Insurtech Connect Day2 レポート
※この記事はInsurtech Connectのレポート記事です。
Day0, Day1の記事をUpしておりますので、先にそちらをご覧ください。
おはようございます!
Insurtech Connect(ITC)のDay2は、朝活からということで、午前7時の朝食会に参加します!
メニューはマフィン、ヨーグルト、フルーツ、オレンジジュースでした。コーヒーや紅茶も飲むことができます。
朝ごはんを食べつつ、今日の予定とLinkedinのプロフィールを充実させておきます。
昨日伺った話によると、アメリカ、とくにシリコンバレーでは、Linkedinを介してビジネス上のやりとりを行うことが多いとのこと。その準備をしておく次第です。
午前7時半に朝食会場に着いたものの人影はまばらでした。自分はホテルで高い朝食を食べたくなかったので参加しましたが同時並行でヨガのイベントも開催されており、そちらに参加されている方も多いようでした。
まずは、Day2のファーストセッション。
ファーストセッションは見た目こそ派手でしたが、内容自体は一般的なお話でした。
ランサムウェアのお話なんかは、wikipediaに載っているような内容を、ジョブズのやるような派手なプレゼンに載せて、イイ声のおっちゃんが話しているような感じでした笑
エキスポ(展示会)に参加
ファーストセッションの後はエキスポエリアに移動!
昨日とは打って変わって、多くの人が歩き回っていました!
とりあえず片っ端からお話を聞いてみようと思い、気になったブースをとにかく訪問しました!
いろいろとブースを回ってみたものの、サスケが取り組んでいるようなweb代理店のようなブースは存在しておらず、ブローカー向けのツールやコンサルティング、リスクや査定(ヘルスケア/土地建物)の領域が多い印象でした。
1時間半ほど歩きつつ、ブースで自己紹介などをしたり、質問をしたりして、正直なところかなり疲れました笑
カンファレンスエリア再び
お昼を食べた後は再びカンファレンスエリアに。
「How to Grow Your Business in Challenging Times」という発表を聞きました。
この発表は興味深い内容で、Webでの保険販売が定着した中でさらに販売をグロースするためにはどのようにすれば良いかという内容でした。
サスケ社内やBtoBの案件でもよく話題に上がる、ライフタイムイベント→検索→選択→購入といった、Webありきの保険の販売が既にある程度定着している前提で、人々の保険購入がスムーズになった後の市場において、さてどのように事業を成長させていきますか?
というお話。
結論のように書かれていたのは、ミドルマーケット(中間層)に対してどのように販売していくか、それは試行錯誤中といったものでした。
Disrupting Digital Distribution Channels
少し衝撃的なタイトルのこのカンファレンス。
保険のデジタル販売が淘汰されるとすればというお話でしたが、こちらのカンファレンスにも参加してきました。
要約するとすれば、「保険購入」というものがそれと分からずに浸透した時に、保険のデジタル販売は淘汰されるのではないかという内容でした。
テスラを一例にして、自動車を「移動するもの」→「移動を含めたソフトウェア」と再定義したように、
例えば家を購入する時に、ユーザーの属性に応じて自動的に最適な保険加入がなされることが当たり前となったとき、「保険購入」という存在自体が不要になるのではないかというものでした。
エキスポエリアでもいくつかのブースにありましたが、自動車や家の損害保険において、ドローンやスマホで撮影した写真から自動的に査定をしたりといった仕組みはすでに開発されつつあり、
そのような仕組みと合わせて、シームレスな保険というものが定着していくようになれば、次第に「わざわざ保険を購入する」ということもなくなっていくのかもしれません。
例えば、スマホで飛行機のチケットや旅行のプランを選ぶ際に自動的に保険が付加されていたりしますが、それがいろんな分野に適用された時にどうなるかというお話でした。
他にもサスケが参考にしているPolicyGeniusの社長が登壇しているパネルディスカッションにも参加しました。
内容は、保険販売が拡大するにつれて、オンライン保険内での競争が激しくなったときにどのように保険会社とのパートナーシップを築くかというお話。こちらは内容的には「議論」がメインで、具体的な結論があるようなお話しではなさそうでした。(正直に言うと、英語も早口であまり聞き取れなかったです…)
Day2の総括
Day2のエキスポやカンファレンスを通じて感じたことは、Webの保険購入、保険のデジタルトランスフォーメーションといった、サスケが挑戦しようとしている領域がすでにある程度定着したとして、
その時にどのようなことがテーマになるのか、といった、「Insurtechの未来」を感じるような内容でした。(ただし、それは希望にあふれたものではなく、少しため息の出るようなものでした)
当然ながら、PolicygeniusのようなWebで保険を購入するということが市場にある程度受け入れ始められたとき、次に発生するのは、じゃあどうやって市場を拡大していくのか、代替/脅威となるようなものが出てくるのか、どうやってパートナーシップを維持していくか、といった問題に直面しますし、それをどうやって解決していくか、というのがもっぱらの課題であると感じます。
また「保険を購入」するという販売領域の展示がなかったこと、ユーザーに直接保険を販売するD2Cのような展示が見当たらなかったことも気になる内容でした。
後で聞いたところによると、保険販売の領域の方はちらほら参加はされていたものの、ブースの出展はされていないようでした。
リスク度を調査するような仕組みや、支払い/保全領域の展示が多く、より「シームレス」な保険を、全体が模索しているような、そんな印象でした。
Day3最終日は引き続き、エキスポや様々なカンファレンス、現地での交流についてレポートできればと思います!
それでは!
Day3に続きます。