【雑学】雨のにおい
ゴールデンウィーク初日、ゴルフの予定でしたが雨で中止になりました。
小雨のなか、明るいうちに出かけると、なんだか雨でいろんなものが洗い流されてちょっと空気がきれいな気がしませんか。そんなとき、雨特有のにおいがしますよね。
雨のにおいの正体
雨のにおいはペトリコールなんて名前で呼ばれているそうです。雨滴が地面に衝突する瞬間にはじけて、エアロゾルと呼ばれる細かい水の粒になって空気中に放出されます。このエアロゾルに含まれる化学物質が持つにおいがペトリコールの正体とされています。
その化学物質のもとは微生物に由来するものだといわれていますが、エアロゾルのにおいがはっきりと解明されたという記事は見つけられません。自然由来の複合的なものなのかもしれません。
大雨になるとエアロゾルも雨滴に捉まってしまうし、地面も水たまりになって雨滴が直撃されなくなってしまうので、あまりにおいがしなくなってしまうようです。
雨のにおいは好き?
このペトリコールのにおいは、好きなひとも嫌いなひとも同数くらいいるようです。でもけっこうはっきりと認識できるにおいですよね。
ということは何か意味があるのかも。実際に自然界では、この化学物質のにおいで微生物をおびきよせる菌類が存在するそうです。そうして広い範囲に拡散されるということですね。花のミツなどと同じですね。
もしかしたら人間の本能に訴える特別な仕組みがあって、いつか解明されるのかもしれません。