人間図書館の話
話題
林:あなたにはこれですね、という人間図書館が必要。
坪本:自分だけの専門的なグーグルをたくさん見つけよう!笑
【喫茶店/ギャラリー/古本屋/古着屋などの場所を作った
知識豊富な人が作る風通しのいい場所
文化的である図書館が必要、の話】
坪本:私がいいな〜って思う本や人を紹介する人間図書館欲しい。
林:ネット上にはたくさんいるけど自分のこと知ってる人に紹介される方が素直に聞きやすいよね。友達に貸してもらった本はその本だけではなくその友達のことも深く知るきっかけにもなるしそのあとのコミュニケーションにも影響してくるし。
坪本:私はインターネットネイティブだけど、SNSあんまり見てないから…。
林:インターネット、自分の好きなものしか検索できないやつ…、TEDトークの危険性とかであった。東浩紀さんも「弱いつながり」で言ってたね。そういうの、外に出ようとか。寺山修司も言ってたね。
イーライ・パリザー:危険なインターネット上の「フィルターに囲まれた世界」(https://www.ted.com/talks/eli_pariser_beware_online_filter_bubbles/up-next?language=ja)
坪本:数年前にエコーチェンバー効果の話がfacebookで流行ってたの思い出すなぁ、笑
インターネットで好きなものしか検索できない問題はかなり気になっていて、編集っぽい行為を考える事で打開できる確率を増やす…とか考えていて…ちょっと話が逸れそうなのでまた今度。
坪本:他の人がどんな本を持ってるかでこういうことが興味あるんだなぁ〜ってのを知りたいし、〇〇さんこの本好きそう、とか、私はわかんなかったけど〇〇さんならこの手の話詳しそう!とかいつも思いたい。
林:ツイッター大好きなのでいいねが流れてきてこの人ここに興味あるんだ!ってよく飛んでみるけどそれが体系的に繋がるまで時間かかるなあ…。
坪本:いいじゃん、そんなにすぐ繋がらなくても、そのうち来るべき時に体系化するし、なるし、私が勝手に作っちゃってるのかもしれないけど。
林:来るべき時っていつなんだろう。そもそも整理ができる人、自分が感じるアンテナをいっぱい立てれる人は限られてる気がして、その人はその人たちで集まってるからどう届ければいいのかとか
坪本:人間一人ひとり、その人のアンテナが拾える周波数が違うから、数というよりは周波数かなと、どんな情報が好みで…ってところで集まる人が決まる気がする。
林:周波数をどう合わせるか、そもそも合わせる必要性はあるのか…? あるか、そうじゃないと知識が広がらないもんな。別の周波数の誤受信すれば面白い別の周波数が流せたり受け取れるようになる
ここでいう受信の定義は「自然に出るような状態=受信」
坪本:第二の図書館っていう場所とかでは、周波数の度合いが広いんじゃないかなぁ、と。
私はいろんな周波数を受け取ると刺激があって楽しいからそうするんだけれど、刺激がある=探求したい ではないから。
林:私はインターネットが好きで、いろんな情報を得るのが楽しいけどその偏り…、ディープさが怖くて、その偏りを怖がっていない人が怖いからいろんな周波を受け取れるようになってほしいのよ。
坪本:どこにいる人でも、Aという場所に行けばいろんな周波を見つけられるらしい、みたいな情報だけは広くあってほしい。受信できるかは別かなぁという気持ち。全てを受信して全てを人生かけて探求しろとは思わないけれど、こういう考え方あるんだ〜ぐらいには思うだけ思っていてほしい、し思っていたい。
坪本:第一の図書館が自分の持ち得ている知識だとしたら…。
坪本:第二の図書館は他からの知識のことだと思っている。大学で得る知識とは別の、大学での知識の慢性化・常に脳に刺激が必要。
林:講演を毎日聴くだけ、友達と喋ってはいるが、フィードバックや内容の実演は個人に任せられている。講演を聴くという動作が慢性化しているのでは。
・日々しん辞書📙 人間図書館
蔵書の入れ替わりが激しい図書館やシーズンごとにショーウィンドウが変わる服屋のような場所のこと。内容や受け取れるものは非常にいつも流動的である場所や人間のこと。
坪本:自分とは全く関係ないところにいる、物知りで自分と気があう人。人に限らず空間とか場所とかが人間図書館で第一の図書館になりうるのかなぁと。
林:自分では当たり前に染み付いている知識=第一の図書館。そこにたどり着くためにどうしたらいいのか。そもそも坪本は第二の図書館みたいな場所、どうやって入ったの。
坪本:インターネット。自分でネットで気になる服屋と本屋目星つけてて、お店の人と話してたりしたら他にもいいところあるよーって教えてくれて、いろんな場所にたどり着いた。歩いてたら出会えるじゃない。引きこもりのインターネット歩き能力を使っただけ。
単純に運が良かったのもあると思うけど。
林:若いだけで目立つからね、そういう界隈。
坪本:高校生ブランド笑。それはあったと思う。でも高校ではない空間で生活できるの、学生じゃなくて一人の人間として扱われる感じがあって、私は気分良かったけどな。
林:学校の先生は第一の図書館に近い気がする。自分で選んで行っているし、需要的に感じるし。
坪本:学校の先生ってカリキュラムに合わせて同じことを教えるって決まってるし。
最低限のラインのことを最低限で教えるというか…。
林:学校の先生って当たり外れあるよね。
坪本:あるある、専門的なグーグル早めに作るに限る、先生がそのきっかけとか、そうなってくれると嬉しいかもしれない。
林:まあ動いてたら。
坪本:学校の先生って普遍的な知識教えてるから君にはこれが必要だよって言い方あんまりしないね。
林:この作家似てるけど知ってる?あ、知らないです。 のやりとりをしたり、自分の知りたい知識について知っている人が周りにいると知識が深くなるけど学校とかは広くなるって感じだな。
坪本:第二の図書館といえる対象も変動しなきゃいけないと思っていて、本っていつも同じことしか書いていないけれど、自分の見方が変われば解釈も変わる。常に変化する不確定な情報をひたすら喋るところ、知れるところが第二の図書館かと。
林:それなんと言えばいいんだろ。
坪本:わかりやすく熟語みたいなので言えればいいんだけど、概念だけ伝わってくれたら…うーん、子供の頃好きだったお菓子の味が今食べてもあの頃の味かどうかわからない。みたいなところかな。製法が変わったかもしれないし、自分の味覚が変わったかも知れない。みたいな。どう?
林:あー、わかった!なんとなく。