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V字回復に至ったその秘密とは・・・
V字回復。
その秘密を知りたくないですか?
私が売上を回復させた方法・・・。
そう、私は初めて歯向かったのです。
父の、先生の、全て言う通りにやってきて、イージーにやってきた私です。
ここでも一心不乱にやってきたのですが、初めて自分が師と思った人に背くことにしました。
なんで?
闇を感じ、本当の姿を見たからです。
どうして?
言っている言葉が、ウソばかりだったと痛感したからです。
気づいたんです。
自分の周りに、疲弊している人達が多くいる事を・・・。
今までは自分が先頭を走らなきゃと思って、アップばかりを見て走ってきましたが、初めて自分の足もとを現場をしっかり見てみたのがこの時でした。
グループの一人一人に目を向け、声を聴き、身体ごと目線を向けました。
そして、衝撃を受けます。
想像以上に士気は下がり、疲弊した空気が蔓延している・・・
そんな中でアップ達は、あぁしろ、こうしろ、と。
「今やる、すぐやる!」
「チェックしたの?」
「締め日前だよ!」
「当然でしょ!」
「目的は?」
「意味あんの?」
「ちゃんとやってから言って!」
「最初からそうしたらいいのに・・・」
「お前はズレてる‼︎」
疲弊してボロボロの状態に、鞭で強打するような言葉があられのように降ってくるのです。
もはや強制思考停止・・・
疲弊に疲弊を重ね、士気はますます下がる中でグループが良くなっていくわけがありません。
「このままではいけない・・!」
また私は、師を探す事にしました。
ゴルフでどうあがいても上手くいかなかったあの時、学ぶべき先生を探しましたように・・・。
この時参考にしたのは、現場への指示だしや命令をほとんどせず、チームをコントロールしようとしないグループ。
私が習った事とは全く違うマネジメントだったのです。
その人達は、アップを見ていない。
大きな打撃も受けず、窮地や困難をものともせず良い空気感を作っていました。
迷わず私は、その人に教えを乞う事にします。
「堀田さんは、どっち見てるの?」
「お客様は何?神様ですよ!」
「堀田さんのチームメンバーが、戦友かもしれないしお客様かもしれないですよね?」
「本当に大切にすべき事は何?」
「アップは神様なんですか?」
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私はハッとしました。
何を目指していたのだろう、どこを見ていたのだろう?
私が教わってきた事とは真逆の言葉でした。
そこにヒントを得た私は、再び現場にフォーカスしました。
私は自分の意志でアクションする事を決め、皆んなへ伝えました。
私は、やられて嫌な事をやってきたのかもしれない・・・。
のびのびと、自由に。上を気にせず、仲間を信じる事にしたのです。
目線を変え、メンバー皆んながやり易く、やる気になる事を。
そこに注力して全てを改めてみたのです。
底を打った私の状況は徐々に反応し雰囲気も変わり、最悪の状況から2年で売上は元に戻っていたのです。
そんな中、呼び出されます。
「お前はズレてる」
そこは、高級なお寿司屋さん。
しっとりとした、雰囲気のあるお寿司屋さんでした。
「お祝いだよ」と言われて行ったお寿司屋で、なぜか2時間半の説教や問答。
お前はズレてる・・・
延々とです・・・。
私は、高級お寿司の味を覚えていません。
きっと美味しかったんだろうなぁ、お寿司の数々・・・(笑)
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ストール将軍が言ってたのは、要約するとこんな感じです。
「なんで俺たちを入れないの?」
「なんで俺たちの言っている事がわからないの?」
「なんで俺たちの言っている事をそのまま伝えないの?」
俺たち・・
俺たち・・・
私はチームを信じたのです。
やりたい事をやってもらいました。
彼らのアイディアと行動力を前面に押し出しました。
チーム皆んなの力で、グループ売上は戻ったのです。
しかし、ストール達は違いました。
「ズレてる」
「ズレてる・・」
「ズレてる・・・」
「ズレてる・・・・」
私の頭を、この言葉がこだまし続けます。
あなたの判断は失策だ。
現状維持は衰退。
感情は挟まず判断は数字から理論的にしなさい。
これストール将軍達のありがたいお言葉(笑)
「だから、数字伸びたじゃん」
私の頭の中は理不尽で満タンになっていました・・・
現実は、業務停止が明けても売上半減のままだった疲弊した組織。
それが皆んな段々と笑顔になり、疲弊した空気は晴れてきて、
数字は業務停止前まで戻せた。
感情を挟まず、冷静に客観的にみて、私の判断が結果的に正しかったと思います。
しかし、ストール将軍達の判断は真逆だったのです。
私のために言っていると、必死でフォローしてくる他のアップもいましが・・・
全てのリーダーはグルで、私を修正するために設定されたお寿司屋さんでした。
小さなほころびが、どんどん大きくなっていくのを感じた夜でした。
その後、私は月収100万円を捨てて飛び出す事になります。
次は、そんな話をしたいと思います。
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