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事業家集団環境で学んだ「伝える力」と「汲み取る力」の実践方法

こんにちは。堀越和也です。

前回は、コミュニケーションにおいて重要な「伝える力」をテーマとした記事を書きました。

コミュニケーションスキルと一口に言っても、その中には「自分の意見や思いを正確に伝える力」と、「相手の意図を深く理解する力」の両方が含まれます。
特に営業や企画提案の場面では、これら2つのスキルが密接に絡み合い、相手との信頼関係を築く重要な要素となります。
私は「事業家集団環境」で、この伝える力と汲み取る力を体系的かつ実践的に学ぶ機会を得ました。今回は、その学びを通じて実践した内容をご紹介します。

伝える力: シンプルに、魅力的に話す技術

事業家集団環境でのワークショップでは、商品やサービスを提案する際の「魅力的な伝え方」がテーマの一つでした。特に印象に残ったのは、簡潔さとストーリーテリングの重要性を学んだセッションです。

シンプルさの追求

グループ内で提案のプレゼンテーション練習を行ったところ、私の説明は「情報が多すぎて分かりづらい」と指摘されました。特に専門用語や複雑な構成では、相手が興味を失ってしまうことを体感しました。
その後、「一文で要点を伝える」ことを意識するようになり、具体例を使いながら、以下のようなシンプルなフレームを活用するようになりました:

  • 問題提起 → 解決方法 → ベネフィットの提示

この技術を使うことで、商談や社内プレゼンで「分かりやすい」と評価されることが増えました。

ストーリーテリングの力

また、ストーリーを通じて価値を伝える練習も行いました。例えば、「この商品が顧客の日常にどう役立つのか」を、背景を踏まえてストーリー仕立てで話すことで、相手の感情に訴えかける効果を学びました。
結果として、顧客により共感を持ってもらえるようになりました。

汲み取る力: 相手の言葉の奥にある意図を理解する

もう一つの大きな学びは、「汲み取る力」、つまり相手の本音やニーズを理解するスキルでした。事業家集団環境では、以下のポイントを意識したトレーニングが行われました。

質問力を鍛える

相手のニーズを引き出すための質問力を鍛えるワークが特に印象的で、学びが多いものでした。「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」を使い分けることで、相手の考えを深掘りする方法を実践しました。

  • オープンクエスチョン: 「この商品を使ってどんな課題を解決したいですか?」

  • クローズドクエスチョン: 「AとB、どちらの機能が優先ですか?」

これを活用することにより、顧客の潜在的なニーズを引き出し、より具体的な提案ができるようになりました。

非言語コミュニケーションの重要性

さらに、相手の表情や声のトーンから感情や本音を読み取る練習も行いました。商談では、「話している内容」だけでなく、相手が示す非言語的なサインを意識することで、より的確な応答ができるようになりました。

まとめ: 両方の力をバランスよく伸ばす

「伝える力」と「汲み取る力」は、コミュニケーションにおいて車の両輪のような存在です。どちらか一方が欠けていては、相手との信頼関係を築くことは難しいと感じます。事業家集団環境では、これらを理論だけでなく実践を通じて学ぶ機会が豊富にあり、自分の弱点を補強することができました。

もしあなたが「どうすればもっと自分の提案が伝わるだろう?」と悩んでいるなら、こうした場に身を置いて学びを深めることをお勧めします。それがキャリアを切り開く大きな一歩につながるはずです。