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この絵はこの詩から生まれました ──詩の世界をアートに [第94回]


美しい港

世界でいちばん美しい港は
どこにあるのでしょう
ひとびとが
あいさつのかわりにひとつの歌をうたって
花のかわりに星をうえた鉢が
家々の窓辺に並んで
夕焼けがいつまでも消えない港
誰もが
出発することばかりゆめみている
おだやかなあかるい港は
どこにあるのでしょう

立原えりか


この詩、前回 [ 第2回 ] につづき、
再登場です。
今回は詩のイメージから少し離れ、
「出航」「旅立ち」というテーマで、
作画してみました。
この詩も好きな詩なので、
まだまだ別の絵が生まれてくるかもしれません。

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