クリスマスに沁みる…ある若い女性の手紙
科学的に本当の話、現代は昔よりも時間の進み方が速いそうです。
毎週『サザエさん』を見ていますが、「えっ、もう1週間経った!?」と毎回ビックリ。私の生まれ月は12月で、少し前が誕生日でした。1年1年の記憶があったのは40代前半位までかなあ…そこから先は大袈裟でなく坂道を転げ落ちるように or ジェットコースターに乗ったように歳を取った実感(´ε`;)
毎日はあっという間。1年もあっという間。
加えて、現代人は膨大な情報(自分に不要なものも多い)に囲まれ、やらなきゃないタスクも山積み。昔よりコミュニケーションツールが増えた分、義理を果たす時間も増大。一つひとつのことにじっくり向き合う時間は少ないのでは? 右から左へ流していかないと自分のキャパがパンクしてしまうし。
でも、私達が「◯◯歳くらいまで続くだろう」と漠然と思っている人生も、いつどうなるか…あっという間かもしれません。
たまにはクリスマスに心静かに、こんな文章を読んでみるのもいいんじゃないかなと。とても感動した文章なのでシェアしますね。
オーストラリアのホーリーさんという、当時闘病中の若い女性が遺した手紙(不特定の相手にあてたもの)、現地では有名な文章だそうです。
「26歳という若さで、死と向き合い始めるというのは少し珍しいことかもしれません。
なぜなら、多くの人はこのことに目を背けて生きているからです。
毎日は当たり前のように過ぎていきます、まるでそれがずっと続くかのように。
私もいつか歳を重ね、シワができ、白髪になることを想像していました。
他の多くの人がそう考えるように、たくさんの子どもに囲まれ
愛に溢れた家庭を築くことをいつも考えていました。
しかし人生は儚く、貴重で、予想できないものです。
毎日を生きることは、与えられた権利ではなく贈り物なのです。
私は27歳です。
まだこの人生を終わらせたくない。
私は自分の人生を愛していて、とても幸せなのです。
でも、もう私にはコントロールすることはできません。
私はただみんなに、些細で意味のないようなことにあまり心配しないで欲しいのです。
そして覚えておいて下さい。
最後にはみんな同じ運命が待っているということを。
なのであなたの時間を、価値のある素晴らしいと感じることに使って欲しいのです。
嫌だと思うことはしなくていいのです。
些細なことには寛大でいてください。
もちろんイライラすることはあると思いますが、引きずらないでください。
そのようなことで、周り人々の人生に悪い影響を与えないようにしてください。
イライラしてしまう時は外に出て深呼吸をして、新鮮なオーストラリアの空気を胸いっぱいに吸い込んで下さい。
そして空の青さを、木々の緑を見てください。それらはとても美しいものです。
考えてみてください。
呼吸ができること、その素晴らしさを。
もしかしたら今日、渋滞につかまってしまったかもしれませんね。
あなたの愛おしい赤ちゃんが泣きわめくせいで、よく眠れなかったかもしれません。
美容師があなたの髪を短く切りすぎたかもしれないし
変えたばかりのネイルが欠けていたかもしれません。
自分の容姿が気に入らない人もいるかもしれません。
しかしそれらのことは些細なことです。
あなたが人生の終わりを迎える時、そんなことは考えないと断言できます。
人生全体で見れば、これらのことは本当にどうでもいいことです。
私の身体は日を追うごとに、どんどん痩せ細っていきますが
私の願いは、もう一度だけ家族と誕生日を過ごしたい
もう一度だけクリスマスを迎えたい
もう一度だけパートナーと過ごしたい
それだけです。
たったもう一度だけでいいから。
仕事がどれだけ大変だったか、エクササイズがどれだけハードだったかなどの不満を訴える人がいますが、まずは身体が満足に動くことに感謝してください。
たとえ理想の体型でなかったとしても、健康でいられること、身体が機能すること、それだけで素晴らしいことなのです。
食べ過ぎに注意して、適度に運動をし、新鮮な食事で十分な栄養を与えてください。
そして、お互いを助け合いましょう。
与えて、与えて、与えるのです。
他者に与えることで得られる幸せは、この上ないものです。
私ももっとそれをしたかった。
病気になってから、多くの人が私をサポートしてくれました。
とても返しきれるものではありません。
そのことを私は一生忘れないでしょう。
あなたが死ぬときにお金を持っていてもなんの意味もありません。
自分の服を買う代わりに、誰かのためにそのお金を使いましょう。
あなたが同じ服を着ていても、誰も気にしません。
何より大切な人を食事に連れていったり、贈り物をすることは気持ちの良いことです。
その際に、大切に想っているという気持ちを伝えましょう。
自分のためにお金を使う際は、モノではなく経験に使いましょう。
ビーチに行って足を水につけ、つま先で砂を掘り、顔を海水につけてください。自然を感じてください。
携帯の画面ばかり見るのではなく、ただその瞬間を楽しむようにしてください。
人生とは画面を通して生きることではないし、完璧な写真を撮ることでもありません。
大切な人との血の通う時間を大切にしてください。
早起きをして、鳥のさえずりに耳をすまし、朝日の美しい色を眺めるのです。
音楽を聴いてください。音楽はセラピーです。
犬を抱きしめてください。
携帯を置いて、友達と話をしましょう。
旅をしたいならしましょう。
生きるために働いてください、働くために生きてはいけません。
心が幸せに感じることをしてください。
ケーキだって食べていいのです。何の罪悪感もありません。
やりたくないことには、やりたくないと言いましょう。
他の人が考える理想の人生にプレッシャーを感じなくても大丈夫です。
平凡な人生を望んでも全く構いません。
愛する人に、毎日愛を込めて、愛していると伝えましょう。
そして覚えていてください。
もし何かが、あなたを惨めな気持ちにさせているなら
ーそれが仕事や恋愛など何であれ
あなたにはそれを変える力があります。
変える勇気をもって下さい。
この地球であとどれくらい生きられるか分からないのだから
そのようなことで時間を無駄にしてはいけません。
多くの人が同じことを言っていますが、これ以上の真実はないと思います。
とにかく、これは一人の若い女性からの人生のアドバイスです。
覚えていてくれても、忘れても、私は構いません。」
ーーその後、ホーリーさんは亡くなったそうです。
年内の閲覧、スキ、コメント、シェア、フォロー等、どうもありがとうございました(๑´ω`๑) 年末年始は全国的に寒さが厳しい予報。皆さんもご自愛の上、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年もコウモリ共々よろしくお願いします(*´ω`)ノ゙
日本では「もろびとこぞりて」ですが、英語の「JOY TO THE WORLD」の題のほうがいいなあ。色んなバージョンがあるけど正統派の合唱が美しい。