたい式守さんにとって、なんとなくモヤモヤする要素になっているかもしれない。そんな妄想を膨らませています。

さらにさらに。式守さんが自分の名前を「可愛くないから」と、友達にも呼んで欲しくないという背景があったら。

それを考慮した猫崎さんが「みっちょん」という可愛らしいあだ名を付けてあげていたら。そんな過去話があったら読んでみたい。そう思いました。

みんなはどんな名前だと思う!?

最後は個人的な理由がモリモリでしたが、以上が式守さんの名(下の名前)に関する僕の想像です。みなさんはどんな名前だと思いましたか? 

単行本の第8巻時点では、まだ名前が伏せられたままですが、巻数を積みを重ねれば重ねるほど、名前が明らかになることが楽しみになりますよね。

あくまで考察、だけどそんな楽しみ方もアリじゃない!?  という記事でした。最後までお付き合いいただきありがとうございます!!



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