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057  Q太郎

居酒屋といえば。

【お勧めシーン】 1人飲み、少人数飲み
【こんな人に】 老舗に行きたい、庶民的な居酒屋で飲みたい、一人飲みしたい、地元人気重視、オバQ好き

多分現存する中で上海最古の日本料理店。内装は変わったけど移転はしていない。
最初に行ったのは2007年ごろだったと思う。当時からもう老舗感があった。オープンしたのは90年代とのこと。
それから店主と話すようになって、一緒に飲んだり、友人がメニューのデザインやったり、という関係になり、今も通っている。たまに店内で会う日本人も、みんな20年前後上海にいる人ばかりだ。
このお店の良さは、ローカルにも本場にも創作にも寄せていない普通さ。焼き鳥、モツ煮、焼き魚、だし巻き卵、ほうれん草のお浸しなど、アレンジしようがない普通の居酒屋メニューを揃えている。これを、知る限り2000年代から全然変えていない。
上海のよくある和食店と異なり、刺身の下にかき氷状のものを敷いたり、フォアグラ、うに、うなぎ、和牛などで人々の気を引くこともなく、普通にやっている。
お勧めは焼き鳥(10元〜)。特にレバーとつくね。

つくね(右)と、あと焼き海鮮豆腐(左)もお勧め
レバー(左)と皮(右)

なので、「上海っぽい“なんちゃって日本料理”を見たい」という旅行者や、「レベルの高い和食がないと許さない」という人は、行ったら期待外れだと思う。普通に飲みたい人向け。
あと、大声で突然一斉に爆笑する日本人サラリーマングループがいないのも良し。


<これもお勧め>

「モツ煮込み」(35元)。あっさり白味噌仕立て。大根やこんにゃくなど具もたっぷり。
「イカわたホイル焼き」(35元)。これでずっと飲める。

<DATA>
上海市静安区富民路158号
地下鉄2、7、14号線「静安寺」駅8号出口から徒歩8分
11:30-14:00 17:30-23:30
☆週末夜は要予約

(掲載日:2025年1月5日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。


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