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弱者男性共和国

「弱者も群れれば強くなる」


子孫を残せない弱者男性


弱者男性はおとなしく死ね 論


ここでは、弱者男性=非モテ男性と定義する。

弱者男性は、女性からみて魅力がない。弱者男性は、女性から”いないもの”として扱われる。それどころか、”見るハラ” など、存在自体が罪になる。(目をつむって歩けと?)

女性は、上位の男にしか興味がない。

男と女の ”モテ”には、非対称性が存在する。
お見合い主体だった男女の結婚制度に「自由恋愛」が持ち込まれたことで、女性と男性に大きな格差が生じた。結果として、大量の非モテ男性が発生した。

https://jp.quora.com/ より


弱者男性について、世間は冷淡である。

若ければまだ、がんばろうぜ!
と応援もされるが、若くなければ、もうあきらめろと言われてしまう。

あきらめろ論の要旨は、こうだ。

①弱者男性は、パートナーを得ることができない。
②自然界において、劣ったオスはパートナーを得ることができず、淘汰される
③だから、弱者男性はおとなしく世間にめいわくをかけないよう社会の片隅でひっそりと生きていけ(そのまま淘汰されろ!)

確かに、女性と接する機会がほとんどない弱者男性が、女性と接するとひどく疲れる。実際問題、すべてをあきらめて生きていくのが楽だろう。
(安楽死したほうが、もっと楽だというもっともな意見もある。生まれてこないほうがよかったという反出生主義が広まるのも無理はない。)

だが、上から目線で、世間にめいわくをかけず、社会の養分として生きていけ。おとなしく淘汰されろ。と上から目線で言われるのは、イライラする。

淘汰されるのは、動物として自然なことだから、納得しろ!という論調にも、違和感がある。

なぜそこだけ自然界を持ち出すのだろうか?
自然界なんて、ルール無用、暴力上等!
ガチの弱肉強食、法律も道徳もクソもない状態である。

なぜ、弱者男性の無抵抗を正当化するときだけ、大自然のルールを持ち出すのか?

人間が誕生して以降、女性の分配は比較的平等であったはずだ。

狩猟採取、あるいは農業社会でも、男性は現在よりずっと多くの暴力性をもっていた。弱者男性があばれたら、小さな村など壊滅してしまうだろう。

実際に、昭和の時代になっても、狩猟を行う田舎では、たったひとりの弱者男性が暴れただけで大惨事になっている。

そもそも、女性に大きな選択権はなく、女性の分配は村の権力者が差配していた。村に対して貢献が大きければ、男性は女性を分配されていたのである。

弱者男性は、女性の権利向上によって生まれた副産物だ。

人類史上、弱者男性は存在したことがなかったのである。


男は弱くなった

なぜ、令和では津山事件のような弱者男性による凶悪事件が発生しないのか?

それは、大日本帝国が太平洋戦争に負けたからだ。

銃刀法により銃や刀剣が厳しく規制されるようになったのは、GHQによる日本占領が関係している。GHQが旧帝国軍人の武装解除を徹底するために、銃刀法を強化したのである。

さらに、都市化が進んだことで猟銃やナタを使う機会がなくなった。日常的に暴力が抑制されるようになった。

暴力に慣れていないから、凶悪事件を起こしたくても起こせなくなったのである。


男性の半分は子孫を残せません!

2020年の日本では、4割の男性が生涯において子供を残すことができない。
将来的には、5割の男性が子供を残すことができない。

子供がいる人は、間違いなく勝ち組である。


だが、生物としての目的は子孫を残すことである。

弱者男性は、それでいいのだろうか?

そうはいっても、女性に対して頭を下げて、奴隷契約同然の結婚契約を締結してもらって、怒られながら子供をもつという、厳しい取引には気が進まないだろう。

2024年の日本の倫理観では、男性は家族に対する無限責任を負うとされている。馬車馬のように家族のために生きなければならない。そのようなプレッシャーを男性は社会から間違いなく受けている。

結婚に失敗した既婚男性のほうが、はるかに独身男性より不幸である。これは、身の回りの情報からもそうだといえるだろうし、データ上もそうである。

結婚は、ギャンブルである。
負ければ確実に不幸になり、かつ引き返せない。
であれば、リスクを避けて、結婚しない人が増加するのは当然だといえる。



弱者男性は、子供を望まないのか?

結論を言おう、No.だ。

弱者男性とて、生物である。
本心では、子供をつくりたいと望んでいる。
女を孕ませたがっている。

何故そう言えるのか、根拠を示そう。

根拠① :高級ソープランド
ソープランドの集積地である、福原では高級とされるお店がある。高級店では、避妊具なしでの性行為が可能である。もちろん、価格は数万円単位で高くなる。
この種のお店はたくさん存在しており、余分なカネを支払う男性がたくさんいることを示している。

ちなみに、避妊具なしは男性にとっても性病の感染などを伴い危険である。それにもかかわらず、高級店が高価格帯を維持していることは、いかに男性がゴムなし性交を欲しているかを表している。

根拠②:AVにおけるジャンル
AVにおける人気ジャンルランキングでは、
 1位:巨乳
 2位:中だし
となっている。
男性が巨乳好きであることは、よく知られている事項だと思われる。
そして、男性にとってまた、中だしが同程度の人気のジャンルである。

根拠③:大久保公園の相場
大久保公園では、立ちんぼとよばれる女性たちが売春をしている。そして、ここでも避妊具ありと避妊具なしが選択されるという。
避妊具なしとか、非常に危険そうであるが、だがしかしここでも少なくない男性がカネを多めに払ってリスクのある選択している。

もちろん、これらにより妊娠が発生するはずない。ピルなどで予防しているだろう。理性的にはとんでもない、割に合わない行為である。だがしかし、それでも本能的に男性は、避妊具なしを選択してしまう。

弱者男性も、本能的には子孫を残したい、子供をもちたいと思っている。

だが、弱者男性にとって、子供をもつためのハードルがあまりにも高すぎるため、それが不可能なだけだ。



弱者男性解放のまち 高知 


弱者男性に子孫を残させることは可能か?

弱者男性は、弱者なのに団結できない。
団結できないから、何もできない。

このまま、何もせず、社会の片隅で誰にも気づかれずにひっそりと死ぬ。ただ、税金とバカ高い社会保険料を支払い、馬車馬のように働かされ、奴隷のように他人に労働力を搾取されるだけの存在として死ぬ。

だが、これではあまりにも悲しい。
悲しすぎる。

ここでは、弱者男性がある程度まとまって行動できると仮定する。

子供を持つ可能性がゼロの弱者男性でも群れることができれば、50%以上の確率で子供を持つことが可能になる。

弱者男性解放戦線

まずは、弱者男性を束ねる組織が必要だ。
弱者男性解放戦線をつくる。

弱者男性解放戦線の最終目標は、弱者男性共和国の設立である。女性や既婚男性などの属性が異なる人間と一緒にいると、弱者男性は搾取される。弱者男性がそれ以外の人間から迫害されないように、物理的に分ける必要がある。

だから、弱者男性は弱者男性だけで独立した国をつくる必要がある。
まずは、日本の中で主に弱者男性が集合して住む自治区を設立する。


弱者男性解放のまち

高知県に弱者男性自治区をつくる。
高知県を選んだ理由は、以下の通りだ。

①陸の孤島:高知県はアクセスが悪い。周囲を山に囲まれており、主要幹線道路を封鎖すれば、交通を遮断することができる。実際に、大雨、豪雪、霧などにより道路が遮断されると、どこにも行けなくなる。空路が一番便利である。
自治区をつくる場合、交通の不便さは大きなメリットだ。弱者男性以外の人間が入ってこないように入出国の管理を容易にできる。

②太平洋に面する立地:弱者男性自治区も石油・LNGなどのエネルギー、原材料や電化製品などを輸入するため、海外貿易をする必要がある。また、外貨を稼ぐために工業化しなければならない。貿易をするために必須となるのが港である。

高知県は太平洋に面しており、たくさんの港をもつ。2024年現在、高知県では工業が発展していないが、工業化に適した弱者男性が集合すれば、世界有数の工業立国になることが可能である。

金融立国で有名なシンガポールも、マレーシアからの独立直後は工業立国をめざし、港と優秀な人材を武器に製造業で国力を充実させたのである。
面積的には、高知県はシンガポールの10倍程度だ。港と優秀な人材がいれば、高知県の工業化は十二分に可能だ。

③人口が少ない:高知県の人口は少ない。高知県の人口は約70万人であり、47都道府県のうち下から三番目だ。人口の少なさは、とても重要である。
なぜなら、弱者男性自治区を設立するにあたって、選挙で自治区設立を推進する県知事を当選させなければならない。
そのためには、過半数の住民が弱者男性自治区の設立に賛成しなけばならない。

日本の弱者男性の強みは、その数である。弱者男性の数は、1000万人とされている。弱者男性のうち、たったの5%、50万人を高知県に移住させることができれば、過半数近い票を抑えることが可能だ。弱者男性を高知県に集中させることにより、弱者男性自治区を合法的に作ることができる。

要するに、弱者男性が数にものをいわせて、高知県を乗っ取ってしまうのだ。

なお、鳥取と島根は高知県より人口がすくない。ただし、鳥取・島根は日本海に面しており、豪雪地帯である。雪は生産性に対してとてもやっかいだ。冬はひたすらに雪かきである。道路にヒーターを埋め込んだり、融雪剤をまいたりと、とにかく雪対策にカネがかかる。さらに、鳥取・島根は本州にあり、交通の遮断も難しい。

だから高知県が、もっとも弱者男性自治区にふさわしい。


弱者男性共和国


反自由主義 ・ 全体主義

弱者男性共和国(弱者男性自治区)では、全体主義的な国家運営を行う。
そもそも、自由主義は、弱者にとって割に合わない。

例えば、職業選択の自由を考えよう。
建前上は、だれでも自由に職業を選ぶことができる。だがしかし、華やかな仕事や、楽な仕事、割のいい仕事には競争があり、競争に勝てないとその仕事に就くことはできない。

能力に劣った者、その職業に就くために必要な情報がないもの、そもそもどの職業が”おいしい”のかを知らないものにとって、職業選択の自由はあってないようなものだ。

弱者は、相対的に自由主義の恩恵を受けることができない。

弱者男性共和国は、弱者のための国家である。

当然ながら、反自由主義的なイデオロギーで国家運営を行う。


反自由主義、開発独裁は初期の工業化にとってめちゃくちゃ有利である。
一例として、最初の共産主義国家、ソ連の経済成長を確認してみよう。

実は、1928年~1937年(第2次世界大戦開始直前)のソ連の経済成長率は10%を超えていた。第2次世界大戦後の1946年~1960年においても、10%を超える経済成長率を達成している。

ソ連は、第2次世界大戦期をのぞいて、25年間も10%を超える高度経済成長を記録しているのだ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjce/51/1/51_1_17/_pdf  より


日本は、高度経済成長期の1955年から1973年まで、約10%の経済成長率を記録したとされる。東洋の奇跡、所得倍増の時代である。

だが、ソ連の1960年までの経済成長率は、日本の高度経済成長期を超えている。

弱者男性共和国の建国の場所は、高知である。高知県は、そこまで工業化が進んでいない。だからこそ、開発独裁の手法をつかって、一気に経済発展をさせることが可能なのだ。

弱者男性共和国では、シンガポールや初期のソ連を手本とした開発独裁で、経済を一気に発展させる。

(なお、日本の高度経済成長期でも、政府主導で資源割り当てを決めるなど、開発独裁的な経済発展を実践していた。)


性病対策  人類史に残る革命

人間の3大欲求は、睡眠欲・食欲・性欲である。
21世紀の先進諸国では、睡眠欲と食欲については、十分に確保できるようになった。

問題は、さいごの”性欲”である。

弱者男性共和国では、国家ぐるみで売春を推進する。
国中にソープランドをつくりまくる。もちろん本番ありのデリヘルでもよい。

弱者男性共和国の国民は、男性ばかりだから、風俗嬢の方には、国外から出稼ぎに来てもらう。
当然ながら、衣・食・住完備で、快適な生活を国が保証する。

だが、風俗産業を国をあげて応援した場合、副作用が発生する。

実際に、ルネサンス期のヨーロッパでは、国民の福利厚生のために国営の娼館(ソープランド)があったとされる。だが、性病がひろがったことにより、国営の娼館制度が続くことはなかった。

国民の証、スマートリング

弱者男性共和国では、国民はスマートリングを常に身に着ける義務を負う。このスマートリングは、GPSと心拍測定機能が付属しており、常に国家に国民の位置と脈拍データを送信している。

脈と位置を測定するスマートリングにより、誰がどこのソープランドで、誰と性行為をしたかを常に監視できる。(風俗嬢の方にも、スマートリングを身に着けてもらう)

入国時の性病検査により、性病が弱者男性共和国内に持ち込まれることを防止する。ただし、水際対策を完璧にできるはすがない。性病が国内に入り込むことは避けられない。

だからこそ、GPSと脈を測定するスマートリングを使うことで、性病が発生したタイミングで、誰と誰の性行為があったのか履歴をさかのぼって確認することができる。この感染が疑われる人に対して、速やかな性病対策を実行できる。

人類の歴史上はじめて、性病を克服した国家を実現することができる。

たくさんの国民に、たくさんの性行為を提供した女性には、カネと勲章と名誉を与える。

人類が、売春に対してネガティブなイメージをいだいてきたのは、すべて性病によるものである。弱者男性共和国では、スマートリングにより性病問題を完全解決をする。

その結果、人間の3大欲求の最後のひとつ ”性欲”をみなが満たすことが可能になる。

人類が、誕生して以来、ずっと満たされることがなかった3大欲求を、すべての国民が満たすことができる。

ここに”地上の楽園”が完成するのである。


ウェルカム トウ 弱者男性共和国

弱者男性共和国では、”性”を平等に分配する。
そのために絶対必要なのは、国中のソープランドで働く風俗嬢である。

たくさんの風俗嬢を誘致しなければならない。

弱者男性共和国が提供できるものは、

給料
衣・食・住完備

安全な労働環境
性病対策完備

特に、スマートリングによる性病対策完備により、すくなくとも、日本国内の風俗産業と比較して良い条件を提示することができるだろう。

さらに、風俗嬢が楽しむための、イケメンを集めた無料のホストクラブも用意できる。
(たとえ、弱者男性ばかりの弱者男性共和国でも、数十万もの国民がいれば、当然ながら上澄みにはイケメンがたくさん存在することになる。この数十万から選ばれたイケメンに、ホストクラブの接客を担当してもらう。弱者男性共和国には職業選択の自由はないので、イケメンを強制的に集めることが可能である。おそらく、その強制度から日本の芸能界よりイケメン率は高くなる。)

さらに、希望者には、整形手術を無料提供する。

弱者男性共和国で出稼ぎすることで、カネを稼ぎつつ、イケメンホストで遊びつつ、完璧な顔面を手に入れて帰国できる。

さらに、一部の麻薬も解禁できる。

弱者男性共和国では、スマートリングシステムにより、全国民の位置と脈拍を監視している。(当然ながら、スマートリングを外した場合はその理由を特別警察から聴取される)

脈拍の常時監視をしているがゆえに、麻薬をある程度まで解禁することができる。大麻などを提供する特区を設置することもできる。

薬物依存の風俗嬢も、スマートリングで監視されながら薬物をエンジョイすることができる。

もちろん、弱者男性共和国の国民は薬物は厳禁である。薬物使用は、スマートリングにより厳密に監視されている。薬物を使用したとたん、彼はマグロ漁船に乗る運命が決定する。

全般的に、日本国内で風俗嬢として働くよりも快適な環境を提供できるから、弱者男性共和国には、たくさんの風俗嬢が来てくれるだろう。

もちろん、途上国から来る家族のために出稼ぎする女性や、シングルマザーで子供の学費を稼ぎたい女性なども大歓迎である。

山の老人 ~高齢者福祉への回答

中世のイスラム世界には暗殺教団の伝説がある。
この暗殺教団では、山奥に”楽園”を隠し持っている。たくさんの美女と美味しい食事と麻薬で、酒池肉林を楽しむことができる”楽園”である。

暗殺教団では、村の若者を拉致してきて、この楽園で美女と美食と薬物を楽しませる。そのうえで、村の若者を楽園から追い出し、もう一度あの楽園に戻りたければ、コイツを殺してこい。というのである。

弱者男性共和国でも、おなじような楽園を構築する。ただし、目的は暗殺ではなく、安楽死である。

日本国は、高齢者福祉により国の財政が圧迫されて滅亡寸前である。国家予算13年分の借金を抱えている。高齢者のめんどうをどう見るのか、高齢者をどう取り扱うかはめちゃくちゃに重い課題である。

弱者男性共和国では、”楽園”による安楽死システムを構築する。

弱者男性共和国の国民は、70歳を過ぎると”楽園”に行くことができる。
なお80歳になると、強制的に”楽園”に行かなければならない。

”楽園”では、最上級の美女と最上級の美食とクスリが用意されている。思う存分キメ〇クを楽しむことができる。
大半の国民が ”楽園” で、安楽死というより、腹上死をすることになる。

いままで、国家のために尽力してきた老人に、安楽死をしてくれなど、やはりひどい話である。

だからこそ、高齢者には最大限の敬意をもって、送り出すのである。
人生の最後には、人生最大の快楽をもって、送り出す。
これが、弱者男性共和国における高齢者福祉問題への解決策である。

国家権力の抑制

弱者男性共和国は、全体主義的な国家である。
だからこそ、権力が暴走しないような仕組みが必要である。

国民心拍情報の公開

弱者男性共和国では、全国民がスマートリングを身に着けている。
だからこそ、全国民のスマートリングの心拍を全世界にネット経由で公開することで、すべての国民が、すべての国民の心拍情報を相互監視できる。

この全国民の心拍情報の公開により、国家による不当な逮捕や不当な暗殺などが難しくなる。

国民皆兵と銃の所持
弱者男性共和国では、国民皆兵を採用し、全員がライフル銃を持つようにする。弱者男性共和国の国民は、全員が必要最低限の軍事訓練を受け、全員に銃が支給される。この銃により、権力と国民との相互監視が可能になる。

心拍やメンタルカウンセリングの充実により、銃撃事件が起きないように配慮はする。そもそも、銃撃事件を起こすような不平等が発生しないよう弱者男性共和国の政府は運営に気を配らなければならない。

一方で、弱者男性共和国の国民は、軍事訓練(サバゲーのようなもの)に参加する義務をもつ。どのような兵科に向いているかは、遺伝子検査と心理テストとAI判定によって決める。しかし、全国民がライフルくらいは撃てる程度の訓練は必要である。

もし、国家権力が暴走した場合には、ライフル銃で政府要人を物理的に暗殺すればよい。この暗殺に対する恐怖が為政者に”わきまえ”をもたらすはずだ。


弱者男性共和国とSDGs


現在の先進国は資源を浪費しすぎである。
先進国のライフスタイルは、持続可能性がない。


例えば、世界の人口すべてが日本と同水準の生活レベルになると、地球が2.8個分 必要だと言われている。当然ながら地球は1個しかないから、生活水準の切り下げは必須である。

地球環境の維持を考えると、21世紀の先進国の生活水準は高すぎる。

持続可能性を達成するためには、以下の方法がある。
・東京だけ 先進国水準の生活インフラを維持する
・東京を除く地方では、江戸時代と同程度の生活水準へ切り下げる

これにより、資源の消費量を10分の1に抑える。そして、持続可能性を確保する。これを楽園計画という。

楽園計画実現のためには、東京に住む上級国民以外の一般ピープルが団結して抵抗しないよう配慮する必要がある。そのために生み出されたのが弱者男性である。
弱者男性には未来がない。弱者男性と既婚男性・既婚女性とでは、立場や利害が違いすぎて団結できない。分断して統治することで、楽園計画への抵抗を封じる。

現在の社会が行きつく末は、楽園計画である。

東京の上級国民は、2024年の日本以上に快適でぜいたくな暮らしを維持できる。だが、東京以外の地方民は、電気・水道・ガスなどのインフラにアクセスすることはできず、江戸時代と同程度の水準で自給自足に近い生活に逆戻りすることになるだろう。

2024年現在でも、貧しいアフリカの僻地では前近代的な生活をしているのだ。それでもちゃんと人は生きている。未来の日本でも、おなじような生活をするだけだ。そして、これにより地球は持続可能性を取り戻す。

世界のトップ1%の富裕層たちは、自分たちの地球を維持したい。自分たちの子孫のためにも、温暖化で地球が灼熱の地獄になるのをよしとしない。

だからこそ、脱炭素は必須である。

弱者男性共和国は、全体主義国家である。
全体主義は、資本主義と比較して、きわめて効率がよい側面がある。

住居は、現実的には空き家を有効活用する形になるだろうが、経済発展により住居が不足する場合は、レオパレスのような規格品のマンションを大量に作る。資本主義社会のようなぜいたくな家やマンションは不要だ。規格化、標準化した住宅を徹底的に効率よく建設することで、余計な手間をかけない。

みなで集合して住むことで、光熱費を削減可能だ。内風呂は原則禁止として、銭湯を利用する。(この銭湯は風俗サービスの提供場所を兼ねる)

働く場所に住めば通勤にかかるエネルギーをゼロにすることができる。

服飾についても、機能性を重視する。自動車は、効率が最もよい自動車(ミライースや軽トラ)を大量に採用する。車種を統一すると部品を共通で使用できるし、修理も素早くできるから効率的である。

効率化=省エネ・省資源である。

弱者男性共和国の食堂では、栄養を十分考えられた食事が無料で提供される。大量につくることで、フードロスの削減が可能になる。
(※おいしくない食事は幸福度を下げるので、遺伝子検査の結果を反映して、好みが似ている国民を同じ食堂に割り当てるなど、工夫する)

全体主義国家というと、お腹いっぱい食べられない不名誉なイメージがあるが、弱者男性共和国では、ごはんのおかわりは自由である。さらに、カレーとソフトクリームも食べ放題である。

弱者男性共和国は国民の”幸福”を重視する。食べ過ぎは国家として国民にやってほしくないものの、人間の3大欲求 睡眠欲・食欲・性欲 に関しては配慮が必要である。

ドカ食いして気絶するような食べ方も弱者男性共和国は許容しなければならない。なぜなら、食欲は人間にとって根源的な欲求にかかわるものだからである。

脱炭素、省資源で、世界を牛耳る金持ち連中のニーズにあわせる。

消費できるエネルギー量は少なくなるが、集合住宅のカフェスペースや、銭湯の社交場などで、国民同士の交流が可能である。
システムが、孤独な人を見つけたら(脈とGPSで監視している)同じような性格の人と、おすすめの遊び(例えば、エアホッケーなど)を提案してくれる。

精神衛生上、悪影響を及ぼす”孤独”を排除するよう国家がおせっかいな介入を行う。

弱者男性共和国では、省資源・省エネルギー・持続可能性を維持しているにもかかわらず、高い幸福度を維持することができる。

決してぜいたくではない。
だが、国民の幸福度は高い。

全体主義による最適なリソース割り当てにより、国民は豊かさを維持したままで脱炭素を実現する。

もちろん、弱者男性共和国で、すべての人間が幸福になれるわけではない。

ファッションが趣味の人間には、スーツと作業着とジャージしか着るものがない環境はストレスだろう。

自動車が趣味の人間には、トラックやショベルカーなどを除くと、ミライースと軽トラとスーパーカブしか選択肢がない状況は我慢できないだろう。

彼らは弱者男性共和国では幸福になれない。だが、ファッションにも自動車にもさほど興味がない人間にとって弱者男性共和国は21世紀の日本国より圧倒的に幸福になれる場所になる。


孕ませる権利の平等

弱者男性共和国は、男性の孕ませる権利を平等化する。

カネの力を借りる。

まず、500万円で1人出産してくれる女性を探す。
500万円は大金である。
500万円であれば、出産しても割に合うと考える女性もいるだろう。

ざっくり、妊娠~出産まで1年かかるとして、女性が一人出産するまで1年間で500万円かかることになる。

この500万円を20人の弱者男性で負担する。
すると、年間負担額は25万円である。
月額 2.1万円の負担で、5%の確率で子供を持つことが可能となる。

弱者男性が弱者男性共和国で、30年間活動すると仮定する。

弱者男性は、1年間で5%の確率で子供を持つことができる。それゆえに、子供を持つことができない確率は21%である。つまり、8割の確率で自分自身の子供を持つことが可能になる。

さらに、子供の数の期待値は、1.5人である。

現代日本では0人の子供しか持てない弱者男性でも、弱者男性共和国に存在することで、1.5人もの子供を持つことができる。

これが、皆で協力することの力である。

弱者男性も団結さえできれば、平均で1.5人 も子供を孕ませることができるのだ。


子供の養育に責任をもつのは国家

弱者男性共和国では、子供の養育は国家が責任をもって行う。
子供はすべて、共和国の教育機関が育てる。子育て失敗のリスクは国が責任をもって最小化するし、失敗リスクが顕在化した場合に責任は国家が負う。

弱者男性共和国では、全員が生まれた時点で遺伝子検査をうける。だから、アスペやADHDの人間は、生まれた瞬間から振り分けられ、発達障害を考慮した教育をうける。

当然、虐待などの問題もなくなる。

子育ては難しい

子供がきちんとした大人になるためには、父性と母性をバランスよく与える必要があるといわれている。だが、実際問題、バランスよく父性と母性を与えることは難しい。特に、両親が発達障害ぎみであると、まちがった方向に努力をして、子供をひきこもりやニートや犯罪者にしてしまう。

例えば、犯罪に手をそめてしまった加藤 智大や田村瑠奈など、両親が特に異常というわけではなく、子供自身もそこまで邪悪でもない。
ただ、子供と両親ともに発達障害ぎみであり、学校などの環境でうまく適応できていなかった。ちゃんと発達障害に配慮した環境を用意できれば、彼らは苦しまなかっただろうし、犯罪なども起こさなかっただろう。

自由主義社会は、環境に適応できない人間 ”弱者” を踏みつけにして繁栄している。


弱者男性共和国の教育は、平等ではない。

遺伝子検査や心理テストで、発達障害ぎみと判定されれば、発達障害に適した環境で教育される。お勉強が得意でないと判断されると、体力仕事・職人仕事に向けた教育訓練を受けてもらうことになる。

だから、平等でもなければ自由でもない。

その代わり、快適さを保証する。”幸福”を与える。

話を教育に戻す。

全国 150万人のひきこもりや、ニート、8050問題などにみられるように、子育てをちゃんとできなかった家庭はたくさん存在する。
(150万人のひきこもり当事者だけじゃない。150万人の家族を含めれば500万人近いひとたちが、間違いなく苦しんでいる! 口先で実現できないきれいごとばかりを並べる評論家には、どうしたってイライラしてしまう。)

現在の教育環境は、非常にリスキーだ。子育てに責任をもつのが母親1人だけである。母親が特別に有能でなければ、アウトだ。

だから、組織として集団で子育てをする必要がある。人間、間違うことも多い。ヘンな教育理論に影響されて間違った子育てをしてしまう場合もあるだろう。

だが、現在の日本では、そんなときに止めることができるのは父親ひとりだけだ。男の立場が弱くなった現在では、奥さんを止めることができる夫は少なくなった。

昔は、親戚や近所のひとたちが子育てに ”おせっかいにも” 介入してきたので、母親がおかしなことをすれば、”余計なお世話” がはたらいた。親戚や近所の目がストッパーになる構造だった。

だが、いまや母親の判断が子育て方針のすべてである。

ろくに社会をしらない若い母親が全責任をもって子育てをすると、どうしても子供を甘やかしがちになる。現在日本の教育体制は、ニート量産体制と言っても過言ではない。

弱者男性共和国では、子育ては子育てのプロが、遺伝子検査や心理検査を使って最適な教育を行う。
(なお、現在日本のような強制力がない状態で、遺伝子検査や心理検査を実施するだけでは不十分だ。母親は、心理検査や遺伝子検査で”劣っている”場合、そんなことはない!とその現実を拒否してしまうからだ)

<引用:ダメ人間 宇津井が誕生する理由>
父親は家を建てれば責任を果たした事になると言わんばかりに、子育ては母親まかせだった。そして息子の事は母親の失敗にして、自分は相談もせずに早期退職をした。日本人の多くが持ち家を買えるようになると、躾そっちのけで家のローンのためだけに仕事をする父親が増えた。

宇津井優一に責任感・向上心の手本を見せる存在がなかった。ちゃんとお父さんがいて働いて家もあるのに、子供が育たなかったのはこういう家庭だ。

家庭への無関心のツケが今になって、たかがピラフを食べるだけで妻に苦々しく見られる事へとつながっている。仕事だけが唯一の役割だったのに、仕事をしなくなった父親に家での居場所はない。躾けがなく、衣食住が揃った居心地の良い家を用意されて、子供は寄生虫になる。

https://usijimakunnoningengaku.com/?p=49


弱者男性共和国では、子育ては国家が責任をもって行う。

そして、仕事も国家が責任をもって与える。

弱者男性共和国には、ニートやひきこもりは存在しない。
(弱者男性共和国は、社会主義的な国家である。能力が低くても仕事をみんなに与えることができる。)


幸福権の付与

弱者男性共和国では、すべての住民に幸福になってもらう。
すべての住民が幸福になることを保証する。

人類の歴史は、人権拡張の歴史である。

自由権
自由権は、17世紀~18世紀に確立した基本的人権である。
権利章典(イギリス 名誉革命)、フランス人権宣言(フランス革命)、アメリカ独立宣言で国家により保証された。

 国家は不当に国民を逮捕してはならない
 国民の私有財産を犯してはならない
 国民の自由を制限してはならない

 自由権とは、国家は余計なことをするな!
 という考え方である。

社会権
社会権は、20世紀に確立した基本的人権である。
ヴァイマール憲法(ドイツ)、日本国憲法(日本)などに規定されている。

生存権:生活保護を支給してくれ!
教育を受ける権利:義務教育を無償で支給してくれ!
労働基本権:ブラック企業を取り締まってくれ!

社会権とは、国家は、国民のめんどうをみる義務があるとする考え方である。

その代わり、自由は一部制限される。
生活保護や義務教育を提供するためには、税金をたくさんとらなければならない。特に、金持ちから多くとる必要がある。

また、ブラック企業と労働者の契約の自由に国家が介入する。公共の福祉のためには、国民の私有財産権(自由権)がないがしろにされる場合だってある。
 

幸福権(New!)
弱者男性共和国の憲法
幸福権は、21世紀に弱者男性共和国により、確立される予定の基本的人権である。
 
国家は、国民を幸福にする義務があるという考え方だ。そのかわり、国民は、政府による管理を受け入れる。例えば、国民すべてが遺伝子検査(および心理検査)を受ける義務があるなどだ。
 
遺伝子検査により、自身が向いている職業へ斡旋される。もちろん、ある程度幅をもったおすすめが示される。だが、人生をどう歩くべきかは国家が指針を決める。自由は制限される。GPSによりどこに移動したか、どのような行動をしたかが記録される。

国民は職業選択の自由を失う代わりに、自分にもっとも適した、自分がもっとも力を発揮できる仕事を得ることができる。

人間の3大欲求は、睡眠欲・食欲・性欲である。

自由権・社会権の保証では、睡眠欲と食欲は満たされるが、性欲は満たされない。

幸福権は、この人類史上かつて満たされることがなかった性欲を、すべての国民が満たすことを保証するものだ。



まとめ


女は、弱い男に興味がない。
社会は、弱い男を切り捨てる。

弱者男性は、社会から拒絶され、ただ搾取されるばかり。

弱者男性は、日本国において明確な被差別階級だ。
だからこそ、弱者男性は、自分たちの国をもつべきだ。

弱者男性には、未来などないし、悲しくわびしい人生しかおくれない。
ならば、独立に賭けてみよ!

幸い、弱者男性は数が多い。
数のごり押しで、暴力革命など起こさずとも合法的に国をのっとることができる。

武器をもって立ち上がる必要すらない。
まとまって投票にいくだけ、ただそれだけだ。

それくらいやってみせよ!

弱者男性よ、団結せよ!!

そして、弱者男性が人類の未来を切り開く。






おまけ:歴史は繰り返さないが韻を踏む


20世紀の世界史は、資本家 と 労働者 の対立を中心として動いた。

資本家 VS 労働者 の対立を背景に、
・世界最初の社会主義革命(ロシア革命)が起こり、
・第二次世界大戦が勃発し、
・世界の三分の一が共産主義陣営になった

だが、共産主義の主役  ”労働者”は、産業革命が起きるまで存在していなかった。例えば、江戸時代には、武士、農民、商人や職人は存在していたが、”労働者”は存在しなかった。

産業革命により、突如出現した”労働者”という集団が歴史の主役にいきなり抜擢されたのだ。

20世紀の歴史は、資本主義 VS 共産主義の闘いだった。

資本家と労働者の対立にいかに落としどころを付けるかが、人類にとっての大問題だった。(核戦争により人類絶滅の可能性すらあった)

最終的な落としどころは、社会主義的な制度(社会保障・年金・健康保険・累進課税など)を取り込んだ修正資本主義となった。純粋な共産主義は、1991年のソ連崩壊により終わりを告げた。

その裏で、フェミニズムによる革命が起きていた。

女性が、自分自身の好みだけで男性を選ぶことができるようになった。女性は、産む側の性であるため、男性への審査が大変厳しい。大半の男性が女性のお眼鏡にかなわなくなった。

また、自由恋愛制度が導入された結果、1人の魅力的な男性が複数の女性とつきあうようになった。普通以下の男性の価値はほとんどゼロになってしまった。ただただ、労働力の提供だけを期待される奴隷に近い扱いを受けるようになった。

フェミニズム革命の結果、大量の弱者男性が生み出された。
フェミニズム革命の結果、”弱者男性”という存在が、世界史にはじめて登場したのだ。

弱者男性は、弱い。
女性による選別の結果、”劣っている”と判断された連中だ。
そんな連中に何ができるというのだ?

だがしかし、20世紀の主役になる ”労働者” も弱かった。
労働者も、選別の結果、”劣っている”と判断された連中だった。
(劣っていると判断したのは女性ではなく、農村社会であった)

労働者が誕生した経緯はこうだ。
 ・農村で農業の効率が上がる
 ・人手が余る
 ・一方、都市では産業革命により人手が必要になる
 ・農村で食えなくなった連中が都市に一文無しで流れ着く

当初、労働者は、農村を追い出された農民だった。 文字も読めず、カネももたず、頭が悪く、能力が劣った人間たちだった。
農村で”いらない”と判断された連中が都市の労働者になったのだ。自分からすすんで、低賃金で劣悪な環境で働きたいと思うものなどいなかった。

だが、20世紀にはこの労働者が歴史の中心になり、国家をつくり、その国家が世界の三分の一を支配したのである。

弱者男性は、20世紀の労働者と同じ立場にいる。

第二次世界大戦は、”カネ”を獲得するために発生した戦争だ。世界恐慌により経済不況に耐えられなくなった日・独・伊の3国がやけっぱちの侵略戦争を起こしたのが、第二次世界大戦である。

今後の世界史は弱者男性を中心軸として動く。
21世紀の戦争は、”女”の分配をめぐっておきるだろう。


産業革命は、資本主義と労働者を生み出した。
労働者により、資本主義は共産主義革命の挑戦を受けた。

フェミニズム革命は、自由恋愛と弱者男性を生み出した。
弱者男性により、自由恋愛は乱婚革命の挑戦を受けるだろう。



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