H2の資金調達について、最強なメンバーを募集しています
H2Corporationはヒューマン・セントリック(人間を中心にする技術)なAIとソフトウェア技術を開発し、建設業の改革を目指しております。現場の予算状況や原価を見える化するSaaS型ソフトウェアの「KISO」から始まり、現在は最先端のAIの学習方法や開発アプローチを活用した積算業務を自動化する「AI積算」を提供しております。
先月プレシリーズAラウンドで総額3.1億円の資金調達を実施しました。Spiral Capital株式会社とジャフコ グループ株式会社をリード投資家とし、Boost Capital、One Capitalファンド、米国のMetaPropの5社のサポートを受けて、事業を拡大しております。
何故H2が建設業の改革を目指しているのか、また今後の事業展開についてnoteで想いを発信できればと思います。
1. H2が解決したい問題
建設業は世界のGDPの約13%を占めていることをご存知でしょうか。人口の増加や生活水準の向上に伴い、新しいインフラや老朽化した建設物の更新に対する需要が高まっています。建設業はこの成長をサポートし、より公平な未来の創造に貢献しています。
しかし、多くの先進国では、建設需要が建設労働キャパをはるかに上回っています。労働人口が不足している中、建設資材もますます不足し、高価になっています。日本では、2020年のオリンピックに向けて大幅なインフラ整備が行われて、現在多くの建物や地域が再開発の予定となっている。このような旺盛な需要により、プロジェクトの遅延は常態化し、予算超過は新築住宅購入者などの消費者に転嫁され、コストのかかる、さらには致命的なミスが増加している。
過去10年間、日本の建設業界はデジタルトランスフォーメーションに向けて大きく前進してきた。大手建設業者をはじめ、多くの企業がワークフローをデジタル化し、プロセスを自動化してきた。しかし、現在利用可能なITやSaaSソリューションのほとんどはまだ第一世代であり、ワークフローのデジタル化には役立っているものの、意味のある生産性の向上には至っていない。これは、10〜15年前の医療におけるEHR/EMR導入の波を思い出させる: 病院は生産性の向上を期待したが、医師や看護師からは逆の結果しか得られなかった。同様に、建設会社は、初期のデジタル・ソリューションが実質的な効率向上につながっていないことに気づいている。
インフラが適切に更新されなかったり、古い建物が残ったままになっているとしたら、20年後の世界はどうなっているのだろうか。私は未来の社会作りと人々の暮らし、「way of life」、を守るためにH2を設立しました。
2. H2のビジョン
H2はヒューマン・セントリック(人間を中心にする技術)なAIとソフトウェア技術を開発し、建設業の改革を目標としています。ニューラルネットワークAI、マルチモーダルAI、生成AIと膨大なドメインデータを活用し、次世代の建設テックを開発できれば現場の生産性を10倍以上向上したり、現場作業員の安全性と建設物の品質を担保することができると信じています。
H2の主力製品である「AI積算」は、それまで紙やPDFの平面図から手動の拾い作業が中心となっていた積算業務を改善するAI搭載のSaaS型ソフトウェアです。ご導入頂いたお客様では最大90%の資材の拾い業務削減、ミスの削減、見積提出件数の向上を実現した事例がございます。2023年に空調設備の自動拾い機能をリリースしてから今までに、様々な大手サブコンや工務店にご利用いただいております。
3. H2の強み
H2の最大の強みは開発組織です。H2の開発メンバーは、LLMのような最先端技術の研究だけでなく、何百万人もの顧客に製品を提供してきた豊富な経験を持っています。他の企業にも優秀なエンジニアはいますが、製品を成功に導いた実績を持つエンジニアは数少ないです。
真にグローバルな製品を作るには、深い文化的理解が必要です。複数の言語をサポートすることは簡単ですが、異なる文化的規範、習慣、ワークフローにソフトウェアを適合させることは、はるかに困難です。私たちには、グローバルでありながらローカルに受け入れられやすい製品を推進するために、ドメインの専門家やUXの深い専門知識を持つメンバーがいます。
また、ゼネコン、サブコン、商社など、日本の大手建設会社とパートナーシップを結んでいます。これらのパートナーシップは、2つの重要なメリットをもたらします: (1) 業界のトレンド、課題、機会に関するマクロな視点を理解できる、(2) エンドユーザーへの直接アクセス。このような緊密な関係により、単に革新的と思われる製品ではなく、ユーザーのニーズに真に応える製品を作ることができます。私たちのチームは、電話や現場訪問などを通じて定期的にユーザーと関わり、私たちのソリューションを形作るリアルタイムのフィードバックを確実に得ています。
4. 成長チームを募集しています:
H2では下記のメンバーを募集しています:
- Senior AI Engineer (Computer Vision)
- AI Engineer (Computer Vision)
- Product Manager
- Chief Revenue Officer
- Enterprise Sales Executive
- SMB Sales Executive
世の中を変える、人々の「way of life」を守る、世の中に存在しない最高のプロダクト作りにチャレンジしませんか?優秀なエンジニアたちがあなたの参加を待っています!
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