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東アジアにおける寝そべり族の雁行型発展

サイレントテロ(日本)→N放世代(韓国)→寝そべり族(中国)


ここ数年、中国において、「寝そべりは正義!」とする寝そべり族が話題になっている。

寝そべり族は、住宅を買わない、車を買わない、恋愛しない、結婚しない、子供は作らない、消費をしない、をポリシーとする。

最低限の生活を維持することで、資本家に搾取される奴隷となることを拒否する生き方のことである。
(いや、、、資本家に搾取されないための組織が共産党だったのでは・・と、ツッコミをしたくなる。)


合計特殊出生率が0.72とダントツ世界一を記録した、ヘル朝鮮こと、韓国では、N放世代が登場している。

韓国では、わずか10年で、あきらめるものが右肩上がり増加している。
3放世代、恋愛・結婚・出産
5放世代、恋愛・結婚・出産・家・キャリア
7放世代、恋愛・結婚・出産・家・キャリア・趣味・人間関係

と、あきらめるものがどんどん増加していき、何もかもをあきらめるというN放世代となっている。

いや、隣国のことながら、ツラいものがある。
希望がない。
趣味や人間関係まで、諦めなきゃいけないのは、ツラすぎるよ。

いったい、こりゃどうなってるんやという感じである。

合計特殊出生率が0.72に低下しているのをみると、日本より厳しいんだろうなと思われる。


なお、韓国人インフルエンサーのハ・ワン氏も、頑張ることをやめて、ゆっくり生きることを推奨していたりする。
日本でも本が出版され、人気を博している。
ちなみに、ハ・ワン氏には彼女がいるようだ。
そりゃ、ここまで有名になれば、また芸術系の仕事をしてるから女性にはモテるのかもしれん。
うらやましい・・・


日本では、中国や韓国が寝そべりやN放に目覚めるはるか前、2000年代からサイレントテロがはじまっている。

車を持たず、なるべく外出せず、結婚せず、子供を持たず、友人を持たず、図書館を利用し、受け取る報酬以上の仕事は決してせず、人に期待せず、世間に求めず、夢を見ず、希望を持たない。

すべてをあきらめる、N放世代と一緒である。
寝そべり族と何が違うのだろうか?(同じである 反語)


社会科の授業で、雁行型発展というのを習った。
工業には発展段階があり、軽工業から重化学工業、そしてハイテク工業へ発展する。
日本において、ハイテク産業が発展し、それを韓国が追いかけ、追い越し、それをまた中国が追いかけ、追い越すという感じで産業が発展していきますよ、という理屈。

これは!
まさに、寝そべり主義の雁行型発展!

日本が先駆者として、サイレントテロを開始し、韓国がN放世代を生み出して追随して、そして中国で寝そべり族が広がる。

サイレントテロから、寝そべり族まで、きれいに雁行型発展をしている!


サイレントテロ、N放世代、寝そべり族に共通するのは、なるべく行動しないということ。
社会に対して希望を持たないこと。
恋愛や結婚をしないこと。
子供を持たないこと。

その根本に存在するのは、
”あきらめ”
である。


無キャ

寝そべり先進国、日本では寝そべりやサイレントテロという”運動”や”主義主張”は、もはや存在しない。
無キャとして、その人個人の生まれもっての資質にまで、生き方に落とし込まれている。

Youtubeや、マンガやアニメが、めちゃくちゃ普及した現在社会において、無キャの数は右肩あがりに増加しているだろう。

例えば、1970年代にはマンガやアニメは、ここまで手軽で大量に供給されているわけではなかった。

1970年代では、無キャ的な傾向を持つ人も、厳しい現実と向き合わなければならなかった。
それに、近所づきあいや、親戚づきあいなどのめんどくさい人間関係も依然として存在していた。

2024年には、インターネット、ゲーム、SNS、マンガ、アニメなど大量の娯楽が存在しているのだから、無キャが大量に生まれるのはごく当然のことである。

無キャの人生(めんどくささを感じる人間)


かつて、マルクスは宗教は大衆のアヘンであると述べた。
マルクスが21世紀に来たら、発狂しそうになるだろう。

ゲームもアヘン、ポルノもアヘン、アニメもアヘン、アヘンだらけ。

麻薬中毒者大国だ日本は!
ということで、マルクスが見る日本は、ソドムとゴモラみたいな感じに見えるだろう。

日本国政府は、無キャが大量に生産される環境を放置している。

本来は、国が介入すべきだ。
いや、日本国が滅亡した次の政府においては、必ず規制されるだろう。

だが、現在の日本国政府が無キャの数を減らすための政策を行うことはありえない。

無キャの存在は、悪いことばかりではないからだ。


無キャを増やしたい国際連合


地球規模でものごとを考えると、無キャはとてもありがたい存在だ。

無キャの行動といえば、部屋にひきこもって、ゲームかネットである。

・・・・・、、、めちゃくちゃエコだ。
そして、無キャは当然ながら、結婚しないし子供も設けない。
エコだ・・・・・・

とても、とてつもなく省資源である。
人間として、使用する化石燃料も少ないし、排出するCO2も少ない。

21世紀の日本が誇る、アヘン
ゲーム、ポルノ、Hentai、アニメ、Youtube、ゆっくり解説動画、Twitterなど無キャを作り出す装置たち。

これらの麻薬を適切に使用することで、人類の消費エネルギーをうまくコントロールできる。

無キャは、時代に取り残されたかわいそうな人たちじゃない。

無キャは、時代の最先端の生き方である。

現在の陽キャの子供たちも、増え続けるアヘンに飲まれて、無キャの仲間入りをすることになるだろう。

そして、それは国際連合をはじめ、人類のエリート層が望むことでもある。


まとめ


東アジアでは、2000年代から日本→韓国→中国と、経済発展と同じ経路で寝そべり主義が広がっている。

サイレントテロ(日本)→N放世代(韓国)→寝そべり族(中国) 

寝そべり先進国日本では、”無キャ”という形で、”サイレントテロ”が自然な生き方として、新しく定着している。

寝そべり主義の普及は、人類の持続的な発展の観点から考えると、非常に都合がよい。

無キャの人口は、右肩あがりに増加していくだろう。


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